誤解だらけの指導方法

残暑というには酷すぎる暑さが続く鹿児島ですが、どうやら来週から涼しくなりそうです。
10月23日に出水でツルマラソンに出ますので(もちろん、10km!)それに向けてガンガン追い込んでいこうと思います!(←足をツルことなく走りきりたいと思います!)
 
さて、今回の記事は真面目な内容です。
ぼくはランニングを始めて、様々な勉強を重ねてきました。
自分の体で実験したり、人の話を聞いたり、本を読みあさって勉強をしております。
今ぶつかってる問題は、
『部活動の指導方法』
についてです。
今回は特に野球の指導方法について書こうと思います。
 
まずはぼくの考えから書きます。
はっきり申し上げて、無意味に長距離を走らせたり、バットを無駄に何本も振らせたり、きつい練習を毎日することはナンセンスとしか言いようがありません。
懲罰の意味を込めてドンドン走らせることに何の意味があるのでしょうか。
バットを1000本も振って何の意味があるのでしょうか。
体が回復する前に連続してきつい練習をする意味は何なのでしょうか。
練習内容も無駄なことが多く、練習のための練習をしているだけです。
生徒はただただ疲弊しその状態で練習したところで力がつくはずがありません。
それでいて、指導者は生徒を支配することに優越感を抱き、悦に入ってる状況だと認識しております。
 
スポーツの練習というのは、緩急(強弱)が必ず必要です。
しかも、個人や時期によって変えなければならないものもあります。
生徒に目的意識をもたせて練習を行わせるのと、嫌々ながらするのとでは結果は雲泥の差が出ます。
そんなこと考えもせず、昔自分がやった(やらされた)練習を同じように生徒に押し付けています。
怪我をしたら、「集中力がたりないからそうなるんだ!それでも練習をしろ!」
疲れて動けないのに、「そんなことだから勝てないんだ!もっと走ってこい!」
試合に負けたら、「お前らはなんで勝てないんだ!?なんで打てないんだ!?なんで投げきれないんだ!?」
こんな言葉ばかり聞きます。
いい加減気付いて欲しいのですが、それは指導者の指導方法が間違えているからです。
偶発的な怪我はどうしようもない部分はありますが、それでも怪我は防げることがほとんどです。
怪我をするのは体が疲弊し過ぎてるにも関わらず、部活で過度の運動をさせるからです。
疲労がたまり体がまともに動けない状態なのにも関わらずパーフェクトパフォーマンスを求める指導者のなんと多いことか!
そして動けない生徒を見て怒り狂い、長距離を走らせたり様々な懲罰を命令します。
少しでもスポーツ医学を学べばその過ちに気付くはずなのに、その勉強をしようともしません。
 
これとほとんど同じことをおっしゃってるのが桑田真澄さんです。
あの方は高校一年生から甲子園優勝投手になり、巨人に入団し、大リーグでプレーまでした偉大な選手でした。
この経歴だけみたらただ輝かしい成績だけの方にみえますが、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、色んな経験をされております。
そんな桑田さんは無駄な練習をとにかく嫌い、自分でしっかり考えて練習をしていたそうです。
無駄に走ることや、無駄な素振り、無駄な追い込み練習が有望な選手を駄目にしているとおっしゃってます。
 
種類は違いますが、リオ五輪で有名になった卓球の水谷選手も大体同じことをおっしゃってました。
この二人の考えは似てると思いますので、この二人が対談したら面白いかもしれませんね。
 
この記事でぼくは無闇に自分の考えを書いているわけではありません。
ある程度本を読んで書いてます。
 
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内容紹介

なぜ「東大は強くなった」のか!? 東京大学野球部特別コーチとして、2013年と2014年の2年間にわたり指導した著者が、初めて綴る活動記録。 六大学リーグで“最弱”とされるチームに勝利をもたらすため、選手たちに何をどう伝えたのか、克明に記す。 また、同大学大学院総合文化研究科の大学院研究生として、著者自身の研究ぶりも明かす。 「教え」と「学び」の両側面を、具体的な事例を通じて掘り下げることで、 「頭脳の野球」を掲げる著者の野球哲学と人生観が伝わってくる。 東大野球部OBで、NHK「ニュースウオッチ9」元キャスターの大越健介氏との特別対談も収録。

東大と野球部と私――勝つために大切なことは何か 

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内容(「BOOK」データベースより)

がむしゃらな努力は無駄だ。一心不乱に根性だけで練習に没頭したことは一度もなかった。やるべきことを精査し効率性を重視しながら、練習を積み重ねていた―。日々、闘う全ての男たちに捧ぐ、努力の天才が辿りついた「成長の法則」。そして、はじめて言及する盟友・清原和博との関係と、引退の真相。小さな大エースの全思考全感覚を凝縮。

心の野球―超効率的努力のススメ 

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内容(「BOOK」データベースより)

チャンピオンは異常性を持っている。負ける人は負ける理由を持っている。練習はやればやるほど強くなるものではない。全日本卓球選手権大会で史上タイの8度目の優勝を飾った王者・水谷隼はなぜこれほど強いのか。その理由がわかる。

負ける人は無駄な練習をする―卓球王 勝者のメンタリティー 

 
これだけではありませんが、これらの本を読んで自分の考えは正しいと思いました。
今の指導者の多くが間違えていると言い切れます。
では、なぜ指導方法を間違えてしまうようになったのでしょうか。
それにはちゃんとした理由がありました。
それを次回書きます。
誤った指導方法の歴史を書いた後、話は急展開します。
まさに急展開です。
次回も必見の内容です。
野球だけでなく、スポーツをしている人も指導者もスポーツをしている子どもさんの親御さんも絶対見た方が良いです。
自分で言うのもなんですが、物凄くためになる内容だと自負します。
お楽しみに〜*\(^o^)/*

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