鹿児島マラソンまであと2週間を切りましたが、全国の野球ファンが気になっているWorld Baseball Classic(WBC)もやってきます。
個人的に日本ハムの大谷選手の活躍を見たかったのですが今回は実現できず少し残念です。
そんななか小学6年生の野球少女Oさんが手首にデッドボールを受け来院されました。
(ちなみにデッドボールは和製英語らしく英語ではhit by pitch(ヒット バイ ピッチ)やhits batsmen(ヒッツ バッツメン)などと呼ばれるそうです。)
左手の小指側にボールが当たり腫れもありました。
また手首を後ろに動かす(背屈)と痛みがでました。
日曜日(2/19)には負ければ小学校生活最後となる試合がありどうしても出場したいとのことでした。(来院日は2/16)
試合前日まで超音波治療などで腫れを軽減させテーピングを施しました。
手首を後ろに曲げづらくするテーピングを行います。
今回は少し固定力のあるテープを使用しました。
①手首から前腕に向けてテープを貼ります。
②手首で交差するように手首~前腕に貼ります。
③伸縮テープだけでは固定力が弱いため、この上から非伸縮テープを同じ要領で貼っていきます。
④最後に③のテープが取れないようにテープの端を締め付けないようぐるっと1周巻いて終了です。
テーピング自体はこれで終わりですがその後事前に持ってきて頂いたグローブを着けてもらい動きの確認を行います。
この時痛みの度合いやボールを捕球できるか、テーピングが厚くないかなども同時に確認しました。
固定により捕球しにくい状態ですがプレーはできるとのことでした。
今回のテーピングは伸縮テープと非伸縮テープの両方を使用しました。
固定のためには非伸縮テープがだけで巻くと十分な固定を得ることができます。
ですが固定されすぎてプレーに影響が出たときの事を考え今回は伸縮テープのうえから非伸縮テープを巻きました。
これにより試合当日、プレーしにくいと感じたときは非伸縮テープだけを取って固定力は低くなるもののある程度動きが確保できる伸縮テープだけでプレーを続けることができます。
そして昨日Oさんが来院されました。
少しドキドキしながら試合の結果を聞くと・・・
見事勝つことができ日曜日の試合に勝ち進めることができたそうです!
肝心の手首の痛みは守備時とバットを振る動作時は気にならずバットにボールが当たった時だけ痛みがありました。
ボールが当たった衝撃は防ぎようがないので痛みを我慢してもらいますが、試合に向け治療を続け次の試合も勝ってもらいたいです!
デッドボールを受けて手首が痛くなった
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