股関節治療 〜変形性股関節症の真実〜

これまでぼくの手ブログでは整骨院に関わることを全くと言っていいほど書いてきませんでしたが、そろそろ真面目に書こうと思います。
ぼくが得意とする施術部位は股関節です。
まだまだ勉強不足ですが、とにかく発信することが大事と思い今の自分が理解していることを書いていこうと思います。
これからのぼくの手ブログは整骨院の内容が多くなると思います。
ブログだけ見ている方は、ぼくのことを「どんな自由人なんだ!」と思われているかもしれませんが、仕事も真面目にしております!
では、早速記事を書いていきます。
ご興味がある方はぜひご覧ください。
 
まずは、各論的なことを書きます。
これに関してはぼくの手ホームページに書いてある内容を少し編集して書きます。
 
股関節の変形はなぜ起きてしまうのか。
その根本的な疑問を解決すべく自分の体で仮説と実験を繰り返し、股関節施術の勉強と実施を繰り返し行っています。
今の時点でぼくが得た変形性股関節症の結論は、
『ほとんどが変形する前に適切な施術を行えば防ぐことができる。』
ということです。
なぜ言い切れるのか、それは股関節が変形された患者さんの話の中にヒントがありました。
股関節に痛みが出たり、変形が始まっている方の話を聞くと多くの方が腰も痛めています。
『昔病院で脊柱管狭窄症と診断された。』
『ヘルニア持ちなんだよね~。』
他にも腰椎すべり症、腰椎分離症の方もいらっしゃいます。
それと合わせて、50代以降の女性に多いのも特徴的です。
なぜ女性に多いのか疑問に思われるでしょう。
これには出産と筋肉量が関係しています。
産後の骨盤はちゃんとしたケアをしていないと元の位置よりかなり拡がります。
その際骨盤だけが拡がったのではなく股関節も一緒に拡がります。
まだ30代の方の場合年齢的に考えて筋肉が股関節を守ってくれます。
しかし、40、50代から運動量が減ることで筋肉量が減り体脂肪が増えることで、股関節への負担が日に日に増ていきます。
それに出産時の骨盤の拡がりが加わり1~2年という短い期間で股関節の変形が進みます。
中には20,30代の方でも股関節の変形が始まる方もいらっしゃいます。
様々な要因はありますが、やはり腰を痛めている方が多いです。
腰と股関節の関係性を調べると切っても切り離せないものでした。
腰に痛みがあると、人間は本能的に腰を丸めます。
その姿勢が楽だからついついやってしまいます。
しかし、その状態を続けていると腰の骨が正常ではない位置で固まります(特に産後の女性)。
腰が後ろに曲がった状態は骨盤を押し広げ、股関節の開きを強めます。
その骨の位置はお尻の筋肉と太ももの筋肉を弱めます。
股関節の開き・股関節周りの筋肉の弱体化、この二つが重なり股関節の変形が進むのです。
それに産後の骨盤の開きが加わるのと、女性は元々筋力が男性に比べてありませんので筋肉の弱体化も著しくなり股関節の変形が起こりやすくなってしまいます。
上記で「筋肉が弱る」としましたが正確に書くと、筋肉は細くなり固まります。
股関節周りの筋肉が固まってしまうとストレッチだけではほとんどほぐすことができなくなります。
股関節の筋肉は人体で一番深部まであるので、普通のマッサージやストレッチでは柔らかくすることができません。
深部まで到達する施術ができる人は中々いないと思います。
その技術はもちろんのこと、どこの筋肉がどのようになっているのか触診でわからないといけません。
理論的なことだけでなく、感覚的なこともできなければなりません。
しかし、股関節の構造をしっかりと理解し、触診してどの筋肉が股関節の動きを阻害しているか把握できる人は本当に少ないです。
様々な方の股関節を診てきて思うことは、
『もっと早く施術を行っていれば防ぐことができた。』
ということです。
股関節に痛みを感じてから股関節の変形が1年ほどで急激に進行し、気付いた時には変形性股関節症と診断されてしまうとは思いもしないでしょう。
本人に初期の段階で自覚症状があまりないので早期発見が非常に難しいのも変形性股関節症の特徴でもあります。
腰を痛めてから、股関節に違和感がある方はできるだけ早めの施術をおすすめいたします。
また、骨格は遺伝しやすいことから、遺伝的素因も考えられます。
親兄弟や、親族で股関節になんらかの異常がある場合、股関節の動向に注意しなければなりません。
これらの考えを基にして、次から記事から股関節痛の部位別に解説と治療方法、セルフケア方法などを書いていこうと思います。
治療方法を書いても他の人にはすぐすぐできることではありませんので、惜しみなく書いていこうと思います。
それで股関節痛に悩む方が一人でも楽になるのであれば、書くしかありません。
病院にいって、手術しか解決方法がないと言われたり、経過観察するしかないと言われた方に是非この言葉をおかけしたいです。
『大丈夫、なんとかなりますよ。』
気休めでこんなことは言えません。
あなたのためにぼくは全身全霊をもって治療させていただきたいと思います。
何かお困りでしたら、ブログのコメントでも結構ですし、お電話、Facebook、Twitter等どのような手段を使われても構いません。
まずは一歩前に進むために行動してください。
諦めていたその股関節の痛み、なんとかしますよ( ^ω^ )
 
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