ぼくもビックリしていますが、今回はなんとインドからのお便りです!
しかも完全にインド人です!
ついにぼくの手ブログもワールドワイドになりました\(^o^)/
インドからのお便りに感動したと同時に心踊らされましたので、少しだけ事の経緯を書いてからこの方の回答をします。
長文が予想されますが、興味そそられる内容だと思いますので、気になる方は是非ご覧ください(゚∀゚)
最後に落武者から重大発表もありますので是非ご覧くださ〜い( ´∀`)
このブログは南は沖縄から北は北海道まで日本全国のランナーに知られつつあります。
ということは、今から紹介する方は日本のランナーの間で日本一知られるインド人となることでしょう!
皆さん、是非この方を憶えておいてくださいね!
なぜこのブログにたどり着いのかわかりませんが、約2週間前にフェイスブックを通じてコメントがきました。
”はじめまして。私はインド人のオムカールと申します。最近ブログ楽しく拝見させて頂いております。本当にマラソンについて全面的に勉強になっております。01/21にインドのムンバイマラソンに参加する予定です。色々とありがとうございました。”
これ原文ですからね( ゚д゚)
非常に丁寧かつ正確な日本語を使いこなしています。
Google翻訳でもここまで綺麗に翻訳出来ないと思うので多分本当に日本語を理解されて使われているのだと思います。
世の中には同じ言語を使って生活しているにも関わらず相手を不愉快にさせる人間がいるのかと思えば、このように他国にも関わらず敬意ある文章を書かれる方もいるのかと実に人間は多様だなと勉強になる毎日です。
その後の流れがこちらです。
サブ4を目指して日々練習に取り組んでいるこの方の名前はオムカールさんです。
プネーというムンバイから120kmほど(車で約3時間)離れた都市にお住いの方です。
一般の日本人にはほとんど知られていない街ですが、インド国内で8位に入る人口規模で、500万人が住んでいるそうです。
インド国内で最も治安が良いとされる街のようです。
オムカールさんは先日1月21日に行われた「ムンバイマラソン」に出場されました。
その結果がとても気になっていたので、メッセージを送りその答えがこちらです。
”わざわざメセッジして頂き、誠にありがとうございます。ムンバイマラソンは残念な結果になりました。4時間29分で完走いたしました。31Kまでによく走れましたが、それ以降はふくらはぎは問題になり、歩くことになりました。悔しいです。”
オムカールさんはかなり練習してます。
月間走行距離がアベレージ約300kmほど走っており、12月は約450km走っています。
これだけ練習していてサブ4を達成出来なかったのは本当に悔しいと思います。
↓ムンバイマラソンの高低表
起伏はそこまでありませんが、問題は気温の高さでしょう。
1月21日は最低気温が17℃、最高気温が34℃もあります。
日本だと真夏の大会ですね(・_・;
鹿児島の出水という地域でほぼ真夏に行われる「鶴マラソン」という大会があります。
それと同等もしくはあれ以上の暑さの中での大会です。
ムンバイマラソンでは暑さを緩和するため、朝5時30分頃にスタートするようです。
オムカールさんは今回サブ4を出来なかったことを自己分析されています。
”毎度有難うございます。この2年間一生懸命頑張っています。一昨日のムンバイマラソンを含めて全部で3回フルマラソンを完走した経験があります。3回とも残念な結果になりました。中々サプ4達成していないですね。10K又はハーフマラソンだったらそこそこのタイミングで走っていますが、フルマラソンは本当に馬鹿馬鹿しく走っています。ムンバイマラソンの失敗を分析して見ると①ペースは9・10キロムンバイの気温で、湿気から5:30にしたこと。本来なら5:40のペースで30キロ走ればよかったのに、ちょっと速かったと思います。②それとムンバイの気温ですね。私の出身地はムンバイから離れて、連峰で囲まれているプネーと言う割と涼しい町です。ムンバイは湿気が高いので、汗がたくさん出てしまい、ふくらはぎのトラブルが発生したと思います。ムンバイマラソンの失敗はそれ以外にはならないと思います。精神的見ると、確かにサプ4を達することを考えて緊張していたこともありますね。本当にがっかりしていますが、でも私は出来ることをやりしましたし、マラソンの練習も必死にやっていました。今年またどこかのマラソンを走って、サプ4を達成出来ることを願って頑張るしかなりです。再びメセッジして頂き、有難うございます。”
暑さで汗をかきすぎてしまい、ふくらはぎの痙攣を招いてしまったことが主原因だということです。
また、緊張からきたものとも分析しています。
電解質(electrolyte)を5km毎に摂り、水分補給が出来る場所では出来る限り摂取するようにすると良いでしょう。
また、気負い過ぎず大会自体を楽しむことを優先してください。
楽(easy)をするのではなく、楽しむ(enjoy)ことです。
Not easy,enjoy!
これに加えてもう少し詳しく分析します。
これはオムカールさんのムンバイマラソンのラップタイムです。
確かに31kmまでしっかりタイムを刻んで走れてますが、いわゆる「30kmの壁」(Wall of 30km)にあたったようです。
これはマラソンを走ったことがある方の多くが経験していることだと思います。
「30kmの壁」とは、フルマラソンを走っていて30kmを越えると急激に身体が倦怠感(malaise)が出て、脚が動かなくなることです。
この「30kmの壁」というのは、実はエネルギー切れが大半です。
もちろんエネルギー切れだけではなく、練習不足による脚力不足も考えられますが、オムカールさんの場合かなりの走行距離をこなしているので、脚が原因ではないと思います。
身体の中にある糖質(carbohydrate)がなくなると身体が動かなくなります。
この糖質がなくなるのが大体30km前後です。
ですので、数日前からエネルギーを溜め込む必要があります。
それがカーボローディング(Carbohydrate Loading)です。
とにかく、炭水化物を食べると良いです。
正確な炭水化物量と日々の運動量は決まってますが、細かいことは気にせず、とにかく炭水化物を3日前からたくさん食べてください。
それで身体にエネルギーが溜まり、42.195kmを走り切ることができます。
あと一つ、問題があります。
走り過ぎています。
練習内容を聞いていないので、はっきりと申し上げられないのですが、1回の距離を走り過ぎています。
普段の練習でジョギング程度の速さで、20kmくらいを何度も走っているのではないでしょうか。
具体的に日々の練習を書きます。
月曜日:休み
火曜日:ジョギング 10km
水曜日:ビルドアップ 12~20km
木曜日:休み
金曜日:ジョギング 10km
土曜日:ジョギング 12km
日曜日:ロング走 24~32km
もちろん、疲労の状態によって変わりますが基本的な練習としてはこれで十分です。
水曜日と日曜日は目標の大会の時期に合わせて少しずつ距離を伸ばしていきましょう。
オムカールさんは、毎月の距離を気にして走っている可能性が高いです。
メニューを作れば月間走行距離は気にしなくなりますので是非メニューを作ってみてください。
マラソンは毎回長い距離を走れば速くなるというわけではありません。
練習に強弱をつけることが大事です。
これだけの走行距離を走ってるオムカールさんです。
間違いなくもっと速くなります。
次のマラソン大会まで試行錯誤しながら走ってみてください。
またいつでも相談してください。
連絡お待ちしております。
以上がオムカールさんへのアドバイスとなります。
今回オムカールさんとこのような縁で知り合えたことはとても嬉しいことです。
ぼくは来年のムンバイマラソンに出場すると思います。
オムカールさんに会うために!
もちろん落武者で!
あの格好が宗教的に大丈夫なのかどうか、お国的に問題ないのかわかりませんが、せっかくですので落武者を世界進出させてみようかなと思います!
最初の世界進出はインドかもしれません!
今から色々調べてみようと思います。
楽しそうじゃないですか(゚∀゚)
きっと皆さんにも楽しんでいただけるのではないでしょうか( ´∀`)
今からワクワクして仕方ないです\(^o^)/
ムンバイマラソンに出場された方の話
目次
コメント
コメント一覧 (4件)
返信ありがとうございます。
昼間以上にフォームに気を付けて走ってみます。あと、転倒にも注意します。
>>かつおさん
試行錯誤されながら走ってみてください。
答えは必ずあります。
こんばんは。
またランニングについて疑問ができたので書き込みしました。m(_ _)m
夜にランニングする注意点とかってありますか?金曜の夜に走ることがあるのですが、昼間に比べて走った後、あるいは最中に膝関節まわりに違和感のような痛みが出やすく感じます。走る前ストレッチなどしてるのですが…。
やはりまわりが暗くて昼間より走りにくいとかというのはあるのでしょうか?歯科医がわるいなどあるのでしょうか?昼間走っても痛みがある時はあるのですが、夜に発生する率が高いと思って。
ちなみに夜は昼間より走る距離が短く、ペースも昼間より早めに走ってます。そういうのも影響あるのでしょうか?
いつも質問攻めですいません。ちなみのちなみなんですが、今度の日曜にまたハーフの大会にでます。柏原竜二さんがゲストランナーなのでお目にかかることができればと思ってます。
>>かつおさん
夜の注意点は転ばないことと、車から視認してもらためのグッズを体につけることです。
膝の周りが痛くなるのは走り方の問題だと思います。
昼走る時と同じように走ってみてください。
そうすれば痛みは出ないと思います。