日曜日に行われた高校相撲の九州大会に主審で行ってきました。
九州大会で審判をするのは2回目で高校の九州大会は初めて!
しかもインターハイ前ということもあって選手も当然のことながら監督、保護者も戦闘態勢バッチリ!
こんな所で失敗したら鹿児島に帰れないと覚悟しました(笑)
試合が始まり先輩主審の動きを見ながら勉強していると土俵に上がるたびに会場の雰囲気が変わる選手がいました。
その選手は熊本にある文徳高校2年の川上選手。
(チョットわからづらいですが黒まわしが川上選手)
以前から強いと聞いていましたが相撲を実際にみてみると緊張している姿はなく、2年生ながらとても落ち着いていて余裕すら感じるくらいでした。
団体で優勝、個人無差別級・100kg以上級も優勝して今大会負けなしでした!
けど鹿児島の選手も負けていません!!!
団体戦では樟南高校が準優勝!(優勝した文徳高校には3-2で惜しかったです)
鹿児島商業がベスト8!(負けましたがベスト4に入る力はありました)
個人戦100kg未満級で樟南の里選手が3位
(肘にサポーターをつけているのが里選手)
100kg以上級でも樟南の盛選手が3位
(黒まわしが盛選手)
この調子でインターハイをむかえたら上位入賞を期待できると思います。
さて高校生ががんばっているなか、ぼくはどうだったかというと・・・
1番最初に裁いた試合からまさかの物言い!
これで判定が逆転したら鹿児島にどうやって逃げようかと冷や汗が止まりません(笑)
ぼくの判断があっていますように心のなかで何度も祈っていました。
結果ぼくの判断があっていて一安心!
このあとは物言いがつくことも無く終わりました。
高校生の試合を裁いてみて思ったことは、なかなか土俵に手をつかない選手をどうやって手をつかせるかが重要だと感じました。
決勝戦など緊張して手をつかなかったり、相手が手をついてから後から手をつきたい。
そういう気持ちは十分わかります。
しかし手をつかないことには相撲は始まりません。
土俵にいる2人の呼吸を合わせるのも大事ですが審判も合わせて3人一体にならなければいけないと思いました。
目指すは大相撲千秋楽結びの一番
優勝が決まる大事な一番なのに3人の呼吸がぴったりあって綺麗に立ち合いが成立します。
いつこんな風にできるかわかりませんが、先輩たちの姿をみてしっかり勉強します。
あと物言いがついたくらいでビクビクしているようじゃまだまだと思いました(笑)
土俵にドンっと腰を下ろすくらいになれば選手も安心して
「こいつだったらいいかな」
と思ってくれるのではないでしょうか?
国体で審判をできるようになるには大学生や社会人の試合も裁けるようにならないといけません。
高校生をしたくらいじゃまだまだ先が長いですがちょっとずつ国体に近づいているような気がします。
これからも色んな大会に呼んでいただけるよう経験を積んでいって選手たちにもこのかっこいい顔を覚えてもらえたら嬉しい限りです(笑)
五年後に向けてちいさな一歩を刻みました。
おわり
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