マラソン途中の給水について

鹿児島マラソンが終わってもう1週間が過ぎましたね。
鹿児島マラソンの1週間目に鼻眼鏡をしてスタートしようと車の運転中に思い立ち、すぐにアマゾンでポチって、振り込みました。
一向に到着しない鼻眼鏡に焦りながら待っていると、どうやら大会には間に合わないとのことでした。
絶望に包まれたぼくはすがる思いで100円均一に行くと、普通に売ってました。
こんな感じです。
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いざその鼻眼鏡をかけるスタート前になると、気分が高まり「そんなふざけてられるか!」と思ってしまい、鳥越トンネルを過ぎてからかけることにしました。
しかし、それどころの騒ぎではなくなりあまりのきつさに鼻眼鏡のことなんてスッカリ忘れてました。
なので、苦労して手に入れた鼻眼鏡は最初から最後までぼくのポケットの中で息苦しそうに眠ってしまいました。
ふざけた話はこれくらいにして本文を書きます。
この1週間自分の何がいけなかったのか考えました。
患者さんに聞いたり、サブ3ランナーの方に聞いたり、自分で調べたりしました。
今回の記事はランナーにとっては有意義な内容ですが、マニアックになるためランニングに興味がある方だけ読んでください。
内容としては、
⒈マラソン中の給水について
⒉食について
2の「食について」はまだ勉強中のため詳しく言及しておりませんが、1の給水についての詳しく書きました。
是非ご覧ください。
 
今回の鹿児島マラソンでぼくが失敗した最大の要因は右の横隔膜痛(脇腹)です。
これが出るまでかなり調子が良かったし、菜の花マラソンが終わってからの練習と調整はサブ3をするには完璧な内容でした。
なのに、走り始めて5〜8km付近で脚というよりも体全体に重さを感じ始めました。
10kmを過ぎるとゲップをしたあといつもの胃酸の逆流と右横隔膜痛がでてきました。
「自分がしてきた練習を信じろ」 と自分に言い聞かせるも、痛みがどんどん酷くなり25kmくらいでサブ3ペーサーから離されてしまいました。
練習では出ることのないこの横隔膜痛がなぜ出るのかを考えました。
以前からある程度の予測はたっていたのですが、今回の大会でほぼ確定的になりました。

「給水をしたあと」
痛くなるのです。
給水後その水分が胃に到達、その後十二指腸にいくはずです。
しかし、ぼくは胃から先に水分がいきにくい体なのかもしれません。

胃に貯まった水分が右の横隔膜に当たって痛みが出ること
が一番の原因と思われます。
2002年に日本記録を出したとき、高岡寿成選手が一度も給水をしなかったという話をサブ3ランナーの方に聞いたとき、ぼくは頭に雷が落ちました。
これは有名な話なのでしょうが、ぼくはそれを知りませんでした。
人それぞれ給水方法があるでしょうが、ぼくの場合「給水はなるべく控えた方が良い」ということがわかりました。

『給水は喉が乾く前に飲む方が良い。喉が乾いてから給水しても遅い。』

というのが定説ですが、人それぞれだということがわかりました。
ランナーの中には喉が乾いてから給水しても問題ないという文献もあります。
今回の鹿児島マラソンを含め、他の大会でもなるべく水分補給を大事にしてきたのですが、それがかえって裏目に出ていたのです。
これはぼくだけの症状じゃないと思います。
世の中にはぼくと同じような痛みで悩んでるランナー(ランナーだけでなくスポーツ全般かな)がいるはずです。
この給水に関することは自分で実験をしてないので確信的なことが言えませんが、今度4月の終わりにフルを走る予定なのでそこで人体実験してみます。
この横隔膜の痛みさえ出なければ間違いなくサブ3くらいはいけたはずです。
なぜならぼくは2時間50分くらいで走れるくらいの練習をしたからです。
今回の鹿児島マラソンのために20kmを3:58/kmで、10kmは37分30秒で走れるようにしました。
30km以上のロングを1月終わりから2月にかけて5回は走ってます。
もちろん練習はこれだけではありませんが、この練習内容をサブ3ランナーの方に話すと
『それは2時間50分くらいの練習内容ですよ。』
と言われたので、「やはりそうだよな」と思いました。
2時間50分で走れる練習をすればサブ3は確実にいけると思ったからです。
それが、結果として3時間26分でしたのでこの落ち込み方は練習内容に問題があるはずがありません。
「給水が原因で右横隔膜痛が出た」ということは確定ではありませんので他のことも考えてます。
それは「食」です。
ランナーに意外と多い、「走ってる時の腹痛」という症状がでやすい方は食が原因であることが多いです。
走ってる時人間は交感神経が優位になっているので内臓機能は落ちてるはずです。
なのに副交感神経優位の時にでる便意はおかしいのではないでしょうか。
試験の前に便意がするのも、実は「食」が関係しているのではないかと思い始めてますがまだ勉強中のため確定的なことが言えません。
緊張することで出るなんらかのホルモンがある食品と反応してお腹をくだすのではないかと思います。
今ぼくが注目し始めた食品は、食の基本である米・小麦・醤油・塩・味噌です。
腹痛に関しては小麦が原因で出るのではないかと思い始めてます。
もし詳しく知りたい方はこの本を読まれると良いです。

小麦は食べるな!
ウイリアム・デイビス
日本文芸社
2013-07-13

 
固定観念が覆される内容となってますので、是非読んでください。
今これらの食品の勉強を始めたので、これからある程度の考えが固まると思います。
とりあえず10冊ほどの本を買ったので食に関する詳しい内容は少々お待ちください。
 
ランニングを始めてから多くのことを勉強してきました。
それは、どうしたら速く走れるようになるかということがほとんどでしたが、まさか食をここまで深く勉強することになるとは思いもしませんでした。
これらの勉強は様々な意味で本当に役に立ってます。
この食の勉強を始めたことで、ぼくはまた一つステップを踏めると確信があります。
これはランナーだけではなく、運動をしてない方にも絶対役に立ちます。
なんだか自分の将来にとってすごく重要なことを勉強し始めたような気がします。
さ〜て、また新たな勉強が始まったぞ〜!
2年前ランニングの勉強を始めた時のワクドキが再びあります!
いや〜、勉強するって実に楽しい\(^o^)/

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