長距離をしている男子高校生の動画解説

以前からほぼシリーズのような感じで紹介しているTくんの走ってる動画を観ながら解説します。
一応過去記事も載せておきます。
 

「長距離」で何より優先される練習

高校一年生の長距離選手が証明したこと

長距離をしている高校生の話

 
ここまで同じ人を紹介したのは初めてかもしれませんね。
段々みなさんも親近感が湧いてきたのではないでしょうか(*・ω・)
これからもシリーズとして紹介していくと思います!
 
それではさっさと解説に入ります!
https://www.instagram.com/p/B9Tcj83Hhoo/
インスタにアップした動画が3つありますので、それらを元に解説していきます。
解説部分だけ敬語略します。
 
 

高校生男子(Tくん)1500m選手。

1500mが主戦場だが5000mや駅伝などにも出場中。

元々野球をしていたので瞬発力やスピードは十分あるが、野球の癖が所々にある。

動画をそれぞれ解説する。

①上下左右へのブレが強くある。長距離をする上でそれらのブレはなるべく抑えなければならない。その為にTくんの場合腰の筋肉を鍛える必要がある。腹筋は以前から伝えているのでこれまで通り継続していく。これで左右へのブレがかなり抑えられる。上下は腕の振り方やケイデンス(歩数)が関係しているのでそこもアドバイスした。Tくんのケイデンスは1分間に150歩前後とかなり少ないため180歩以上への改善が急務である。細かい話だが右足の着地の際内くるぶしがグニャッと中に入るのがわかると思う。左もあるが右が強く出ている。この影響もあり今Tくんはシンスプリント(内くるぶし付近の痛み)で悩まされている。ケイデンスの改善で解消される可能性が高いが他にもつま先立ちや腰のトレーニングで改善を促すと考えられる。もしくは内転筋も関係しているかもしれないので考えられることは一つずつ潰していく必要がある。

②この動画で腕振りが悪いことがわかる。腕振りの力が上方向に伝わっている。長距離の場合「上」でなく「前」にベクトルを伝えなければならない。この動画を観ると①で書いていた内転筋の問題もみえてくる。右が着地の際若干内側に入っている。内転筋も鍛える必要がありそうだ。野球をしていたからか身体の使い方がバネのようである。これはちょっとした天性的なものもあるので今後改善していけば大きく成長する可能性を秘めている。上に跳ねているベクトルを前に伝えれるようになれば大いなるスピードと持久力を得ることが出来るだろう。

③着地の際腰が落ちているので腰を鍛えると腰が落ちなくなりハムと臀筋の力を今以上に発揮することが出来るようになる。しかし、かなりゆっくりとしたジョグスピードにも関わらずハムと臀筋をしっかりと使ったこのフォームはやはり天性を感じる。2月にフォーム練をするよう伝えて取り組んだこともあるが、やはりこれは天性的なバネがあるから出来ることだ。ケイデンスが少ないため着地した足の重心が体の重心より前にきている。それにより着地のベクトルが後ろ向きになってしまいランニングコストを下げてしまう。やはりケイデンスを上げて着地をもう少し後ろにする必要がある。

参考にたまに載せる動画も再び載せる。

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