鹿児島も梅雨入りしてジメジメとした嫌な時期になりブルーな気分になっている「ハラグチ」です。
高校の相撲部での話ですが、梅雨がとても嫌いでした。
なぜかと言いますと・・・・・
「まわし」がとても硬くなって股ずれをおこすからです(笑)
「・・・・・・・?」
皆さん全然ピンと来ないかもしれないですが、相撲をしてこられた方にとっては「あるある話」ではないでしょうか!
ピンとこない方に簡単に説明しますと・・・
「まわし」は一枚の頑丈な布みないな物を四つ折りにしてできています。
布なので梅雨に入ると湿度が高く「まわし」が湿気を含んでとても固くなってしまうのです。
それをつけることによって僕のようなデリケートなお肌に擦れて股ずれになってしまいます。
股ずれは痛いのでいつも鼠径部にテーピングを貼って擦れないようにしていました。
テレビで見る力士たちも貼っている時があるのであくまで推測ですが股ずれしていると思います。
まぁでもデリケートな部分なので仕方がないですね(笑)
股ずれの話で終わってしまいそうなので題名のレフェリーについて書いていきます。
以前書きましたがぼくは相撲の審判をしています。
どのスポーツでも審判はいますが、相撲の審判は競技する面積に対しての審判の数が多いのが特徴だとおもいます。
一つの土俵に6人も審判がいてそのなかで僕は主審をしています。
「主審って何?」
まず相撲もアマチュア、プロ(大相撲)が有りそれぞれ審判の呼び方やルールも少し違います。
僕がしている主審は大相撲で言う「行司さん」になります。
土俵したにいる審判はプロでは勝負審判、アマでは副審と呼びその中でもまた色々呼び方があります。
そして服装が全く違ってきます。
大相撲では袴を着ていますが、ぼくは上下白色のシャツとズボンに白手袋、白シューズ、黒の蝶ネクタイで全身白色です。
まぁこんな感じです。
カッコ悪いなんていわないでくださいね!
これが主審のユニフォームなんです!
この格好でしていくのですが相撲の審判は思ったより難しいです。
簡単に土俵の外に押し出されたりならいいのですが、土俵際でもつれて二人同時に倒れたりなんてしたらもう大変!!!
どっちが先に土俵についたのか自分の目だけで判断しないといけません。
そしてどちらか勝ったと思った方に手を上げ勝負を判断します。
その判断に異議がある場合副審が手を上げ物言いがつきます。
物言いがつくと副審5人全員が土俵にあがりどちらが勝ったかを話し合います。
この時主審は何も言うことができず副審の判断に任せます。
この話し合っている時間こそ落ち着かないときはありません。
自分の判断があっていますようにと願うばかりです(笑)
副審が話し終わると、どちらの勝ちか主審に伝えて勝ち名乗りをします。
これで自分の判断があっているとホッとします。
もし間違ってしまった場合ですが僕はあまり落ち込んだりしません。
少しは落ち込んだほうが良いとは思いますが、自分の判断を信じます。
間違った時は副審がしっかりみているので誤審をしてもなんとかなります(笑)
でも選手をしていたからわかるのですが物言いによって試合の流れも変わってしまうことがあるので的確な判断が大事です。
いままで稽古したことを土俵で出せるようにするのが僕の役目で「この審判だったら安心して相撲をできる・見ていれる」と思わせるようしていきます。
その為には実践あるのみ!!!
出番がないときはとにかく上手い審判の動きなど見て勉強していきます。
そしたら時間はかかるかもしれませんが国体の審判に近づけると思います。
今の目標は国体などの全国大会にでることで、最終的には国際大会で海外に行ってみて海外の人たちにも相撲を楽しんでもらえたら嬉しいです。
股ずれの話からになりましたがどのスポーツでも審判は欠かせない存在です。
それなりに責任も伴ってきて本当は最初はやりたくなかったです。
いまでは選手とはまた違い毎回刺激があり楽しいです。
最後になりますがどのスポーツもプレイヤーに目がいきますが、それを支えている人たちに目を向けてみるのも面白いので相撲じゃなくてもいいので気にしてみてはどうでしょうか?
レフェリー
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コメント
コメント一覧 (2件)
ケンタの助殿のりりしい行司姿
これからも
オリンピック競技になるように
期待してます
ひとみさん
凛々しいようにみえて実は緊張しているだけです(笑)
オリンピック競技になる可能性は十分に秘めているのですが世界への普及がまだまだです。僕も力になれるようにこのブログから発信していきます!