前回のわんぱく相撲の記事に禁じ技をのせました。
しかし相撲をしていた僕ですらあまり見かけない技名をみて、よくわからなかったと思います。
そういうことで禁じ技と追加で禁じ手をご紹介します。
相撲に興味がある方は目を通してみてください。
まず大人から小学生まですべての大会で禁手とされている行為です。
・拳で殴る
・腹部、腹部等を蹴ること
・目、水月等の急所を拳または指で突くこと
・頭髪をつかむこと
・咽喉をつかむこと
・「前ぶくろ」(前立揮)をつかむこと又は横から指を入れて引くこと
・2回以上故意に着衣(アンダーパンツ、レオタード)をつかむこと
・一指または二指を折り返すこと
・噛むこと
以上の行為が禁止され審判員の協議により負けとなります。
※画像 わんぱく相撲HPから
また上記の禁手の他に「張り手」が用いられたときは主審が競技を中止させたのち審判員の協議が行われます。
協議で全審判員が故意に張り手を用いたと判定された場合は「負け」となり、審判員のうち故意ではないと判定した人がいた場合は「取り直し」となります。
取り直しとなった勝負において同じ選手が再度「張り手」を用いたときは故意、過失に限らず負けです。
では「張り手」とはどのようなものをいうのでしょう?
審判規程では選手本人の肩幅の外側から相手の顔面を張ることをいいます。
文章で理解するより動画のほうがわかりやすいので次の動画を参考に見てください。
手を振りかぶってバチバチ張っているのがわかります。
これが「張り手」です。
つっぱりとは違うので注意しましょう!
では禁じ手に続き、禁じ技を動画や画像で紹介します。
禁じ技は小学校または中学校のすべての大会で危険防止のため禁止されています。
まず1つ目は反り技(居反り、撞木反り、掛け反り、たすき反り、外たすき反り、伝え反り)です。
反り技は6つに分けられます。
●居反り
相手が上にのしかかるように攻めて来た時しゃがみ込むように腰を低くし、両手で相手の膝付近を抱え相手を押し上げて後ろに反って倒します。(動画では膝を抱えておりません)
●撞木反り
低く構えて頭を相手の脇の下に入れて肩の上に担ぎ上げ、体を反らして相手を後ろに落とします。
●掛け反り
残念ながら動画ありません。
画像でイメージしてください。
相手の脇に頭を入れ、足で相手を切り返しながら後方に倒します。
頭が相手の脇に入らなくても足をかけ後方に反りながら倒すことでも掛け反りになります。
●たすき反り
相手の差してきた手の肘を抱えて腕の下に潜り込み、もう片方の手で相手の足を内側から取り肩に担ぎながら体を反らせて後ろに倒します。
●外たすき反り
相手の差してきた手を抱えて、上からもう片方の手を抱えている手と同側の内股に入れ体を反らして倒します。
●伝え反り
相手が差してきた手の手首付近をつかみ、脇の下をくぐり抜けながら自分の体を後ろに反らせ、その圧力で倒します。
反り技どうだったでしょうか?
それぞれの違いがあまりわからなかったと思います。
けどこれらの技を小・中学生がした場合、首や頭を痛めることになりうる技であることは理解していただけたと思われます。
次に残りの禁じ技に移りますが反り技のインパクトが強すぎて頭に入ってこないので、さらっと目を通してみてください。
●河津掛け
自分の足を相手の足の内側に掛け、絡ませた足を跳ね上げながら腕で相手を抱え込み体を反らせて相手を後ろか横に倒す。
●さば折り
以前のブログで紹介しましたので動画だけ載せます。
●極め出し
2:40ころから取り組みが始まります。
相手が差してきた手を外側から腕を回し入れて締め付け、そのまま寄って土俵の外へ寄り切ります。
●極め倒し
1:55ころから取り組みが始まります。
相手が差してきた手を両腕で抱え込み腕を締め付けながら相手を横に振り倒します。
極め出しとほぼ同じ動きになります。
以上が小・中学生で禁止されている技になります。
この他にも「危険な組手」も存在しまだまだ禁止事項が増えていきます。
今回は長くなるため危険な組手の紹介はいたしません。
また機会があれば紹介したいと思います。
マニアックな記事にお付き合いいただきありがとうございました。
※参考資料 日本相撲協会HPより
アマチュア相撲の禁手・禁じ技
目次
コメント
コメント一覧 (13件)
>>アニメ師匠さん
いつもコメント拝見してます。
博覧強記とはアニメ師匠さんのような方の事だと思います(^o^)
私は生粋のバカでしたので、キン肉マンも地球上の何処か(または近くの惑星)のリアルな物語として読んでました。
便器マン、怖かったです。
Kouika7さん>
当時、キン肉マンが放映された翌日は、パロスペシャル、タワーブリッジなど
アニメ上の技を、実際に使う子がいて、いじめられっ子は標的とされてました・・
その1年後は、北斗百裂拳が大流行し、弱い者はボコボコにされるほどアニメの影響力はすごかったです。
今の時代、戦闘アニメや格闘技アニメはご法度ですね。教育にも悪かったと思います。
マニアック過ぎて私にはよく分かりませんが、アニメ師匠さんの反則ギリギリ技は、めっちゃウケました笑笑
9618さん>全部実話です。
中学の柔道部の時、団体戦で相手中学にとてつもない強い道場の息子がいました。
もともと体臭のくさい部員がいたので、洗ってないカビの生えた柔道着+風呂に入らない、前日ギョーザ、朝、歯を磨かない等、不潔作戦を決行しました。
その部員は、小学校の時、蟯虫検査と頭シラミ検査に引っかかった子なので、
試合前に、”あいつと組むとシラミがうつるぞ”とデマを流し、実際、道場中が異臭に包まれるほどの悪臭を放ち、相手チームの相当な精神的ダメージを与えました。
試合もまさか勝ってしまい、場内唖然、NEWヒーロー誕生の瞬間でした。
それ以来、彼は”バクテリアン”というあだ名が付き、他校から恐れられました。
ホモ疑惑作戦は、私が大学のスポーツ専攻で柔道を履修していた時の話で、香川県出身のアマレス部の子が、寝技で股間を擦りつけてくるため、あいつは”ホモ”だと恐れられていました。
実際、組んだ時も股間を握ってきたり、本当に恐ろしかった記憶しかありません。
張り手といえば、旭道山!が思い浮かびます。
世代の違いなのでしょうか・・
反則ギリギリの技も少し書いておきます。
※試合前の1週間風呂に入らない、かつ前日にニンニクを食べる。
※ケジラミがわいている噂を流す。
※試合前に手で糞を拭いてくる
※ホモ疑惑
アニメ師匠さん
旭道山は僕のなかでプロレスのイメージが強く残っています。
もしかしたら世代の違いなのかもしれません・・・
一応競技者規則として不快感を与える言動はしてはいけない決まりとなっているのでもしかしたら注意されるかもしれません(笑)
河津掛け、技の名で勝手に恐いイメージを抱いていました。撞木反り、恐るべき背筋力ではないでしょうか?
けんた先生はご存知ないと思いますが、キン肉マンとバッファローマンの闘いのようでした。
ディープな知識をありがとうございました。
Kouika7さん
反り技すべてにかなりの背筋力かつ柔軟性が必要です。また首を痛める技なので相当な筋肉が必要になります。
キン肉マンはかじった程度しかわからないのですが、たしか悪役のバッファローマンの戦いが正々堂々してかっこよかった事だけ覚えております。
ちなみにキン肉マンで好きなキャラクターはウルフマンです!
Kouika7さんと拳汰先生にお題
キン肉マン超人オリンピックで、ガソリンプール競技
丸焦げになった死んだ超人4名の名前は??
アニメ師匠さん
かじった程度しか知らない僕には難題です。
ウルフマンではないとおもいます!
>>アニメ師匠さん
イカデビルしか覚えてません、それすら違うかもしれません(^_^;)
ラーメンマンがウォーズマン?から廃人にされるなど、小学生には刺激が強いマンガでした!
(回答)ウナギーマン、イカデビル、サザエキング、ザ男爵
アニメ師匠さん
焼いたら美味しいものばかりですね!
まだまだ勉強が必要です・・・