鹿児島の梅雨はどうにも梅雨らしくない日々が続いております。
雨の代わりに灰が降ってきている状態です( ;∀;)
夏はもっと酷くなるのかなぁ(゚ω゚)
 
さて、本題です。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、何年か前に紹介しましたキュン乙さんの話です。
なぜ「キュン乙」という名前になったかの説明だけします。
Mr.Childrenの桜井さんの話をするとキュンキュン乙女になるから略して「キュン乙」さんとなりました。
特に大した説明でもないですね(・ω・)
そのキュン乙さんが今年の11月にウルトラマラソンに初出場するとのことです。
ぼくは42km以上は決して走りたくないので凄いと思います。
アイアンマンレース(4km泳いで180km自転車漕いで42km走る)にはその内出ると思いますが、ウルトラはまず走ることはないでしょう(゚ω゚)
なぜ今回キュン乙さんの話を書こうと思ったかと言いますと、栄養が絡んでいたからです。
時系列的にキュン乙さんの話を書いていきます。
 
今年に入り鹿児島マラソンに向けて練習の量と質を上げました。
しかし、体が動きにくくなったり、スピード練習をしているにも関わらずむしろスピードが落ちてしまいました。
そして、本番の鹿児島マラソンでは自分が思っていた以上に走れず(今年の鹿児島マラソン当日は異常な暑さだったということもある)、タイムも悪くとても落ち込んでおりました。
鹿児島マラソンが終わった後も走ったりはしていたが、日に日に走れなくなっていきました。
 
『このままだと私、走れなくなるんじゃないか』
 
頭の中が弱気全開キュン乙さんになったようです。
確かに今年に入ってからキュン乙さんは整骨院に来院されている時、元気がなくなってきている感はありました。
それは練習やお仕事で疲れているからだと思ってました。
鹿児島マラソン後は著しく疲れている様子が見て取れました。
5月に来院された時、明らかに今までのキュン乙さんではなく元気がありませんでした。
以前だったら桜井さんの話をすると、瞳をキラッキラに輝かせ、ノリノリキュンキュンだったのにそんなこともなくなりました。
 
『あれ?桜井さん倦怠期モード?』
 
桜井さんとの間に何かあったのかもしれないと深入りはしませんでした。
しかし、明らかにおかしかったので爪を見たり顔や体でわかったことがありました。
先日整骨院に来院された時、キュン乙さんは開口一番に言いました。
 
『私病院で血液検査したら重度の貧血でした。』
 
先月キュン乙さんが来院された時に貧血の話はしていたのですが、ぼくの推しが足りなかったのでしょう。
血液検査で目の前に数字で見えたらやはり納得したようでした。
フルマラソンで4時間を切りたいと思いハードに練習をした結果、栄養不足になり走れなくなったということです。
ランナーが鉄不足になる話は以前書きました。
一応リンクを貼っておきます。
 
持久系スポーツではなぜ貧血が多いのか
 
キュン乙さんの場合、貧血だけでなくタンパク質不足も考えられます。
(というか、ほとんどの人がタンパク質不足です。)
貧血の為に鉄剤を処方され飲み続けているのに中々良くならない方が大勢いらっしゃると思います。
それにはしっかりと理由があります。
それはタンパク質不足だからです。
鉄を摂取し、腸で吸収され、いざヘモグロビン(赤血球の中にある酸素を抱えているタンパク質)を作ろうと思ってもタンパク質がないとヘモグロビン自体を作ることが出来ないため貧血が改善されないのです。
ですので、貧血と診断された場合、鉄・葉酸・ビタミンB12・ビタミンCと合わせて必ずタンパク質も摂るようにしましょう。
そして貧血というのは急激に良くなるものではありません。
それが重度であればあるほどその傾向にあります。
正常値になるまで2〜3ヶ月かかる場合もあれば1〜2年かかる場合もあります。
それはヘモグロビン値や赤血球数だけでなく、フェリチン値まで診なければならないからです。
 
話が少しそれましたが、キュン乙さんが出場するウルトラマラソンは11月です。
練習をする前にまず体の中をどうにかしなければなりません。
今焦って練習をし続けると必ず肉体だけでなく、鉄不足によって精神的におかしくなることが目に見えています。
本格的な練習は大会3ヶ月前の8月からするとして、今はとにかく体の中のメンテナンスが重要です。
 
ウルトラの練習は何より脂肪エネルギーを使えるようにすることです。
糖エネルギーは燃費が悪く、すぐに枯渇してしまいます。
カーボローディングを全開にしても体に貯めれる糖エネルギーは2000kcal前後です。
ウルトラ(100kmとして)の場合、その消費カロリーは体重50kgの人だと大体5000kcalです。
糖エネルギーを主体とする走り方をしていたらカロリーが明らかに足りません。
脂肪エネルギー:糖エネルギー=8:2くらいで走れるようになるのがベストではないでしょうか。
そのための練習は長距離を走ることもですが、食事を変えると効率が格段に上がります。
普段から糖質を「あまり」摂らないことです。
低糖質・高タンパク食に切り替える必要があります。
また、脂肪エネルギーを効率良く使えるようにするビタミン・ミネラルもあります。
そちらの補充も欠かせないでしょう。
鉄・マグネシウム・ビタミンB群はミトコンドリア(エネルギー生産工場)を活発にしてくれます。
ついでなので少し詳しくエネルギー生産を活発にしてくれるビタミンとミネラルを紹介します。
 
ビタミン:B1,B2,B3(ニコチン酸orナイアシンともいう),B6,C,パントテン酸,ユビキノン
ミネラル:鉄、亜鉛、マンガン、マグネシウム、銅
 
これらを摂るとミトコンドリアでのエネルギー生産をより活発にしてくれます。
脂肪エネルギーをより使えるようにするビタミンとミネラルもついでに書いておきます。
 
ビタミン:B2,B3,B12,C,H(ビオチン),パントテン酸
ミネラル:マンガン,クロム
 
この辺りを日頃から摂取していると脂肪エネルギーを使いやすくなります。
サプリは飲むタイミングも大事ですが、何よりも「量」が大事です。
タイミング次第では全然効かないこともあります。
量が足りな過ぎて効かないことも多々あります。
注意すべきはミネラルの摂り過ぎは危険です。
これだけは気を付けてください。
ビタミンでも摂り過ぎるといけないものもありますので、正確な情報を元に摂取しましょう。
なぜここで書かないのか疑問に思われたでしょう。
人によって量が違い過ぎるのでここで書くことは出来ません。
詳しくは整骨院で聞いて下さい!
書くのが面倒です!(←本音が(゚ω゚))
 
スポーツの上達はバランスが重要です。
練習:ケア:栄養=4:3:3
人によって割合は違いますが、まぁ大体こんな感じです。
みんな練習にばかり目がいってますからね(゚ω゚)
何事もバランスが大事ですよ〜( ^ω^ )
 
あ!
最後に書きたいことがあります!
ウルトラマラソンは超過酷な競技です。
活性酸素が大量に発生する為、他のスポーツと比べて桁外れに体に悪いです。
それは大会当日だけでなく、ウルトラの練習自体が体に悪いことだらけです。
是非普段からビタミン類の摂取を心がけて活性酸素の除去をして下さいね。
じゃないと、物凄い勢いで老けますからね(゚ω゚)
見た目もそうですが、体の中も物凄い勢いで老けます(゚ω゚)
老けたくなければ必ず活性酸素除去ビタミンを摂りましょう(゚∀゚)
さっさと老けても良いし早く死にたければ何もしなくて良いです(゚ω゚)
わかりましたか、キュン乙さん!
いつまでもキュンキュン乙女でい続ける為にも、桜井さんに会って話をする時に綺麗な姿を見せる為にもビタミンやミネラルは大事ですからね!
桜井さんは決して遠い存在ではありません(゚∀゚)
いつの日か目の前に現れる時がきます!
その時のことをイメージして生活しましょう(*゚∀゚*)
またわからないことがありましたら整骨院やらなんやらで聞いて下さ〜い(゚ω゚)

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コメント

コメント一覧 (8件)

  • 先生、先日はありがとうございました。まさか!私のことがブログになっているなんて!!! 桜井さんも読んで下さってるかもしれませんね 笑
    3月に何年かぶりで高熱出した時にも貧血と言われていたのに軽くみていたツケが今きてる気がします。タイムや距離を踏むことばかりにとらわれていて、体には無関心でした。本当はサブ4してからウルトラに挑みたい!と思ってましたが、どうしても100㎞にチャレンジしたくてポチっとエントリーしてしまい・・・
    エントリーしてからの方がドキドキしてます。ですが、ウルトラにチャレンジすることで自分の体と真剣に向き合おうと思えるようになったので結果的に〇でしょうか?!
    先生がおっしゃってた、この状態でも走れていたのだから、貧血治ったらもっと走れるようになります!との言葉にパワーもらいました!!11月のウルトラでどんな想いができるのか、今からワクワクします。
    栄養面などまたいろいろとお聞きすると思います!よろしくお願いします。

    • >>キュン乙さん
      こちらこそありがとうございました!
      これでキュン乙さん二回目です!
      桜井さんは必ずチェックしてますよ!
      多分明日あたり書き込みが来るはず( ^ω^ )
      とりあえず100km走ってみてください*\(^o^)/*
      きっと何かの境地に達するのではないでしょうか(・Д・)
      壁というのは前に進んでないと出てこないものです。
      逆説的にいえば、前に進んだから壁にぶち当たったんです。
      あとは、その壁を乗り越えるだけですよぉ( ^ω^ )
      今のぼくは覚醒モードに入ってますので何でも聞いてください!
      暴れん坊将軍バリに無双してます*\(^o^)/*

  • ビタミンの摂り過ぎについては、整骨院で詳しくお伺いするとして、可能でしたら1点参考までに教えて頂けたらと思います。
    先日プロテインを購入して飲み始めているのですが、サイトには18歳以上と記載がありました。
    小学生(3年男子)には飲ませないほうがいいのでしょうか?
    一度味見させたらおいしいと言ってました(๑´ڡ`๑)

    • >>Kouika7さん
      ぼくは小学1年生と2年生の娘に容量の半分を毎日飲ませています。
      一日のタンパク質摂取量が体重の1/1000gが目安となっていますので、成長期が始まる前の子どもの場合体重がそこまでないのでタンパク質の摂り過ぎになってしまいます。
      「摂り過ぎ」といっても相当な量を摂り過ぎないと異常は発生しませんが、一応目安は守った方が良いでしょう。
      (場合によっては大容量のタンパク質やビタミン類が必要の時もあります。)

      • お忙しい中ご返答有難うございました。
        子どもが飲む時の参考にさせて頂きます。

        • >>Kouika7さん
          また何かわからないことがありましたらいつでもどうぞ〜( ^ω^ )

  • ミネラル:鉄、亜鉛、マンガン、マグネシウム、銅  ←これ
    これがいかに重要か、皆様にもう少し詳しくご説明プリーズ
    (おまけ)
    我が家は、疲れた時は、中華料理やで餃子やラーメンを食えばスタミナつく
    そういう教えでした。
    毎週末、同じ中華料理屋・・他の店は行ったことがありません・・・

    • >>アニメ師匠さん
      その説明をするととんでもない方向に行くのでやめときます!
      もし気になる方がいらっしゃったらご自身で調べて下さいと言います!

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