第37回いぶすき菜の花マラソン〜落武者編〜

今年の菜の花マラソンは絶好のマラソン日和となりました！
気温は低めで天候は晴れ。
風は海沿いにいくと吹いていたくらいでした！
では、早速書いていきます＼(^o^)／
今回は自分のことと合わせて、みんなのことを書きながら進めていきます！
以後敬語略します！
 
 
『いぶすき菜の花マラソン』
 
諸事情により一人で行くことに。
去年が４時３０分に出て余裕すぎたので、今年は５時に出たが普通に車は停めれた。
来年はもう少し遅く出ようかな。
 
今回の菜の花マラソンは最後尾から走ることにしていた。
ロスタイムを考えるとサブ４ギリギリ出来るかな？というくらいだったので目指すはサブ４。
そもそも青島太平洋マラソンを終えてから全然ロングを走ってなかったし、年始の練習を完全にサボっていたため、まともな練習は出来ていなかった。
鹿児島マラソンに向けての練習のつもりで走る予定でいた。
最近、というか今週、というか水曜日から体調が思わしくなかった。
水曜日に１２kmのペース走したら右の太ももの裏を若干痛めてしまったのと、何だか体調不良だった。
拳汰先生に何とかしてもらいつつ超音波にて何とか違和感があるくらいまでになった。
体調は土曜日にビタミンCをガブ飲みして無理矢理何とかなった気にした。
こんなの気持ちの問題よ！
 
さて、言い訳はこれくらいにして話を進めよう。
体育館で落武者衣装とメイクを終わらせ、スタート地点に向かっている途中でスタートの号砲が鳴る。
しかし、最後尾からのスタートだから余裕のヨシオ。
１２分遅れでスタート地点を通過。
渋滞を無理に追い越しせず、適当に走ったり歩いたりした。
追い越すたびにランナーから「落武者だ」と言われた。
今回はメイクを白から黄色にした。
菜の花マラソンだからね。

実にインパクトに欠けるメイクだった。
やはり白じゃないとダメだ。
黄色だと何だか素顔がわかってしまう。
頓珍漢な感じが出てない。
このメイクはダメだ！
やってみないとわかんないからしょうがないさ。
 

前半がこんな感じ。
 
途中知らない方々から何度も声をかけられた。
『ブログ見てますよ！』
『サブ３頑張って！』
『今回は黄色なんですね！』
『落武者頑張れ！』
『この前の研修会でお会いしました！』
『青太でも走ってましたよね！』
などなど、たくさんの声を頂いた。
嬉しかったし、これからも頑張ろうと思えた。
ランナーからも応援者からも自転車見守り隊からも言われた。
その度にお礼は言ったつもりだったが、ここでまた伝えたい。
『声をかけていただきありがとうございました＼(^o^)／顔には出してませんが、かなり嬉しかったんです＼(^o^)／』
 
患者さんにもたくさん会った。
患者さんとは少しお話をしてから走り去った。
 
伊集院の女性二人( ^ω^ )
二人とも何だか必死だった。
もっと楽しまないとダメよ！
とこんなこと言いつつ、多分ぼくも必死に走ってる時は同じ感じなんだろうね。
スキーの葛西紀明選手の本を読んで最近超プラス思考に変わりつつある落武者。
鹿児島マラソンは楽しむことを何より優先しようと思う。
もちろん、必死にサブ３を狙いにいくけどそれ以上に楽しむことを第一に考えてみようと思う。
どうせ走るんだったら苦しむより楽しんでみようかなと思うように気持ちが変わったのよ。
 
山川港の辺りでお会いした男性はかなり疲弊していた。
そんな時に「頑張れ！」なんて言葉が通じないことはわかっている。
『きついのはわかりますが、もう楽しみましょう！マイナスのことを思うとそのままズルズルいきます！プラスに楽しみましょう！』
と言い、肩をポンと叩いて走り去った。
目標を達成出来なかったようだが、悔しい気持ちもわかるし、今の心情もわかる。
大丈夫！
悔しいのは一生懸命走った証拠！
あなたの軌跡はぼくがしっかりと見ている！
ネクスト！
 
山川港の辺りでもう一人会った。
追い越す時って誰かわかんないんだよね。
後ろから声をかけられ、振り返ると「加世田」の文字が。
加世田高校野球部の服装で走っていた。
しかし、顔が赤い。
話を聞くと途中でビールを飲んだらしい。
お酒が好きだなぁ！
颯爽と置き去りに走り出す落武者。
 
ラストの直線に入って少ししたら男性の患者さんと遭遇した。
このまま走るとサブ４が出来るか出来ないか本当にギリギリのタイムだったので、ぼくが引っ張ることにした。
男性『もう脚がやばいっす！動かないっす！』
落武者『大丈夫です！そんなマイナスのこと言ってたらダメです！なんとかなる！みんなきついんです！きついって言ったらきつくなるんです！ぼくがひっぱるから大丈夫！』
男性『いや、脚の前側がもうマジでやばいです！』
落武者『きついのはみんな一緒！とりあえずサブ４の風船マンに追いつきましょう！ぼくについてきて！』
こんな感じの熱血なやりとりを３kmくらいしただろう。
冷静沈着で人見知りなぼくが熱血に人を引っ張って走ったのだ！
しかし、どうやら男性が本気で嫌がっているとやっとで感じた落武者はその場を後に風船マンに絶対追い付こうと猛ダッシュをかけた。
走り去る前にその男性に言っていた言葉。
『止まったらぼくも一緒に止まりますからね！絶対走り続けて！』
こんなこと言っといて一目散に風船マンに走り去ってしまったのだ。
申し訳ない。
この男性は３時間５９分４７秒でゴールしたそうだ。
きっとぼくの熱血のおかげよ＼(^o^)／
 
残り１kmになってやっとで風船マンに追い付いた。
落武者『よ〜し、やっとで追い付いたぞ〜！』
こう言い残し、颯爽と風船マンを追い越した。
後ろから何か言われていたのは聞こえたが、なんと言われてるかわからなかった。
競技場が近付き、テンションがマックスに上がってきているぼくは全力で走り出した。（3:40/kmくらい）
 
以前お世話になった女性ランナーが声をかけてきた。
女性『今日は落武者に合わせて、くノ一で来たの！』
落武者『先に行っときます！』
もうちょっと話したけど、大体こんな感じ！
 
テンションマックスの落武者は暴走機関車トーマスのごとく走り出した！
競技場横をトーマスはガンガン飛ばして走っていた！
競技場に入り、ドンドン追い越していると
『追い越された〜！』
と声が聞こえたが無視！
そのままゴールまで駆け抜けた。

なんとか目標であるサブ４はクリアした。

後半はこんな感じ。
 
走り終わると、女性から話しかけられた。
先ほど追い越した時の声の主は菜の花マラソン最後の患者さんだった。
その方の今シーズンの目標がサブ４だったので、目標を達成出来たようだ。
初めての記念すべきサブ４だったのに、颯爽と落武者に抜かれたイメージが付いたのではないかと心配だ。
 
追いかける展開は初めてだったけど実に楽しかった。
朝までの体調不良が嘘のように元気になった。
やっぱり気のせいだったようね。
やはり楽しんだ方が良いのかもしれない。
ゴールした後、なぜか家族がいた。
（いろいろ思うことはあったが、車の中で少し妻に言って終わりにした。）
完走証をもらい、カツオ茶節を食べていると声をかけられた。
フェイスブックでやりとりをした方だった。
一緒に写真を撮ったりしたが、とにかく恥ずかしかった。
恐縮過ぎてわけのわからないことを話していた。
落武者『この脚につけるやつのおかげで脚つらなかったですよ！これやばいっすよ！ブログに書きます！』
なんて頓珍漢なんだ。
その男性との話の中でこんなことを言われた。
男性『去年の鹿児島マラソンの動画２００回くらい観てます！』
今日の今の段階で３３７２回の再生回数があるのだが、そのうちの２００回はその男性となる。
ありがとうございます！
過去最高の再生回数になっているのはあなたのお力であります！
 
こんな感じの菜の花マラソンだった。
たまにはこんな楽しみ方も良いような気がした。
だって、どうせ市民ランナーだし楽しまないと損じゃない？！
苦しむだけが全てじゃない、楽しむのも一つの選択肢にあって良いんじゃない？ということを学べた今回の菜の花マラソンだった。
 
何度でもこのことを書こう。
42,195kmという距離は年齢・性別・職業や全てのことに関係なく用意されている。
どのような想いで走るかは人それぞれ。
ただ言えることがある。
努力すればするほど速くなる。
努力が必ず報われることはない。
しかし、努力しなければ必ず報われない。
どうせ走るんだったらカッコ良く走りたくね？
速さが全てじゃない。
これは間違いない。
その過程が大事なんだとぼくは思う。
みんな、頑張ろうね＼(^o^)／
 
 
以上で終わります！