南部九州総体2019 相撲競技 (前半)

高校野球の祭典と言われる甲子園が開幕しました。
この大会からどんな選手が注目されるか楽しみなスタッフの原口です。
そんな中少し前になりますが、7/26~28に沖縄県で行われた全国高校総体(インターハイ)相撲競技の審判に行っていました。
僕にとって全国大会の審判は初めての経験でとても緊張しました。
その様子を今からお伝えしていきます。
始めに大会の結果です。
令和元年度全国高等学校総合体育大会相撲競技大会
第97回全国高等学校相撲選手権大会
団体
優勝 文徳高等学校(熊本県)
準優勝 鳥取城北高等学校(鳥取県)
3位 金沢学院高等学校(石川県)
3位 向の岡工業高等学校(神奈川県)
5位 鳥羽高等学校(京都府)
5位 飛龍高等学校(静岡県)
5位 近畿大学附属高等学校(大阪府)
5位 鹿児島商業高等学校(鹿児島県)
 
個人
優勝 大桑(飛龍)
準優勝 草野(文徳)
3位 花岡(文徳)
3位 花田(和歌山商)
5位 落合(鳥取城北)
5位 三田(黒羽)
5位 ダワーニンジ(鳥取城北)
5位 川渕(金沢学院)
※誤字脱字、間違いがあった場合申し訳ありません。
 
入賞された選手の皆さんおめでとうございます。
また大会に出場された選手の皆さんお疲れさまでした。
 
それではインターハイでの出来事の前に僕が審判を始めた経緯を簡単に説明していきます。
約7年前から始めた審判ですが最初はやる気ゼロでした。
なぜかというと審判自体、自分からやりたいと申し出たのではなく「やってみろ」と言われ僕の有無を言わせないままほぼ強制的にはじまりました。
イヤイヤやっていたということもあり審判の技術は全く上達せず、大きな大会で審判をすることなんてありえませんでした。
そんな僕が審判を真面目にしようと思い始めたのが相撲の世界大会の動画を見てからです。
人間何かをやろうと思ったときは不純な動機ほど人を強く動かします。
僕の場合、審判を続けていたら世界大会で審判する機会ができて海外に行ける。
そして海外の美女と巡り会えるのではないかというとても不純な動機でした。
この動機のおかげもあり少しずつではありますが、審判について学ぶようになりました。
その頃から高校生の九州大会などで審判をさせていただけるようになり、いつしか鹿児島国体に目標を向けるようになりました。
鹿児島国体を目標に掲げてからは公認審判員という資格も取得しあとは経験を積み重ねるだけというときにインターハイのお話をいただき今回に至ります。
そんなこんなで真面目に審判に取り組み始めたのはここ2年くらいです。
少し長くなってしまいました。
 
これからインターハイについて書いていきます。
インターハイというと各県の予選を勝ち抜いた団体、個人の選手たちが全国優勝を目指す大会です。
高校野球で例えると甲子園になります。
僕も現役時代にこの大会を目標に頑張っていましたが、一度も出場することができなかった憧れの大会です。
そんな素晴らしい大会に審判という形ですが、土俵に上がれることにとても感動しました。
そして冒頭でも書きましたが、大会最終日まで緊張の連続でした。
緊張は大会前日の朝からはじまります。
空港に行く際一人で行くつもりが高校時代の監督を乗せて行くことになりました。
高校を卒業して年数が経過したとはいえ運転中、粗相を起こしてしまった時のことを考えると肩に力が入りっぱなしの状態に!
しかし人間は環境に慣れるもので緊張もいつしかなくなっていました。
夕方になると各高校の監督、審判の先生方が集まり翌日の会議が行われました。
そこでまず受付をして翌日から使用するIDパスが渡されます。
 
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僕が競技役員に登録されているかヒヤヒヤしましたが無事に受付を済まし会議へと向います。
会議室に入るとテレビで見たことのある先生方を間近で見れて妙に緊張しました。
会議では大会の流れの説明などがあって終了しました。
ピリピリした感じは一切ありませんでしたが、僕にとって初めてことだったのでとても疲れました。
夕食に沖縄そば、ゴーヤチャンプルを食べ翌日の大会にむけてエネルギーをチャージし一日が終わりました。
 
翌日。
僕の気力を無くすように朝から強い日差しが降り注いでいました。
大会初日は個人戦予選、団体戦予選1回戦がありこの日だけで300回以上の試合がありました。
僕の出番は2回のみの30試合をさばくだけで普段の大会と比べたらとても少ない数でした。
けれども僕の頭の中では大会前に審判長が言った
「この大会で選手の人生が変わる。」
っというフレーズが頭から離れず、また会場には大学の監督、相撲部屋の親方が見に来ていることからインターハイは将来も左右する大会であることを感じました。
自分の出番になるまでは会場や審判の控室を行ったり来たりで終始落ち着かない僕。
少しでも気を紛らわそうと記念撮影をしたものの緊張で上手く笑えない。
 
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そうやっているうちに出番がやってきました。
土俵に上がるとまず驚いたのが選手たちの体の大きさです。
僕よりの一回り、二周りも大きい選手、身長が2メートルもある選手に自分が子どもようになった気分でした。
試合の進行中は手が震え、もろに緊張しているのがわかる状態。
もしかしたら選手達よりも緊張していたのではないかと思います。
そんな緊張した状態では体が思うように動かず錆びついたロボットのようになっていました。
全国大会初めての審判は出来はとても良いものではなかったですが、異議申し立て(物言い)は無く無事に終了しました。
出番を終え土俵から降りると会場では冷房が効いているにも関わらず自分の汗の量にびっくり。
土俵上で動くとはいえここまでの発汗は初めての経験でした。
それだけ緊張していていたのだと実感しました。
しかしこの日の緊張はこれがピークではありませんでした。
それは2回目の出番で団体戦予選の軽量級の選手に対して重量級の選手の対戦で起こりました。
土俵際で軽量級の選手が反り技で投げたのですが僕の判定は重量級の選手に!
すぐに異議申し立て(物言い)になり判定は軽量級の選手に変わりました。
大相撲で言う行司差し違いです。
「ヤバイ!野次られる。」
全国大会になると審判への野次があるなんて噂で聞いていたので僕の緊張はピークに!
軽いパニックになりました。
ところが野次はなく何事もなかったように判定を受け入れてくれました。
そのこともあり妙に吹っ切れた僕が残りの試合も乗り切ることができました。
出番を終えた後はぐったりとなり審判控え室でお菓子を貪るように食べました。
全国大会一日目を終えて今まで経験してきた大会で緊張してきたのが馬鹿らしくなるくらいの緊張を味わうことが出来ました。
後半は動画を交えながら二、三日目と大会で思ったことを書いていきます。
もしよろしければ後半もご拝読ください。
 

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • Kouika7さん
    女性人気が上がるように体を鍛えてシャツをパツパツにしたいと思います!
    九州大会で予想したとおりに鹿児島商業、文徳の両校が頑張ってくれました。
    ここで活躍した選手の今後に注目していきます!

  • 審判姿が格好いいですね!けんた先生の女性人気が急上昇しないよう(^^)/祈らせていただきます!鹿児島商業も健闘したんですね!文徳高校は名前からして強そうです。

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