元気ですかぁ!!!
元気があれば何でもできる!!!
元気があればマラソンも走れる!!!
ということで、今年も菜の花マラソンを走ってきました。
いや~、、走るって本当に難しいですね!
それでは早速書き進めて参りますが、いつものごとく長文ですしかなり真面目な内容ですので、お時間がある時にでもご覧いただけたら幸いです(*^_^*)
菜の花マラソン2024
菜の花の黄色一色に染められた指宿市内を走るマラソン大会。
会場までは車で行くのだが、今回はかなり運良くスタート前の駐車場に停めることが出来た。
スタートギリギリまで車で待機することが出来たのはラッキーだった。
この日の気温は最低気温が3度、最高が18度の予報。
走り始めが寒く、途中から暑くなるとのことで、服装に困る気温だ。
レース中は快晴も快晴で太陽がひたすら「こんにちは🌞」していた。
走る前から水分補給は毎回絶対にしようと決めていて、ちゃんと実行できたので良かった。
服装はいつも通りの落武者。
↑スタート前に薩摩剣士隼人のコスプレをされた方と撮った。
当たり前だが今回も目立つ。
極度の人見知りのくせになぜか目立つことをするという謎の行動をとる光氏。
車の中でのメイクも終わり、スタート地点に並んだ。
スタート15分前に自作ジェルを忘れたことに気付いた。
それなりにカーボローディングしたし、いらないかな?とも思ったけど、一応持ってた方が良いかと思い直し妻に連絡して、子どもに持ってきもらった。
実はこのジェルが今回の運命の分かれ道だった。
9時にスタートの号砲が鳴った。
いろいろあって、後方からのスタートだったので合計5分ほどのロスが発生するも想定内。
スタート直後↓
渋滞を抜けてから大体4:50/kmで走れば3時間半前後でゴールすると思っていたし、今回の目標はそこだった。
落武者で走ってると毎回だけど、沿道からの応援をたくさんいただく。
それと同時に、ランナーを越したときに驚かれたり笑われたりすることが多々ある。
今回も走りながらランナーに「ブログ見てますよ!」「youtube見てますよ!」「よく見かけますよ!」などたくさん声をかけていただいた。
少しずつだけど、落武者の認知度が上がってきてることを実感した。
とにかく、ありがたい限りだ。
声をかけていただいた方々、本当にありがとうございましたm(__)m
隙間があればひょいひょいと前に進んで走っていたら、5kmくらいからお腹が空き始めた。
「あれ?もうですか?」
適度にカーボローディングをしていたと思ってたが、今回はいつもより少なくしたのと海鮮丼に絶大な信頼を寄せ過ぎたことが仇となった。
お腹が空いてるのは気のせいと自分に言い聞かせ、ひたすらペースを維持して走り続けた。
トコトコと走ってるといつの間にか池田湖が見えてきた。
知らない方に撮っていただいた写真だが、ご丁寧にもインスタで送っていただいた。
本当にありがとうございましたm(__)m
この地点が大体13~14kmくらいかな。
わかっていたことではあるが、ここまでもこの後もひたすらアップダウンしかない。
登ってる時はきついんだけど、登り切ってしまえば下りが来ることがわかってるので、我慢して登ってその後下りながら休憩をすれば良い。
地味に脚にダメージが蓄積されるけど、これがまた走り方一つで走りながら部分の回復をすることが出来るのだが、このことはまたどこかの機会で…。
ハーフを比較的余裕な状態で過ぎたが、25kmくらいになったらさすがに脚が重くなってきた。
この時点で30km以降を走れる未来が見えなくなった。
そこでお腹はそこまで空いた感じはなかったものの、一応ジェルでも飲んでみるかと思いチューチューした。
するとなんと、脚の重さが自分でもビックリするほど消えた!
なるほど、自分でも気付かなかったけど、エネルギー不足になっていたようだ。
このままエネルギー補給をしなければ、いわゆる30kmの壁とかいうものにぶつかっていたことは間違いない。
スタート地点でジェルを取りに行ってもらって良かったと心から思った。
そんなこんなを試行錯誤しながら走っていると、菜の花マラソンで一番の声援ポイントである27kmくらいにある黄色いハンカチーフが目印の地元の建設業者「常磐建設」さんにたどり着いた。
今年も本当にたっっっっっっっっくさんの声援とおもてなしが用意されていた。
今思い出しただけでも目に海ができる。
そこでみかんを少しいただき、盛大な声援を受けながら走り抜けた。
マラソンを走りながら周りを観察してわかった事実として書くが、声援があればあるほどランナーは速くなる。
声援は本当に力になるのだ。
落武者になると本当にたくさんの声援をいただく。
ぼくのスタイルとして、声援に軽く答えるかひたすら前を向いて走ることにしている。
それは落武者という滑稽な姿で真面目に走ってる姿が良いコントラストになると思うからだ。
とにかく、常磐建設さんの声援ポイントは毎回泣きそうになるほどアドレナリンが放出される。
いつも本当にありがとうございますm(__)m
ここを過ぎて山川港に出る急な坂を下る。
実はこの坂が一番脚にダメージを与えられる。
しかし、下り坂の走り方が最近わかっていたので、難なく走って下り終えた。
この坂が終わると残り10kmとなる。
そこでジェルでエネルギー補給をして、これからの10kmに備えた。
さすがに脚に重さが来ていたが、少しペースを速めた。
この程度の重さであれば最後まで走り切れると踏んでの決断だ。
スタートして10kmくらいから頭の中でずっとモヤモヤと考えながら走っていた。
「去年までの自分だったら、全盛期の自分だったらもっと走れてたのに、なんでこんなに走れなくなったんだろうか…。」
これには明確な原因がある。
筋トレによる体重増加と、おごりから来た怠慢だ。
8月にゴルフに少しだけハマったのと、皆さんに筋トレを教える立場として筋トレを始めた。
ぼくは元々水泳や柔道をやっていたため、筋トレをしたらすぐに筋肉が戻ってしまう。
ここ数年68kgをずっとキープしていたのに、一気に74kgまで増えた。
本格的に走り始めたら落ちると思っていたこの体重というか筋肉が、ほとんど落ちずに73kgで走ったのだ。
12月の練習でも、とにかくスピードが維持出来ない。
ペース走なんて驚くほど走れなくなってしまった。
しかし、そんな筋肉云々より、もう一つの原因である「おごりから来た怠慢」、これが全てといっても良い。
ここ数年のコロナ騒動でそれ以前と比べて走らなくなった。
以前だったら夏でも300kmは走っていたのに、100km前後になった。
どこからくる自信なのか、3か月前から追い込み練習をすればサブ3はいけると思っていた。
周りに自分と同レベルの人がいないから天狗になっていた。
そういった怠慢が自分では気付かないレベルで徐々に自分の体力や走力を奪っていった。
この二つの原因により走れなくなっていたのだ。
山川港に着いた時点でこれまでの自分のタイムと身体の状態を計算したら、3時間半を切ることは出来ないなと思った。
「過去の自分だったらここからでも余裕で3時間半くらい切れたのに…。」
こんなことをモヤモヤと考えていた。
がしかし、ぼくはそんな過去の自分にすがるなんて気持ち悪いことをしたくもなかったし、バサッとその考えを捨てた。
「過去の自分と戦うんじゃなくて、今の自分と戦おう。」
こうして、気持ちを切り替えて、山川港から見える錦江湾の入り口を横目に、今の自分にできる走りに集中した。
これはどの大会でも同じだが、30kmを過ぎると急激に歩いてる人が増えてくる。
今回の菜の花マラソンでも同じだった。
そんな人に声をかけながらぼくは走った。
「あと少しだ、走り切ろう。」
そんなこんなをしながら、菜の花マラソン最後の、最強・最悪の登り坂といっても過言ではない37㎞付近の激坂にたどり着いた。
この激坂をなんとか走って登って、残り約5kmとなる。
そこで残りのジェルを飲み切り、本格的なラストスパートを始めた。
ゴールまでの一本道にたどり着き、見慣れた風景が目に飛び込んでくる。
1km1kmが長く感じられる。
けど、自分だけじゃなく、みんな同じなんだ。
みんなもきついし、長く感じてるだろうし、なんで走ってんだろうって思ってる。
だったら必死に走らなきゃ。
息を切らして駆け抜けなきゃ。
次に繋がる走りとか、そんなことじゃなく、今の自分の情熱を最大限に燃やして燃やして、燃やし尽くさなきゃ。
そんなことを呪文のように唱えながら、前だけを向いてひたすら走った。
↑41km地点くらいで撮っていただいた。
本当にありがとうございましたm(__)m
ついに競技場が見えてきた。
1秒でも前に進むためにさらに追い込んで走った。
競技場の中に入り、トラックの中を駆け抜けた。
↑やっぱりみんなそれぞれ必死に走ってることがわかる。
そして、ついに42.195kmの終わりを迎えた。
ゴール地点のスタッフの方々からの祝福を受けながら歩いた。
ちょっとした達成感はあるものの、悔しいなどの気持ちはなく、自分の状態をブツブツ唱えるように歩いた。
陽射しが強いことに気付き、影に座って少し休んでから、
「よし、次は鹿児島マラソンだ。」
そうつぶやき、歩き始めた。
鹿児島マラソンでどれだけ走れるのか予想もつかない。
もしかしたら今回の菜の花と同じくらいかもしれないし、もっと遅いかもしれない。
けど、情熱の限りを尽くして挑もう。
その時の結果なんて、今考えても仕方ない。
今は「今」を見つめて前に向かって走り続けよう。
↑参考までに10kmごとのラップタイム
終わり!
これにて終わります!
他の写真や動画はインスタにてアップしてますので、ぜひご覧ください(*^_^*)
長文にお付き合いいただきありがとうございました!
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