マラソン合宿に行ってきた!vol.2

次の日は5時起床でした。
朝からウォーキングをするとのことでしたが、僕はマッサージをしてもらうことになっていたので歩きませんでした。
合宿所が山の中だったので朝から歩いたり走ったりすると気持ち良さそうでした。
マッサージが終わったら1人で走りに行こうかなと思いましたが、若干の二日酔いで諦めてしまいました。
今思っても走りにいけば良かったと思います。
マッサージをしていただいた方は、トラック専門の走り屋で基本的に高校生のトレーナーをしているとのことでした。
僕はどうやら下半身の筋肉がたりないらしいです。
こんな仕事しているとはいえ、自分の体のことは詳しくわかりません。
だから客観的に自分の体を評価してもらうことはとても大事です。
『太ももの裏とお尻の筋肉を鍛えるともっと速くなるよ!』
と言われ、
『自分はまだまだ速くなる余地があるんだ!』
と自分に尚更の自信が持てました。
マッサージの分析をしつつ、色んなアドバイスをいただきました。
その後朝ごはんを食べ、合同練習の時間が迫ってきました。
2日目の練習は20kmのペース走でした。
Aが4:00/km、Bが4:30/kmでした。
3月始めであればAでいけましたが、なにぶん練習不足だったためいけるところまでいくことにしました。
しかも、ビデオ撮影をしたかったのですが準備中にみんなが走り始めてスイッチを押せずに走り出してしまいました。
5kmの周回コースだったので1周目でスイッチを押そうと思っていましたが、テンションが上がってしまい、押すのを忘れました。
2周したときに止まって撮ったら豆粒にしか映らず、すぐに諦めました。
トップ集団と一緒に走りたかったので、ショートカットして待ちました。
3周目で脚と呼吸が駄目になり、トップ集団にエールを送りペースを一気に落としました。
その時も時計をつけていなかったのでペースがわからなかったですが、4周目は多分4:20/kmくらいを一人で走りました。
途中で歩こうかと思ったりもしながら、なんとか走りきりました。
走ってる途中で朝マッサージしていただいたトレーナーにフォームのことを言われ、それをかなり意識しました。
『なるほど、このことか』
と思いながら背後から前を走ってる人たちを見ていました。
あれはかなり勉強になりました。
風呂に入り、談笑しながら昼ごはんを食べて、少しお話があり、その後皆さんとお別れをしました。
 
さて、ここからが本題です。
集団での練習がどうだったか。
端的に書きます。
「ぼくの場合」ですので、みんながみんなあてはまりません
それをご了承の上ご覧ください。
 
今回の合宿に参加された方々はそれぞれの動機があったと思いますが、ぼくは3つのテーマを持って参加しました。
1、集団での練習がどんなものか。
2、速い人たちのフォームやスピードを体感すること。
3、同じ趣味の方々との交流。
この3つを元に書いていきます。
 
1つ目の、“集団での練習がどんなものか”から書きます。
400m×10のインターバルは集団での練習が良かったです。
短い分なんとか周りに着いていこうとする意識が生まれました。
ぼくは普段自分で練習する場合、30kmでも40kmでも追い込めます。
もちろん、20kmペース走を4:00/kmで走ることも可能でした(2月末の時点で)。
しかし、20kmを集団で走っていて一度周りから遅れると心が折れました。
そこから前に追いつこうという気持ちは生まれませんでした。
 
今回2つの練習内容は一人でもクリアできるレベルであり一人の方が良かったかなと思います。
それはぼくが一人が好きだからということもありますし、なんだか一人の方が燃えるようです。
それがわかっただけでも十分でした。
 
2つ目の”速い人たちのフォームやスピードを体感すること”の解説です。
インターバルの時も、一度だけでしたがトップ選手が走る背後に付いていき、スピードとフォームをある程度確認しました。
20kmペース走も背後から色んな人たちの走りを確認し、勉強しました。
だから、ショートカットしてでもトップ集団の背後で走りたかったのです。
これも大いなる収穫があり、今後のランに多大なる影響を及ぼすと思います。
 
3つ目の”同じ趣味の方々との交流”です。
 
同じ目的を持った人たちが集まり練習したり話すことでかなり刺激を受けました。
フルマラソンのタイムはほとんどの方々がぼくより速いのですが、勝手ながら思いました。
『この人たちには負けたくねぇ!』
大体の方々が2時間40分をきって福岡国際マラソンに出場することが目標だと言ってました。
だからぼくもとりあえずそれを目指すことにしました。
参加していた多くの方が、マラソンオタクでした。
全くついていけない会話をしてました。
どこの誰々が速い、どこのチームがすごい、あの選手はやばい、とか自分のことにしか興味がないぼくには何もわかりませんでした。
それはそれで良いと思います。
先ほども書きましたが、みんな走る動機はそれぞれです。
ぼくは今回なるべくランニングの話をしないようにしていました。
なぜなら他人の情報が頭に入るとそれだけで頭が固くなるからです。
思い込みの激しいぼくは特にそれだけは避けたかったのです。
なるべくフラットな状態でランに望みたいと思っています。
時には人の意見も必要です。
だから、トレーナーさんの意見はとても重要でした。
しかし、自分が持ってる芯に影響を及ぼしたくありませんでした。
 
 
ぼくの中で1つ目の”集団での練習がどんなものか”これが一番の重要事項でしたが、3つ目の”同じ趣味の方々との交流”これが一番の収穫となりました。
集団練習の結論を申し上げます。
 
やったほうが良いです。
それはどこかに所属した方が良いとかではなく、3・4ヶ月に1回でいいので機会があれば参加すべきだと思います。
それは、脚への刺激よりも、心への刺激が入るからです。
多分、今回参加された皆さん同じ想いだと思います。
 
マラソン大会で出会った時に再会を喜び、お互いの健闘を祈り、お互いが競い合い、お互いが高め合う存在で走り、ゴール後にそれぞれが想いを抱き、また次の大会へ頑張ることができると思います。
そこに個々の差はありません。
ただ、走るだけです。
職業、年齢、性別、人種、そんなもの何も関係ありません。
あるのは、速いか遅いかだけです。
勘違いしてはいけませんのでしっかりとこれだけは申し上げておきます。
速いのが偉いのではなく、速いのがカッコイイんです!!
それだけです。
 
このブログの上にある写真に書かれてますが、
『走るだけ、それが難しい』 
この言葉にはこのような意味も含まれた奥の深い言葉でもあるのです。
まだ走り始めてない方も、サブ4を目指している方も、サブ3を目指している方も、国際マラソンを目指している方も 、オリンピックを目指している方も、土俵は同じです。
こんな競技他にありますか?
東京マラソンほどの規模になると、応援する人たちも100万人を超えます。
こんな競技他にありますか?
 
走ることは生物にとって根源的なものです。
生物は食べないと死にます。
走って食べ物を捕まえないと生きていけません。
もちろん、頭を使って走らなくてもいい生物もいます。
しかし、多くの生物は自らの脚で走って食べ物を得ます。
今一度生物の根源に戻り、走ることを考えてみてはいかがでしょうか。
さて、明日から走ってみましょう。
人生変わるかもしれませんよ? 

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