ランニングの着地方法

12月に入りついにマラソン大会シーズンも本番になってきました!
走る前は寒くて嫌になりますが、1〜2km走ると体も温かくなって調度良いくらいになります。
寒くて走りたくないのはみ〜んな同じです( ^ω^ )
頭の整理と思って楽しく走りましょう*\(^o^)/*
 
本題に入ります。
走る上で最も基本的なことですが、意外と知られていないランニングの際の着地方法です。
人の走り方というのはたくさんあります。
人の数だけあると言っても過言ではないでしょう。
しかし、基本となる部分はある程度決まっています。
今回はその基本である着地について書きます。
 
これから3つの着地方法を書きます。
あなたはどの着地になってますか???
 
1,かかと着地
2,つま先着地
3,真ん中着地
 
先に答えを書きますが、この中で明らかに間違えているものがのかかと着地です。
ほとんどの方々がカカトから着地してると思いますが、実は最も効率の悪い走り方なんです。
長くなると思いますが、それぞれ解説していきます。
↓つま先着地(フォアフットラン)のパイオニアとなったララリムの方々です。
IMG_1957
 
1,かかと着地
 
遅いランナーのほとんどはかかと着地しています。
足が地面に着く直前に、膝が伸び、足先がそれよりも前に来て、つま先が上を向いている状態です。
この動作は体全体を後ろへ押し返すいわばブレーキをかけている状態で足を着地させています。
ゆっくりかかと着地をしてみると、かかとに伝わる地面から足に伝わるベクトルは後方へ向いていることがわかると思います。
一旦ブレーキをかけてから再び加速するには非常に大きなパワーが必要になります。
しかも、かかと着地をすると、かかとは衝撃力を吸収する構造になっていないため、着地の衝撃が脚や体全体に直で伝わってしまいます。
その結果、足底筋膜炎、足関節炎、膝関節炎、シンスプリント(ふくらはぎの内側の下の痛み)、長脛靭帯炎など様々な怪我のリスクが高くなります。
これは効率的なランニング方法とは言えませんよね。
元々人間はかかとから着地するような構造にできておりません。
裸足で歩いたり走ってみるとわかると思いますが、かかとから着地しません。
かかと着地は靴が原因で起こったことです。
これについての説明は長くなるので気になった方は直接聞いてください!
もしくはググったらすぐ出てきますので、そちらをご覧ください!
とにかく、かかと着地は避けた方が賢明です。
 
 
2,つま先(フォア)着地
 
エリートランナーのほとんどはつま先で着地をしています。
人間の重心を考える上で最も効率良く速く走れる着地方法がこのつま先着地となっております。
足には26本の骨があり、さまざなま腱によってお互いに結合しています(もちろん腱だけではありませんけど主にという意味です)。
つま先着地をすると、これらの骨のほとんどは横方向に広がり、地面から脚に伝わってきた衝撃ベクトルを色んな方向に分散させることができます。
これによって、骨と関節の怪我のリスクがかなり減ります。
しかし、このつま先着地は上級者向けですので一般の方々にはまずお勧めできません。
フルマラソンを3,5時間以内で走れる方以外は避けた方が良いでしょう。
なぜなら、つま先着地することで、アキレス腱炎やふくらはぎの筋肉を痛める可能性が急激に高くなるからです。
つま先で少し走ってみてください。
かなりふくらはぎの筋肉を使い、次の日筋肉痛になると思います。
適切な指導者から教わらない限りつま先着地はお勧めできません。
 
 
3,真ん中(ミドル)で着地
 
真ん中で着地というのは、かかとから親指が同時に接地するということです。
接地の直前、膝は少し曲がっており、足は膝の真下に位置します。
接地の際は、土踏まずで着地するイメージです。
真ん中着地をすると、最初は走りにくかったりスピードが遅くなったと感じることがあると思います。
しかし、慣れてきたら問題なく走れるようになります。
出来たら裸足で芝生や土の上を走るとコツをつかみやすいです。
大体1ヶ月ほどで習得可能ですので、マラソン大会の1ヶ月前からでも間に合う効率を上げるテクニックの一つです。
 
ぼくの着地はミドルからフォアを意識してます。
完全にフォアでもないしミドルでもない、その中間です。
足の裏の左右でみると、真ん中を意識しながらも若干小趾側から着地し、親趾で蹴って走る感じです。
蹴るといっても強く蹴ることは絶対にしません。
親趾を意識し過ぎて怪我をしたことがあるのでそれから強く蹴ることはやめました。
親趾が最後に離れるような感じです。
 
ぼくの場合、体の構造が普通の方々より詳しくわかるので走りながら体中と会話しています。
膝の内側が痛くなったら、着地かな?太ももの内転筋かな?腰かな?背骨かな?となったり、
足首の内側が痛くなったら、着地かな?股関節かな?腕の振りかな?など走りながらかなり色々と考えてます。
自分と会話することを繰り返してると自分にとっての理想のフォームが見つかるとぼくは思ってます。
人から教わったり本で見た走り方を真似して走るのも最初は良いかもしれませんが、走りながら自分のフォームを見つけた方が良いと思います。
それを見つけるのは中々難しいと思いますが、必ず自分のフォームというものがあります。
身長、体重、体型、骨格、性別などが複雑に絡み合って出来上がるものがフォームです。
野球のイチロー選手のフォームを真似したらみんなあんなに打てるようになるかというと、答えは「ノー」ですよね。
ランニングとは(他のスポーツもそうかな)、自分との見つめ合いだと思った方が良いでしょう。
体のこともですし、心とも向き合えます。
いわゆる座禅のようなものです。
走禅とでもいいましょうか。
ただ走るだけなんですが、中々奥の深いスポーツだから厄介なんですよね(´Д` )
わからないことは整骨院やここのコメントやSNSで聞いてくださいね〜( ^ω^ )
気張って走っがほい!!!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 意識して走っても、疲れて踵接地→上に跳ねるような走りになってしまう
    裸足で金メダルのアベベ選手は偉大な超人だったとあらためて思った

    • >>アニメ師匠さん
      裸足で金メダルはとんでもないことだと思います!
      フォアフットは練習すればできるようになります( ^ω^ )
      練習あるのみです*\(^o^)/*

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