第4回全国相撲指導者研修会

どうもみなさんお久しぶりです。
スタッフのハラグチです。
今回は長文になるため面白くなければ途中で読むのを止めて構いません(^^)
11/17~19に千葉県勝浦で行われた相撲指導者研修会に参加させていただきました。
この研修会は中学校の武道必修化の充実と指導力向上を目的としたとても真面目な講習です。
しかし僕は人生初の関東進出に浮かれて、まるで遠足に行く小学生!!(笑)
荷造りから楽しくて仕方ありませんでした。
けどそんな楽しみにしているときこそ何か起こります。
それは飛行機の中で起きました。
久しぶりの飛行機にウキウキしていたのもつかの間、離陸の為に動き始めると
「んっ!!」
「なんか気分が悪いぞ。」→「いやいや気のせいだ。」
と思っているとやっぱり変な感じが襲ってくるではないですか!
まさか離陸前のこの動けない状態でキラキラが出てしまう!
ヤバイと思いエチケット袋を用意する僕。
そして隣の席の乗客からの冷ややかな視線。
自分自身を冷静に保とうと必死で腹式呼吸を繰り返し、いざ離陸。
離陸後も葛藤が続きシートベルトサインが消えた途端、隣の乗客がすぅーと空席に移動。
それから大体1時間位自分との葛藤が続きなんとかキラキラを押さえ込むことができ、旅行気分できた自分への罰だと言い聞かせ講習は真面目に受けようときめました。
 
ではどうでもいい話はここまでで本題の研修会について書いていきます。
今回の研修会は千葉県勝浦にある日本武道館研修センターで行われ各都道府県の相撲指導者、学校教員など約80人が参加されていました。
参加者の中には全国大会で上位に入賞経験のある方もいて僕みたいな青二才が来ていいものかと不安になるほどでした。
 
(講習の教材)
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1日目の研修はお昼すぎから始まり相撲の基礎である四股や腰割りの構え、手押し相撲・蹲踞(そんきょ)体勢での手押し相撲など相撲への導入初期としての簡易的な相撲を学んだところでこの日は終わりました。
 
2日目は午前中に班ごとに別れてテーマ別に指導案の作成、その指導案を元に午後から勝浦中学校の生徒さんに指導(授業)するというものでした。
そしてこの日が僕にとって一番勉強になった日でもありました。
まず班ごとに分かれての活動のため班長を決めることになったのですが、何かの成り行きでぼくに決定!
中学生への指導進行も僕がすることになりました。
しかし今まで人をまとめたりすることがなかった僕にはリーダーシップというものが一切ありません!
そんな状況にみかねた(呆れた?)グループの方々が手伝ってくださりで指導案の作成も完成し、残すは昼食後の中学生への指導になりました。
昼食時は緊張で美味しいカレーもおかわりしませんでした(笑)
中学生への指導はテーマ別に各班約15分の持ち時間で進められました。
僕の出番は最後で各班の様子を見ながら良い所は盗んで自分の出番に活かそうと考えていました。
けれども、どの班も指導の仕方が上手すぎて上手すぎて盗むどころか余計に緊張してしまい頭の中は真っ白!
あっという間に自分の出番となりました。
僕たちのテーマは「生徒の主体的活動を重視した指導」というもので何だか難しいテーマでした。
授業内容は手押し相撲などの簡易的な相撲遊びを男女混合の団体戦で行い、生徒自らチームのオーダーを決めてもらうことで主体的な活動を目指しました。
チームのオーダーを決めるところまでなんとかスムーズに進めることが出来ましたが、実際に手押し相撲をする場面で問題発生!
男子VS女子になった際予想外に男女の恥じらいがあり勝負がなかなか決まらない・・・
「これは失敗したかな」と思った所で空気を読んだ生徒さん2人がなんとか勝負を決めてくれました。
この2人のお陰でその後の男子VS女子になったときもあまり恥じらいなく手押し相撲を続けることができ、生徒さんに助けられながら無事終わることができました。
たった15分そこらの授業(指導)でしたが緊張で喉カラカラ、汗ダラダラで身をもって学校の先生達の凄さを体験できました。
また相撲のルールは簡単でやらせる事は簡単ですが教えるのは難しく、思春期の中学生にどう接したらよいかなどとても良い勉強になりました。
 
最終日3日目は半日の講習で終わりでしたが班対抗の簡易相撲大会など大いに盛り上がり2泊3日の研修を終えました。
この研修で色々な指導方法が学べ、また全国の相撲指導者の皆さんと交流がとても充実した研修でした。
 
(修了証までありました)
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けれども中学校保健体育の「武道」実施状況をみると相撲はまだまだ普及はしていません。
 

種目 都道府県数 実施学校数
柔道 47 100% 6,431
剣道 47 100% 3,763
相撲 43 91.5% 377
空手道 35 74.5% 230
なぎなた 28 59.6% 77
弓道 21 44.7% 24
合気道 20 42.6% 43
少林寺拳法 16 34.0% 27

※H.27年度スポーツ庁資料 調査実施期間H.27年4月~7月
対象校10,951校 回答校10,578校
 
この研修が今後も続くことで一人でも多く指導者、「相撲」の授業が増えそれに伴い相撲に興味を持って好きになってくれる生徒さんが多くなることを期待しています。
その為には相撲を教える実施校が多くならなければなりません。
ということは保健体育の先生方の参加が必要となってきます。
相撲経験の有無は関係ありません。
どうか保健体育の先生方、一度でいいので機会があれば参加してみてください。
相撲の面白さを肌で感じとれてその面白さを生徒さんに教えたくなると思います。
僕はいつの日か体育の授業で柔道より相撲を実施する学校が多くなる日を願っています。
 
最後に相撲を教えたいけどどう教えたらいいのかわからない人がいると思うので参考までに日本相撲連盟の「中学校体育 相撲指導の手引き」を見てください。
少しでも参考になると思います。
 
いやー
久しぶりのブログがこんなに長くなるとは思いませんでした^^;
こうやってたまにブログに出てきますので、そのときはチラ見程度でみてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました!!!
 
 
 
 
 

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 太ももの付け根の裏側が朝は少し、夜はとても痛み、ブログを拝見しました!埼玉に住んでいて、遠くて行けませんが、とてもわかりやすい解説でした!ありがとうございます。

    • Reさん
      こちらこそご拝読ありがとうございます!
      無理をせずしっかり治してくださいね!

  • アニメ師匠さん
    お褒めのお言葉ありがとうございます!
    そんな日が来たら良いですね~
    もしその時はさかうえ整骨院付属相撲・ランニング教室になるかもしれないですよ?(笑)

  • すばらしい文面でした
    さかうえ整骨院付属相撲教室が設立出来る日を待っております

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