先日妻に言われました。
『今までのマラソンの最高タイムって3時間4分5秒だよね???それって3時間切ってる内に入らないの???ほとんど変わらないじゃん!』
「こいつはまた寝ボケたことを言っとるぞ」と思いましたが、一般の方からしたらそう思うのも無理ないかもしれませんね。
そこでぼくが熱くサブ3を語ろうではありませんか(((o(*゚▽゚*)o)))
という記事です。
面白半分で見てください。
(漫画が大好きななので今回の記事は漫画の要素を入れて書こうと思います。)
サブ3とは、マラソンを大真面目にしている人に希望と絶望を与える苦行以外の何物でもないのです。
そう、サブ3とは天国と地獄の桶狭間なのです。
マラソンを始めた時走り切れたらそれでいいやと思っていたのですが、人間とは欲深いもので上を目指そうとするのです。
アダムとイブが毒リンゴを食べたあと裸でいるのが恥ずかしくなるのと一緒で、速く走れないと自分の大事な部分が見えてしまうんじゃないかと思っちゃうような感じです。(聖☆おにいさんより)
サブ4はちゃんと練習していれば大概の人は達成できるものですが、サブ3は中々出来ません。
マラソン大会全体の約1〜2%の人々しか出来ないものであり、それは選ばれた戦士と言っても過言ではありません。
世界クラスになるとサブ2なんて言葉をお経のように唱えている人たちもいます。
そんな人たちはもう大天使クラスなので我々一般人ではお見かけすることすら許されない高尚な方々です。
その話はまたいつか気が向いた時にでもしましょう。
今はサブ3を熱く語ります。
サブ3を目指してるランナーは日々地獄の中で這いずり回る悪魔たちのように走ります。
「座禅」という言葉がありますが、ランナーからすると「走禅」とでもいいましょうか、一種の「悟りの探求者」といえるのではないでしょうか。
ここでサブ3を目指している人たちがどのような苦行をしているか箇条書きで書いてみましょう。
・スピード練習の時、無我夢中で呼吸のことだけを求めて走るとフォームがバラバラになり逆にタイムが悪くなりへこむ。(無我の境地で走らなければならない)
・一定の速いペースで走っている際、少しの間今日の晩御飯のことを考えてたらいつの間にペースが遅くなって焦ってスピードを上げて余計に疲れる。(晩御飯は鳥のササミとアーモンド)
・息をゼーハー言わせながら走っていると道行く人がモーゼの海割りの如く避けていく。(開け〜、ゴマ!)
・必死に追い込んでいるところ、信号が赤になるも止まることが出来ず余計な道を走ることになり苦行の道のりが長くなる。(ザ・ワールド!)
・必死に走っていると爪や足の指に異常を感知するも止まることなんてできないからマメが拡大していくのを実感しながら追い込むという苦行。(武装色の覇気発動!)
・35kmを超える長距離の練習の時(しかも一人で)、いつまでこの道のりは続くのだろうかと、ドラゴンボールの界王さまが住んでる星に着くまでの蛇の道のように感じる苦行。(界王拳10倍だ〜!)
・「ラストスパートだ〜!」とスパートをかけても結局速く走れなかった時の絶望感。(フリーザの最終形態と戦った時のベジータの様な絶望感)
・闇夜の中を走っているとちょっとの段差に引っかかり転倒し火の中に飛び込んだかの如く身体中に激痛が走る。(巨人になった後のエレンの如く熱い)
・寒空の中走って家に帰ってきても手が寒さでまともに動かず中々鍵を扱えず汗が冷えてきて身体中に冷えピタを貼ってる拷問が続く。(インペルダウンのLevel5くらい寒い)
もう書き出したらとまらなくなるのでこれくらいにしときます。
とにかく、ただの苦行でしかないのです。
なのになぜ走るかって???
サブ3したいからですよ!!!
サブ3の称号は伊達正宗ではありません。
3時間1分と3時間30分は同じでも、3時間1分と2時間59分は違うのです!
もっと言うなら、3時間00分01秒と2時間59分59秒は大天使ミカエルと堕天使ルシフェルくらい違います!
「2時間」という数字は特別なものであり、それはまさに悟りを開く境地のようなものです。
その悟りを得るために日々食べ物にも気を使います。
また箇条書きしてみましょう。
・ケーキを食べる時は「美味しそう」より「カロリーは?」が口癖になる。(カロリースカウターが欲しい)
・炭水化物を連日食べすぎると恐ろしくて体重計に乗らなくなる。(わかめご飯ならなんだか良い気がする)
・飲み会の次の日、体重計の上で頭をかかえる。(スーパーサイヤジンになれない自分を罵るベジータのように)
・鉄分を取るために、鉄をそのままかじれば良いのでは?と考えてしまう。(バナナか!)
・サプリに手を出したいがどれが良いのかわからないため、とりあえずDHC。(ビールか!)
・妻に食事についてあれが良いこれが良いと言うたびに機嫌が悪くなるため妙に気を使う。(チキンか!)
これも書き出したらとまらないためこの辺でやめときます。
とにかく、それなりに節制してるんですよ!
苦行の如く走り、苦行の如く食事を気をつけても中々達成できない境地がサブ3なのです。
「サブ3」という言葉の呪縛は中々熾烈で抜け出せないものです。
しかし、「バガボンド」という漫画の中にこのような言葉があります。
宮本武蔵が柳生石舟斎の寝床に闇討ちをしたものの、返り討ちにされる場面。
宮本武蔵が柳生石舟斎に問いかけたシーン。
『天下無双とは?』
『天下無双とはただの言葉じゃ。「天下無双」などと考えれば考えるほど、見よう見ようと目を凝らすほど答えは見えなくなる。見つめても見えないなら、目を閉じよ。どうじゃ、お前は無限じゃろう?』
とあります。
サブ3もそうなのかもしれません。
「サブ3、サブ3、サブ3・・・」とばかり考えてたら答えが見えないのかもしれません。
ぼくに足りないサブ3の要素はもしかしたらここの問題かもしれませんね。
一度目を閉じる必要があるのかもしれません。
って、そんな悟りのようなことわかるわけないでしょ!!!
目指すに決まってるでしょ、言葉にするに決まってるでしょ、サブ3!!!
剣豪の言うことなんて全くわからんです!
そんな高尚なことは達成した人間が言うことであってそこに達してみないとわからんものだと思います!
ぼくはサブ3を、皆さんは皆さんの目標に向かって走りましょう*\(^o^)/*
サブ3の価値観
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