ランニングの際、暑さでバテてスピードが出ない

ついに鹿児島は梅雨が明けました!
蒸し暑さがすごかった梅雨でしたが、あまり雨が降ってなかったように思います。
瞬間的な雨はすごかったのですが、シトシト雨はあまりなかったように感じました。
そんな雨の中でもぼくは元気いっぱいに走ってました*\(^o^)/*
雨の中走るのって気持ち良いんですもの♪( ´▽`)
雨で濡れるか、汗で濡れるかの違いです!
 
前置きと話が少し被りますが、この時期のランニングは暑くてどうにもならんですよね(^_^;)
ポイント練習をしようと思っても集中力はなくなるし、ペースが思ってる速さにならないですよね。
今回は夏のペースの落ち込みの話を書きます。
数字で見ると皆さんかなり安心しますので、ランナーの方は最後まで是非ご覧ください♪( ´▽`)
 
では早速、夏のスピードの落ち込みを数字で確認してみましょう。
月毎に行われるマラソン大会の1〜10位までの平均値を大体計算し、2〜6年のデータの平均値を計算し比べてみると一目瞭然でした(川内選手が出てる地方の大会は一人だけ飛び抜けて速いため計算から除外しました)。
もちろん、その大会の天気・気温・湿度・風・高低差・招待選手の有無などが関係してくるので明確な対比というわけにはいきません。
ですので、参考程度に受け止めてください。
もしもっと詳しく気になる方は是非ご自身でお調べください。
 
8月 北海道マラソン(2011〜2016年の平均値)
湿度が低くて走りやすいとはいえ、真夏に行われる大会です。
男子 2:46:32
女子 3:16:29
 
10月 出水ツルマラソン(2014〜2016年の平均値)
10月とはいえ、鹿児島の10月は真夏と同じくらいの暑さで、尋常ではありません。
男子 2:38:33
女子 3:24:28
 
11月 福岡マラソン(2014〜2016年の平均値)
11月とはいえまだ残暑が残るためマラソンベストシーズンではありませんが、フラットで走りやすいとのことです。
男子 2:35:29
女子 3:6:31
 
12月 青島太平洋マラソン(宮崎)(2011〜2016年の平均値)
気温もずいぶん下がり、ベストではないけど走るには良い時期ですし、コースもフラットです。
男子 2:33:29
女子 3:2:32
 
1月 いぶすき菜の花マラソン(鹿児島)(2015〜2017年の平均値)
この大会はアップダウンがかなりあるためあまり参考にならないと思いますが、鹿児島を代表する大会なので一応載せます。
男子 2:36:23
女子 3:15:32
 
2月 熊本城マラソン(2014〜2017年の平均値)
比較的フラットで応援者の絶えない大会というのと、気温的にマラソンに最も適した時期です。
男子 2:26:30
女子 3:5:31
 
3月 鹿児島マラソン(2016〜2017年の平均値)
まだ2年の歴史しかないので正確なデータではありませんが、載せました。
男子 2:22:33
女子 3:8:32
 
2月 別府大分毎日マラソン(2014〜2017年の平均値)
そもそもの参加基準のレベルも高かったり、プロの人たちもこぞって出る大会なので参考になりませんが一応載せます。
男子 2:12:30
女子 2:56:28
 
12月 防府読売マラソン(2013〜2016年の平均値)
これも参加基準が少し高めのため、参考になりませんが一応載せます。
男子 2:17:27
女子 2:50:27
 
2月 東京マラソン(2012〜2017年の平均値)
世界6大大会のうちの一つで世界トップレベルの選手が出るため一切参考になりませんが、一応載せます。
男子 2:8:36
女子 2:28:25
 
 
下3つの大会は考えないものとして、他で比べてみましょう。
上から見ると明らかに平均タイムが変わっていることを確認できると思います。
一番わかりやすいのは、北海道マラソンと熊本城マラソンではないでしょうか。
真夏と真冬の対照的大会です。
そのタイム差は、男子が20分2秒、女子が11分2秒となります。
この差を1kmに換算するともっとわかりやすくなります。
1kmあたり、男子は約29秒、女子は約16秒の差となります。
これって結構衝撃的タイム差じゃないです?
トップを走る人たちでさえ1kmでこれだけのタイム差が出るんですよ。
ということは、ということはですよ、我々一般ピーポーはもっと差が出て当然と言えば当然なのです。
それは大会だけではなく、練習においても間違いなく言えます。
 
地上動物の性質上(人間だけでなく全ての動物)、体が熱を帯びると体が動かなくなります。
汗を全身から出して体温調整をする地上動物は人間と馬だけです。
体温調整が他の地上動物に比べると高次元のため、長距離を移動することが出来るのです。
因みに全く関係ありませんが、鳥の体温調整は犬と同様口を開けてへーへーするんだそうです。
空を飛んでるから体温は下がりやすいかもしれませんね。
しかも、なんと鳥の血糖値は人間の3〜4倍もあります。
それだけ瞬発的エネルギーを使うのかもしれませんね。
 
話が逸れました。
夏場は体温上昇が著しくなり、脳が自動で運動制限してしまうためタイムがどうしても落ちてしまいます。
夏場にランニングのスピードが落ちることを気にしていた方はこれでまっっっっったく気にせず走れますね*\(^o^)/*
とにかく、夏のランニングはジョグスピードも落ちやすいですが、特にスピードを速めた練習は顕著にタイムにあらわれます。
ぼくは冬場の10kmペース走は3:45/kmくらいで走れますが、夏場は4:10/kmくらいになります。
上記したマラソン大会と大体同じくらいの20〜30秒差が出ます。
このタイム差は実は正確に比べれるものではありません。
なぜなら夏場はロング走が暑すぎて出来ないので、乳酸性閾値が下がっています。
ロング走が出来ないことはマラソンのタイムを縮める上で大変厄介なものです。
その辺のこともありますが、とにかく夏場はペースが落ちて当たり前なんだということを頭に入れておきましょう。
ここで大事なのは、タイム設定です。
夏場のタイム設定を自分でしっかり出来るかどうかが夏場の練習の鍵となります。
ついついやりがちな練習が、ペース走をして後半タイムがタレることです。
これは自分の設定タイムを理解していないため、最初の入りを早く走り過ぎてしまっています。
かといって、設定タイムを甘くすると練習になりません。
その辺の加減は難しいですが、自分の感覚をある程度信じながら、信頼できるアドバイザーに聞いてみると良いでしょう。
客観的に自分を見ることはとても大事です。
経営でもそうですが、客観的に自分は見れないものです。
そこは人に委ねた方が効率が良いとぼくは思います( ^ω^ )
どうするかは本人次第ですけどね♪( ´▽`)
 
 
あと、最近インスタを始めて思ったことを書きます。
みんなスピード練習し過ぎです(^_^;)
サブ4、サブ5くらいの人や最近走り始めた人までスピード練習をしてますが、それってなんでやってるんですか?
ぼくには全くその意図がわかりません(^_^;)
「周りがやってるから自分もやってる」
「きつい練習だけど時間が短くてすむから」
「きついけど達成感があるから」
「フォロワーが褒めてくれるから」
そんなところでしょうね。
断言しますけど、スピード練習の意義を理解せずにするのはほとんど無駄ですのでやめた方がいいですよ(^_^;)
そりゃ少しは速くなるんでしょうけど、それだけだと効率が非常に悪い上に怪我のリスクが高くなります。
スピード練習をする際はその意義を理解することから始めましょう。
インスタは・・・、すでに飽きてきました(( _ _ ))..zzzZZ
 
長くなりましたが、少しは皆さんのお役に立てましたでしょうか(=´∀`)人(´∀`=)
参考程度にされてくださいね〜( ^ω^ )
もっと詳細が気になる方はご自身で調べたり、自分の体で勉強してみてくださ〜い*\(^o^)/*

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 痒い所に手が届くそんな記事ありがとうございます(^^)いい感じで走れてたのに最近途中で歩いてしまいます(>_<)走力落ちないようにくらいの気持ちでこの夏は練習しようと思います(^^)

    • >>きむさん
      この時期はランナーにとってとても辛い時期ですが、乗り切り方さえわかっていればなんとかなると思います!
      お互い頑張りましょう*\(^o^)/*

  • いつも参考にさせていただきます。僕はまだランニング歴は短いですし、サブ5もまだ夢の夢(笑)それでも僕の人生歴一番続いてる趣味がランニング、ジョギングです。
    夏は走りたくありませんwww暑い焼ける身体が重い〜
    今回のブログで身体が重くて当たり前と思えて気が楽になりました。この前走った時脱水してはいけないと水をガブ飲みしたら吐きそうになりました(笑)こまめにとるのが一番ですかね?!www夏も頑張ります!!また、更新お待ちしてます!!!

    • >>桃太郎さん
      はじめまして。
      いつもご覧いただきありがとうございます!
      水分はこまめに摂った方が良いですし、日々の生活の中で常に摂り続けた方が良いです。
      そのことを次のブログで書いております!

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