鹿児島は大丈夫だったものの台風19号で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
私スタッフの原口は台風で開催が危ぶまれたアマチュア相撲の世界大会を観戦してきました。
今回行われた世界大会は本来ハワイで行うはずでしたが大会の準備不足などで大阪での開催に変更されました。
僕にとっては世界大会が見れるまたとない機会に巡り合うことができました。
では世界大会の感想を2回に分けて書いていきます。
はじめに大会の結果です。
世界Jr(男子)
団体
1位 日本
2位 モンゴル
3位 ポーランド
3位 ジョージア
個人
軽量級
1位 北野(日本)
2位 VLASOV,EGOR(ロシア)
3位 Szilágyi,Erik Márk(ハンガリー)
3位 SOLODOVNIKOV,Mykola(ウクライナ)
中量級
1位 三田(日本)
2位 Gardziola,Adam Mateusz(ポーランド)
3位 YAVHUSISHYN,Danylo(ウクライナ)
3位 Vaz,Guilherme(ブラジル)
重量級
1位 川渕(日本)
2位 Arruda,João(ブラジル)
3位 Niemczyk,Hubert Dominik(ポーランド)
3位 BATTSETSEG,OCHIRSAIKHAN(モンゴル)
無差別級
1位 花田(日本)
2位 Mikołajczyk,Kacper(ポーランド)
3位 BATJARGAL,MUNKH-IDER(モンゴル)
3位 Arruda,Pedro(ブラジル)
女子
団体
1位 日本
2位 ポーランド
3位 ウクライナ
3位 ロシア
個人
軽量級
1位 NI KA LE,MAI SHANG(台湾)
2位 PUSTOVALOVA,VLADISLAVA(ロシア)
3位 山口(日本)
3位 Dyszkiewicz,Patrycja(ポーランド)
中量級
1位 長谷川(日本)
2位 SATHAPHAN,THANYALUCK(台湾)
3位 HREBENCHUK,Iryna(ウクライナ)
3位 Rodrigues,Leticia(ブラジル)
重量級
1位 PÄHKEL,Kai(エストニア)
2位 Zuckschwerdt,Marie-Luis(ドイツ)
3位 MORENKO,Yelyzaveta(ウクライナ)
3位 石井(日本)
無差別級
1位 大蔵(日本)
2位 PLAMUS,Sandra(エストニア)
3位 Krystek,Zuzanna(ポーランド)
3位 KORYTINA,Daria(ウクライナ)
世界 Senior 男子
団体
1位 ロシア
2位 日本
3位 ウクライナ
3位 エジプト
軽量級
1位 SEMYKRAS,Sviatoslav(ウクライナ)
2位 ABDULA-ZADE,GEORGY(ロシア)
3位 Elsefy,Abdelrahman(エジプト)
3位 DOCHEV,PENCHO MINCHEV(ブルガリア)
日本 宮城 3位決定戦敗退
中量級
1位 BAASANDORJ,BADRAL(モンゴル)
2位 深野(日本)
3位 Luto,Michał Tomasz(ポーランド)
3位 RIHIOJA,Oskari(フィンランド)
軽重量級
1位 ABDULA-ZADE,KONSTANTIN(ロシア)
2位 長内(日本)
3位 KASMANBETOV,AIBEK(キルギスタン)
3位 DAIAURI,Vazha(ウクライナ)
重量級
1位 五十嵐(日本)
2位 Sá Jr,Rui(ブラジル)
3位 BAGAEV,RUSLAN(ロシア)
3位 VERESIUK,Oleksandr(ウクライナ)
無差別級
1位 NAMSRAIJAV,BATSUURI(モンゴル)
2位 黒川(日本)
3位 KUDZOEV,EDUARD(ロシア)
3位 Kerstner,Róbert(ハンガリー)
世界Senior女子
団体
1位 ロシア
2位 日本
3位 ウクライナ
3位 タイ
個人
軽量級
1位 DUZHENKO,Aline(ウクライナ)
2位 KOVAL,VERA(ロシア)
3位 Rozum,Aleksandra(ポーランド)
3位 奥冨(日本)
中量級
1位 Skrajnowska,Magda Katarzyna(ポーランド)
2位 KOLESNIK,Karyna(ウクライナ)
3位 Schmidtsdorf,Daniela Edith Ema(ドイツ)
3位 松本(日本)
軽重量級
1位 MAKSYMENKO,Maryna(ウクライナ)
2位 石井(日本)
3位 ALEXANDROVA,ANNA(ロシア)
3位 ORYASHKOVA,MARIYA GERGINOVA(ブルガリア)
重量級
1位 POLYAKOVA,ANNA (ロシア)
2位 BEREZOVSKA,Ivanna (ウクライナ)
3位 久野(日本)
3位 BUMERDENE,TUVSHINJARGAL (モンゴル)
無差別級
1位 YAROMKA,Svitlana (ウクライナ)
2位 今 (日本)
3位 SUN,PEI YU (TPE) (台湾)
3位 DAGVADORJ ,ZOLJARGAL (MGL) (モンゴル)
※誤字脱字、間違いがあった場合は申し訳ありません。
それでは世界大会の感想を書いていきます。
僕にとって初めての世界大会の観戦ということでとてもウキウキした気持ちでいました。
しかし世界大会より日本国内の大会のほうが面白いということを聞いたので高鳴る気持ちを抑えながら大阪に向かいました。
大会は土曜、日曜の2日間で予定されていましたが、台風により日曜日の1日ですべて行う進行に変わり選手、大会側にとってとても大変なものになりました。
僕としては開催されることだけでも嬉しく大会側には感謝を伝えたいです。
会場に到着すると世界30カ国から訪日した外国人ばかりで大会が始まる前から雰囲気が違いました。
今まで体験した国内の大会だとピリピリした雰囲気ですが、今大会はピリピリしたムードの中にゆったりとしたものを感じました。
そういった雰囲気を感じつつ競技が開始されるまで外国人選手の体つきを観察しました。(けっしていやらしい目線ではありません笑)
ヨーロッパ系の選手は筋肉質の体型でスタイルが良く、日本のお相撲さんタイプはあまりいませんでした。
応援で来ていた方々もスタイルがとても良かったです。(いやらしい目線(笑))
それに比べ台湾やタイなどのアジア系の選手は日本人に似た体型が多かったです。
競技が始まると台風の影響で土俵を3つ使用した変則の進行になり観戦する僕も大変でした。
そのなかで1チームにボランティアの通訳と大学生の相撲部が帯同し進行に遅れがないように努めていたのはとても良いなと思いました。
競技中は以前ブログでも書いたように男性はアンダーパンツを着用した選手がほとんどでタトゥーが入っている選手も多く見かけました。
海外の相撲スタイルは軽量級ではレスリングに似た構え方が多く、重量級になるとがっちり組み合うタイプ、張り手ギリギリの突っ張りをする少し乱暴なタイプがいました。
また土俵に上がる際に十字をきって入ったり宗教的な行動も世界大会だと思わせました。
そして競技中一番良かったことが主審(行司)が外国人であったことです。
これは僕自身、主審をしているからこちらに目を向けてしまったと思います。
掛け声もしっかり日本語で「かまえて、手をついてまったなし、はっけよい!」「のこった、のこった」と言い、勝負の判定もしっかり自信を持っていて経験も積んでいることが覗えました。
審判も男性ばかりではなく女性審判もたくさんいてとても新鮮でした。
日本でも女性審判が増えることを今一度強く望みます。
(土俵上、手前階段にいる審判ともに女性です。)
大会は予定よりも早く進行が進みお昼の開会式までに予選が終了。
開会式後はメダルを賭けた取り組みが1つの土俵で繰り広げられました。
(開会式の様子)
余談ですが開会式には国際相撲連盟会長の田中会長(
昨年の出来事で相撲を知らない方もご存じかもしれま
もしかしたら良いイメージがないかと思われます。
しかし聞いたお話によると不確かな情報ですが、
真実である証拠はありませんのであしからず・・・
余談から戻りメダルを賭けた取り組みからは選手、応援もヒートアップ!
勝負に勝った選手はガッツポーズは当たり前、中には土俵にひざまずき祈りを捧げる選手もいました。
応援も自国チーム、選手が勝ったときには「
スムーズに進んだ大会も2日間の日程を1日で行ったため夜19時すぎまで行われ、外が暗くなると土俵上だけがライトで神々しく照らされとてもかっこよく見えました。
これも世界大会ならでは見せ方だと思われます。
大会終了後にはお疲れ様パーティーみたいなものがあり選手たちの親交がとても深まったことでしょう。
ちなみにウェルカムパーティーではビールが飛ぶようになくなったそうです。
さすがは世界大会。
飲みっぷりも世界クラスです!
最後に大会を終えて「世界大会は面白くない」と聞いていた僕にとっては逆に日本では観られない相撲、応援がみれてとても楽しくもっと観ていたいと感じさせるものでした。
今回の参加国は30カ国(日本を除く)でこれからまだまだ多くなると思われます。
そうなるとまた新しいタイプの相撲が生まれ、もしかすると大相撲より面白いものがみれると予想されます。
後々はオリンピック実施競技も夢ではありません。
そのためにも世界に相撲を普及させ競技人口を増やすことが必要です。
僕には世界に相撲を普及させる力はありませんが、日本にもっとアマチュア相撲を知ってもらうことは少なからずできると考えています。
そのきっかけとしてこのブログが役立つよう頑張ります。
大味になりましたが世界大会の感想とさせていただきます。
次回はマニアックな内容になりますが、世界大会を観て感じた今後の日本と海外の相撲、審判について書いていきます。
面白くない内容ですので適当に読んでいただけたら幸いです。
ご拝読ありがとうございました。
第23回世界相撲選手権大会 Ⅰ
目次
コメント
コメント一覧 (2件)
女性審判と赤のユニフォーム+ふんどし姿の男性選手の写真、良かったです!外国の方の歓声は「フォー」が基本のようですね。私も今度会社の上司と会う時に使ってみたいです(^o^)
Kouika7さん
僕が知っている相撲の世界とは違うものが目の前にありアマチュア相撲の発展を感じました。
ぜひ「フォーフォー」叫んでください。
周りに注目されること間違いなしです。