股関節痛は膝の痛みから始まる？

 
台風が去り秋晴れの中祝日に高千穂牧場まで自転車で行ってきました！
往復１０６kmでしたが、最近自転車の走行距離が徐々に伸びてきているぼくにとって物足りない距離でした(^_^;)
しかし、自転車は中々痩せません。
吹上までの往復７０kmをした後３０kmのランをすれば良いと思うので、そちらに切り替えようと思います！
来月からマラソンシーズンがやってまいりますので体重と体脂肪を削っていきます*\(^o^)/*
 
さて、本題です。
今回は股関節痛の患者さんの話です。
今から書くことは、患者さんの生の話です。
そしてこれから書く内容が股関節治療の現状です。
ご興味ある方だけご覧ください。
 
その方（Kさん）は膝の内側の痛みで整形外科を受診されました。
何もしていないのに膝が痛み出し、そのうち治ると思っていたそうですが中々痛みが治らず整形外科で膝のレントゲンを撮りました。
『膝の骨に異常はありません。湿布と痛み止めを出しときますね。』
それでも痛みが一向に治らず、別な病院を受診されました。
その時には股関節に痛みが出るようになっており、股関節も診てもらいましたが特に異常はありませんでした。
痛みは治るどころか酷くなっていく一方で、ついには歩き方が変わってきました。
その後知り合いの整形外科に受診したところ、そこで初めて股関節が悪いことに気付かされました。
 
『変形性股関節症です。』
 
膝が痛かったのに、股関節が変形していたのです。
その病院でリハビリをすることになりましたが、リハビリの内容は一度教われば家で出来そうなものでした。
何度か通いましたが、股関節は全く良くならず、むしろ酷くなる一方でした。
そんな時、交通事故にあってしまい、ある病院に入院することになりました。
事故で骨折をしてしまったためベッドから起き上がれず、歩くことも出来ない日々が続きました。
そして数日が経ちベッドから立ち上がろうとしたら、股関節の異常な痛さで立てませんでした。
骨折した部分ではなく、股関節の痛みで立てなかったのです。
主治医に聞いてみると「股関節の変形が進み過ぎて立てないのです。これは手術しか解決方法はない。」と言われました。
しかし、Kさんはそこで疑問に思いました。
『交通事故に合う前は痛いけど立てたし歩けたのに、入院して寝たきりが続いた後で急に股関節の変形で立てなくなるのはおかしい。』
そのことを主治医やリハビリの先生方に伝えても中々聞き入れてもらえず、「筋肉が問題だと思うので手術はしたくない。」と言っても「それでは歩けなくなるけどいいですか？」とまで言われました。
結局手術は避け、事故による怪我もある程度良くなったため退院しました。
 
そしてある方のご紹介でぼくの手整骨院に来院されました。
そこでぼくははっきりと申し上げました。
『この股関節の痛みは根本的には筋肉の問題であって、骨に問題があったわけではありません。』
膝の痛みが出た時点で来院されていたらもしかしたら股関節の変形は防げれたと思います。
なぜならそのような患者さんが数多くいらっしゃるからです。
股関節痛をお持ちの患者さんのほとんどが膝か腰も一緒に痛みが出ます。
もしくは、なんかしら膝か腰に問題を抱えています。
Kさんの腰は右に強く曲がっていました。
股関節の痛みをかばって歩いていたからです。
来院された当初は痛みで歩き方もかなり痛みをかばった歩き方でした。
股関節の変形を元に戻すことは出来ませんので、これ以上酷くならないようにすることと、痛みがなるべく出ないようにすることの説明をしました。
今では痛みが完全に出ないわけではありませんが、昔のような強い痛みもなければ歩き方もかなり改善されました。
整骨院に置いてあるエアロバイクで運動が出来るまでになっています。
ぼくがしたことは股関節周りの筋肉をほぐしただけです。
もちろん様々なアドバイス等ありますが基本的にそれだけです。
「手術しか解決方法はありません」と医師から言われたにも関わらず手術をせず普通に生活出来るようになりました。
 
股関節の変形で同じような方が数多くいらっしゃいます。
あなたの股関節、何とかなるかもしれませんよ( ^ω^ )
気休めでこんなことは言いません。
数多くの股関節痛で悩んでいる方々のために知って頂きたいことがたくさんあります。
股関節の痛みで長い期間悩まれている方も、最近気になり出した方でもまずはご来院ください。
お待ちしております。