皆さんは「ミトコンドリア」という単語をご存知でしょうか?
簡単に説明しますと、エネルギーの生産場所のことです。
エネルギーの生産場所ということは、ミトコンドリアがあればあるだけエネルギーを作ってくれるので運動をする上(特に持久系)で絶対大事な器官です。
今回はこの「ミトコンドリア」についてぼくなりの考えを書き進めて参ります。
学術的な話ではありませんので堅苦しい内容ではありません。
あくまでもぼくの考えですので適当に参考程度に読んでください(゚ω゚)
『ミトコンドリアは仮眠もしくは冬眠みたいな感じになるのではないだろうか。』
この考えを紐解いて参ります。
少しややこしく感じるかもしれませんが、多分きっと役に立つはずです(゚ω゚)
ミトコンドリアがどんな器官なのか詳しく知りたい方はグーグル先生に聞いて下さい。(←安定のグーグル先生行き(゚ω゚))
上記しましたが、要はエネルギー生産の場所ということさえ覚えてれば特に問題ありません。
難しい単語を今回は使いません、多分(゚∀゚)
突然話が変わりますが後々繋がりますので書きます。
ぼくは走ることがあまり好きではありません。
だって、きついんですもん(゚ω゚)
ぼくも一応走ってますが、人が走ってる姿を見ると何で走ってるんだろう、といつも疑問に思ってしまいます。
そんなぼくが走り始めてから約5年が経ちました。
フルマラソンで三時間を切ることを目標に真面目に走り始めてから3年が経ちました。
しかし、まだ三時間を切ることが出来ません。
中には半年の練習で三時間を切った人もいます。
逆に10年かかった人もいます。
この差は一体何なのでしょうか???
筋肉の質や性格の問題もあるでしょう。
今回はそれら全て無視してミトコンドリアだけに注目していこうと思います。
元ハンマー投げ金メダリスト室伏広治さんは現役中もハンマー投げ以外のことをしていたそうです。
水泳をしてみたり様々な運動をしたそうです。
競技が違うから全くの無意味かというとそうではないとのことでした。
違うスポーツをすることでハンマー投げの醍醐味を改めて知ることが出来たり、体の動かし方を新たに知ることが出来たりしてとてもプラスになったそうです。
話は完全に逸れますが、室伏さんのお父さんである室伏重信さんが23歳で1967年メキシコオリンピックを目標に練習をしていた時の話を紹介します。
室伏重信さんは五輪の選考会が近づいているにも関わらずスランプになりました。
そこで猛練習をしました。
一日50本でも多いとされたハンマー投げの投げ込みを300本しました。
朝6時から夕方6時までひたすら投げました。
しかもそれを毎日です。
それにも関わらず記録は全く伸びずそれどころかどんどん悪くなりました。
ビデオで自分のフォームをチェックしたところ、メチャクチャなフォームで練習をしていることに気付きました。
それから練習量を減らし、フォーム改善を心掛けて練習をするとフォームが良くなり記録が伸びていき日本記録を出しました。
この失敗から息子である室伏広治さんが学んだことは「目的と目標を定めて最適で最短な軌道を描くための練習をする」と室伏広治さんの書籍に書かれています。
「ゾーンの入り方 室伏広治 集英社新書」
この本はスポーツをしている人は必読ですが、全ての人にお勧めしたい最良本です。
きっと何かのヒントになると思いますので是非ご覧下さい( ^ω^ )
「練習して上達すれば誰でもオリンピック選手」
これはいつもぼくが言ってることです。
もちろん練習量は大事な要素ではあるけど、絶対ではありません。
物事自分で試行錯誤しながら常識に捉われず何でも挑戦し、素直に人の意見を聞けるかどうかが大事なことではないでしょうか。
話を戻します!
ミトコンドリアは体のあちこちにあります。
肝臓、腎臓、筋肉、脳などの代謝の活発な細胞に数百、数千個のミトコンドリアが存在します。(←wiki情報!)
今回は筋肉に着目します。
運動をしている人であれば特に筋肉で代謝が活発になります。
この筋肉のミトコンドリアを増やすにはどうしたら良いのかというと、持久系や瞬発系のトレーニングで増えます。
この事実は科学的に証明されてます。(←気になる方はグーグル先生へ!)
ぼくの体感的話を書きます。
3月に鹿児島マラソンがあり、その後16km以上の距離は走っていませんでした。
トライアスロンの練習で自転車で40〜60km漕いだ後16km走ったりはしましたので、一概にロングを走っていないというわけではありません。(←代謝的に捉えたとしての話)
しかし、6月からランの距離とペースを落としたら1ヶ月後のトライアスロン大会のランパートで痛い目にあいました。
10kmの大会では37分くらいだし、去年の天草トライアスロン大会では39分台で走れたのに今回は42分台でした。
タイムはどうでも良いのです。
7月8日にトライアスロン大会が終わってからランは週2回程度の練習でした。
水泳は7月1回、8月3回の練習で内容も決して追い込むようなものではありませんでした。
自転車は週に1回40~90km乗りましたが、これも追い込んで漕ぐとかではなく、適当な感じで漕ぎました。
お盆からある程度考えて練習を再開しました。
2019年の鹿児島マラソンがぼくのメインレースとしましたので、その6ヶ月前から始まるメニューの準備運動として練習をしました。
その準備運動で2km×3本のスピード練習をしました。
あまりにも久しぶりのスピード練習でしたのでどうなるか前日から不安でした。
2月にして以来のスピード練習です。
4:10~4:20/kmくらいでしか走れないかなと思ってましたけど、4:00/kmで走れたので安心しました。
ちなみに去年の今頃同じスピード練習をしていて3:45~3:50/kmで走れてました。
そして、このスピード練習をして以降ジョグスピードが5~10秒程一気に上がりました。
水泳の練習でも自転車の練習でも明らかにパフォーマンスが上がりました。
ぼくが何を言いたいのかわからないかもしれませんが、ここから少しずつ紐解きます。
ここにきて主役のミトコンドリアの出番です。
ぼくは筋持久力系(スピード系)のトレーニングをずっとしていなかったので、ミトコンドリアの量が減っていたことが考えられます。
いや、減ったのではなく「眠っていた」とぼくは考えます。
今回ぼくが一番皆さんに伝えたかったことが上記した次の文章です。
『ミトコンドリアは仮眠もしくは冬眠みたいな感じになるのではないだろうか。』
スピード練習をしたことで冬眠していたミトコンドリアたちが目を覚まし体を動かすことが楽になったのではないだろうか。
運動強度的な問題で、ある程度の負荷をかけないとミトコンドリアは冬眠状態になるのではないだろうか。
もちろん、これには個人差があると思います。
そして、話は室伏さんに戻ります。
室伏さんが様々なスポーツに取り組むことでハンマー投げに使うミトコンドリアだけでなく、全身の筋肉のミトコンドリア達が呼び覚まされ、全身からエネルギーをもらえることでハンマー投げの選手として体格的に劣っていたにも関わらず金メダルを取れた(最初にも書きましたがここではミトコンドリアだけに焦点を当ててます)のではないだろうかと考えます。
しかし、ここであることに気付いた人がいるかもしれません。
ミトコンドリアは持久系スポーツに有利に働くのですが、上記のぼくの仮説が正しければ室伏さんは持久系も得意にならないとおかしい理論になります。
これは結局エネルギーの使い方の個人差で話が済むと考えます。
全身のミトコンドリアで作られたエネルギーを爆発的に使うか持続的に使うか(厳密に書くと「使われてしまうか」)で個人の能力が分かれるのではないでしょうか。
DNAレベルで決まっていることだと思います。
室伏さんだけでなく、Mr.ウサインボルトでも同じ理論です。
彼も400mの練習が大っ嫌いだったそうです。
400mの練習が嫌い過ぎて100mに出場することを条件にして400mの練習をせず、100mの大会に出たら数回目で世界記録を出したという伝説的逸話は有名ですね。
元々持久力があったり、中学・高校・大学で長距離をしていた人がマラソンをすると一気に速くなるのは眠っていたミトコンドリアが目を覚ましたからではないでしょうか。
もちろん、練習方法を知っていたり、フォームの問題だったり色々あるでしょう。
しかし、それだけでは説明出来ないとぼくは思います。
ぼくは3時間を切っている人たちと同じような練習をしたり、もしくはそれ以上の練習をしているにも関わらず達成出来ません。
多分ぼくのミトコンドリアはまだ眠っているんだと思います(゚ω゚)
おい、早く起きてくれおいらのミトコン達よ(゚ω゚)
サブ3の話は置いといて、室伏さんやぼくの例(一緒にするのは失礼とは思いますが)でもわかりますように、運動強度や運動内容を変えることでミトコンドリアを呼び覚ます必要があります。
もしくは、ミトコン達を生成する必要もあります。
その為には画一的練習ではなく、思い切って別な競技をする期間を設けたり、ゲーム性を追求した練習をしてみるのも良いでしょう。
走るだけが練習ではないとぼくは思います。
最初にも書きましたが、ぼくは決して走ることが好きではありません。
ですけど、ゲーム性を考えて走ればそれはとても面白いのではないでしょうか。
例えば、こんな1600mの大会があります。
最初にビールを一気に飲んで、その後は400mを一周する毎にビールを一気に飲んでそのタイムを競う大会です。
日本でやったら絶対叩かれるでしょうから不可能でしょうけど、これをコーラか炭酸水にすれば実現可能ではないでしょうか。
今度炭酸水で挑戦してみようと思います。
練習どころかマイナスにしかならないと思いますが、その動画をアップしてyoutuberの仲間入りを果たそうと考えております(*゚∀゚*)
カンマチア(鹿児島駅近くの公園の名前)が一周約500mあるのでそこで4週してみようかな(*゚∀゚*)
必ず胃は空っぽにして走らないといけませんな!
誰か一緒にしてみない?
君の挑戦を待ってるぜ!
話がとんでもない方向にいきました。
ミトコンたちを呼び覚ます必要があると思えましたでしょうか???
これからマラソンシーズンが始まります。
いろんな可能性を考えながら練習に取り組んでみてください( ^ω^ )
あなたの可能性は無限大ですよ\(^o^)/
長文失礼しました!
コメント
コメント一覧 (6件)
細胞クラスの理論に達しましたか
客観的に測定可能な数値かできることを期待します
炭酸水柔道は実験済です。
力の衰えた私が、自衛隊出身の二十歳の院長先生に勝つために、練習前にコーラを飲ませました
練習中の休憩時間もコーラ、とにかくコーラを飲ます
なんと、院長の動きが数段と悪くなり、乱取りでも投げられなくなる♪
>>アニメ師匠さん
ミトコンドリアの数値化が出来たらかなり生体科学に貢献すると思います。
いつかその日が来ることを楽しみにしています( ^ω^ )
コーラ柔道ありましたね(・_・;
言われて思い出しました(゚∀゚)
確かにあの時はコーラやら食べ物やら大量に飲食した記憶があります(゚ω゚)
時代を先取りしていたのですね!
こんばんは。
3ヶ月後にフルマラソンが迫っているのに、いまだに週1の4~5kmの軽いジョギングしかしていないウッチーと申します(;’∀’)
以前テレビで見たのを思い出しました!
どこかの大学の陸上部?駅伝部?で、ちょっときつめの運動(ダッシュみたいな感じだったかな…)を繰り返すことで、ミトコンドリアを増やすスイッチを何度もオンにするトレーニングをやってました。
炭酸水?ビール?を飲んでのレース。見る分には面白そうです(*^^*)
ジョギングの最後のウォーキングで、股関節に違和感があります…(@_@)
またメンテナンスに伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。
>>ウッチーさん
おはようございます( ^ω^ )
3ヶ月後となるともう始めてないと痛い目に合いますよ〜(゚ω゚)
ミトコンドリアのことはテレビでも取り上げられるようになってるようですね。
ぼくはテレビをほとんど観ないのでわからないのですが…。
そのトレーニング方法が文章中にも書いてる「持久系や瞬発系のトレーニングで増える」というやつです。
そのことは最早知ってる人は知ってるので、今回の記事はその先のことを書いたんです〜( ^ω^ )
炭酸水レースの参加お待ちしております!
メンテナンスよりそっちの方が良いと思いますよ!
室伏さんの言葉
「目的と目標を定めて最適で最短な軌道」
私にとっては、マラソンメニューの作成依頼でした。
6〜8月自己流でランニング始めましたが、目標(フルマラソンを歩かず完走)達成には何年もかかると感じました。
今はメニューをこなしつつ、たまの診察で傷んだ身体のケアや、諸アドバイスを直接頂き・・これは最強、最高の形かもと思いました。
院長先生は宣伝的な事をあまり好まれないようですが、あえて言わせて頂くと、優秀なパーソナルトレーナーについてもらってる感じです。
話は変わりますが、動画の大会、ビールが苦手な私はお金を貰っても出たくないです(・∀・)でも観るのはとても面白いです!
>>Kouika7さん
何だかそこまでお褒めの言葉頂くと恐縮すると同時に感謝の気持ちでいっぱいです(゚ω゚)
ありがとうございます!
自己流やネットで書かれてることが間違えてるとは言いませんが、効率は良くないでしょうね。
どうせやるなら日本人らしく効率を求めて最短で目標に到達することが良いのかなと思う今日この頃です。
オムカールさんに日本人論を少しだけ聞いて尚更それを痛感しました。
Kouika7さんとのやり取りでも書きましたが、この形はぼくの理想形のような気がしてきました。
動画の件ですが、ビールじゃなくても炭酸水かコーラを用意しますよ!
どちらでも参加可能です!