第24回全九州わんぱく相撲大会

9月に入り朝、夜が少しずつ涼しくなってきました。
私、ハラグチは朝が起きれないので夜に少しだけ運動をしています。
皆さんもこれをきっかけに週に1回でもよいので運動を始めてみてはどうでしょうか?
きっと気持ちの良いスタートをきることができるでしょう!
では内容に移ります。
今回も相撲ネタです。
前回同様すこしマニアックになりますのでご了承ください。
 
9/11(日)日置市吹上町で小学生の九州大会が行われました。
第31回全日本小学生相撲優勝大会九州予選会
第24回全九州わんぱく相撲大会
名称が2つありますが1つ目の九州予選会は全国大会につながる大事な大会です。
そのためどんな小さな大会でも緊張する僕は結構緊張しました。
もしかしたら選手以上に緊張していたのかもしれません(笑)
先に大会の様子をアップします。
 
(小学2年生の様子)
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(小学6年生の様子)
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写真で見ると低学年と高学年の大きさの違いが見てとれます。
6年生にもなると僕より体が大きな子がいるのでびっくりです。
しかし相撲は体の大きさだけでは勝てません。
体がちいさな子も相手が力が出せないように工夫して自分よりも倍近くある子に勝つ場面も少なくないので、そこに相撲の面白さがあると思います。
そして今回の大会の感想として一番にあげたいことが勝ったときのガッツポーズが無かったことです。
もしかしたら僕がみていない取り組みであったのかもしれませんが見ている限りありませんでした。
最近ガッツポーズをする子が多いような気がする中、とても良いことではないでしょうか。
(僕の考えではガッツポーズは嬉しさのあまりついやってしまうことなので仕方がないですが、できれば土俵を降りてからしてもらいたいです。)
また倒れた相手に手を差し伸べる姿も見られとても嬉しく思いました。
それは相手を尊重し思いやることが自然とできているのではないかと思われます。
普段の生活や各指導者のおかげでとても気持ちの良い取り組みをみることができました。
これからもこのような取り組みが続いてくれることを祈り、短いですが大会の感想はここまでとさせていただきます。
 
では僕自身の反省に移ります。
まず一番の反省として挙げることは「立合い」のタイミングをあわせてあげることが出来なかったことです。
アマチュア相撲のスタートの瞬間は「ハッケヨイ」の掛け声に合わせて両者がぶつかります。
しかし掛け声のハッケヨイより早くぶつかることがありました。
その場合取り組みを止めて再度やり直しをおこなうべきですが、流れに任せて続行しました。
ここに僕に迷いがありました。
この迷いが選手の勝ち負けを左右してしまうのでもっと自分に自信をもって挑みます。
 
次は反省というか審判規程のうろ覚えなところがありました。
それは僕が審判をしていた小学2年生の取り組みで起こりました。
勝負の判定をしたあと勝負を決めた技が小学生では禁じ技とされている「※さば折り」がおこなわれたということで異議の申立て(物言い)がありました。
 
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※さば折り
相手の腰の両廻し又は体を両手で強く
自分の方に引き付けながら、相手にのしかかるように
押さえつけ腰を潰して膝をつかせて勝ちます。
 
このような場合、日本相撲連盟の審判規程では禁じ技で勝負が決まった場合は、審判員の協議により「取り直し」とするとなっています。
僕も取り直しではないかと考えたのですが、これに自信があまりもてませんでした。
協議の結果「取り直し」となったのですがしっかり規程を覚えていなかったのは反省です。
ちなみに取り直しをしてもう一度同じ選手が禁じ技を二度用いた場合は、審判の協議により負けとなります。
今回のさば折りの他に小学校・中学校の大会で禁じ技とされている技が他にもありますので参考にのせておきます。
・反り技(居反り、撞木反り、掛け反り、たすき反り、外たすき反り、伝え反り)
・河津掛け
・極め出し、極め倒し(かんぬき)
これらの技は危険防止のために禁じ技とされています。
高校生以上になると禁じ技ではないので稀にみかけることがあります。
相撲の審判規程(ルール)は簡単そうで意外に細かくわけられています。
そのすべてを知っていてこそ全国大会などで審判ができると思っております。
ということは僕はまだまだ全国レベルではなく勉強がもっともっと必要です。
良い機会なのでもう一度勉強をして頭に叩き込み同じような場面があった場合も自信をもって審判を努めます!
 
 
長くなりましたがもう少しだけお付き合いください。
僕が務めている主審という役割は審判だけではなく開閉会式の進行補佐もあります。
例えば選手を整列させたり賞状やトロフィーの準備などを行います。
その閉会式の時にミスがありました。
競技も終わり表彰式で次々に賞状やトロフィーを選手に渡していると選手からトロフィーに刻まれている日付が間違っていると申し出てきました。
トロフィーは朝、チェックしたのですが隅々まで行き届いていませんでした。
選手、チームのみなさんこの場をお借りしておわび申し上げます。
今までこういったことがなかったためチェックも甘くなりました。
今後同じようなことが無いようにしっかりとチェックします。
 
最後に今回挙げたこと意外にもまだまだたくさん勉強することができました。
また今大会で重度のケガをした選手がでることなく終われたことはほっとしています。
選手、監督、保護者そして相撲関係者の皆様ありがとうございました。
全国大会に出場される選手はケガに気をつけて稽古に精進してくだい。
全国大会での活躍を期待しております!

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • こんばんは 長文かもです^_^;
    師匠(勝手に呼ばせて頂きます笑)も自分や家族以外の人生に積極的に関わられてますね。心身共に疲れる事かと思いますが、必ず師匠の心の栄養になる事かと信じています。
    大袈裟ですが、自分の判断や言動がその人の人生や記憶の断片に刻まれるのです。
    子供の頃が一番大事ですものね。
    私自身、息子が少年サッカーチームに所属していた頃、コーチ(子守?笑)をしていた時に心に留めていた事が
    ●命や選手生命に関わる怪我をさせない事
    ●サッカーを好きなまま卒団させる事
    でした。
    師匠もその思いと一緒ですし、何より一生懸命で楽しそうで何よりです。
    これからも情熱を持って頑張って下さいね。
    過去ログも色々と拝見させて頂きました。
    「やる気、元気、負けん気」など、自分も思い当たる事があり、ウルウルしながらとても共感しました!。
    こんな時は、過去ログに直接返信してもよろしいものですか?
    ジジイの為、ルールや仕組みが分かりません笑。
    東京在住ですが、鹿児島マラソン 必ず行くリストに追加しました。
    その時はよろしくお願いしますね!師匠。

    • >>49の手習いさん
      こんにちは( ^ω^ )
      ご存知とは思いますが、一応補足で書きます。
      今回の記事はもう一人の「原口拳汰」さんが書いたものですので、ぼくは相撲の審判はしておりません!
      ぼくはこの時救護として参加しただけです!
      ぼくはまだ「先生」と言われることに慣れておらずむず痒くなります。
      ましてやそれが「師匠」だなんて(・_・;
      適当に呼んでください!
      どこかの偉い人が0歳から20歳までと20歳から死ぬまでの時間軸は同じと言ってました。
      それだけ吸収も良ければ心身に残るということだと思います。
      特に3歳から7歳まではゴールデンエイジと呼ばれています(ぼくが勝手につけました!)。
      この時は何でも吸収します。
      だからこそ親の教育(学問だけでなく全ての事象)が大事になる時です。
      しかし、わかってはいても中々思い通りにいかないのが世の常です。
      難しいものです…。
      過去ログはそちらにコメントを書いていただければ大丈夫です!
      過去のブログ2つに関してはコメント機能を無しに設定しましたので出来ませんが、こちらのブログであれば問題ありません!
      鹿児島市役所から特命が来てもおかしくないくらい鹿児島マラソンを推しているので、是非お越しください( ^ω^ )
      ランナーが行き交う道路があるのですが、きっとそこで落武者がタッタカ走ってると思います( ^ω^ )

  • 最近小学生の全国大会個人で鹿児島の小学生が優勝したと聞いた覚えがあります。
    技を覚えるのも大変そうです。
    河津掛け、恐い技ですか?
    今後もこのブログで相撲界の今を勉強させてください!

    • Kouika7さん
      小学生も強いですが中学生も夏に行われた全国中学総体で団体2位に輝いております。
      9月末からは国体も開催されるので鹿児島県代表にぜひご注目ください!
      今回禁じ技をご紹介しましたが次は禁じ技と禁手を細かく紹介させていただきます。

  • 子供達は、今のうちの勝負の世界の厳しさを知っておくといいですね

    • アニメ師匠さん
      勝負の厳しさを知りつつ相撲が楽しい、面白いと思ってくれたらとても嬉しいです!

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