第一回開聞岳1周マラソン大会

2015年3月8日(日曜日)開聞岳を一周するという大会が行われました。
 
最初はハーフマラソンということでしたが、途中で運営上の問題で17kmに変わりました。
 
そして、今日が大会でした。
 
第一回の大会ということもあり、どんなコースなのかもわからないままでしたが、当日運営側に聞けば大丈夫だろうということで適当に準備してました。
 
コースの等高線を見る限りどうやら物凄いアップダウンがいくつかあるような感じでした。
 
開聞岳の麓にある総合体育館が集合場所でした。
 
会場に近づくにつれ、ある一抹の不安を感じ始めました。
 
『あれ、いつもの大会だったら会場の案内があるのにないぞ???』
 
そこで車を停め、場所を確認して会場に着くと車もランナーもいたので安心しました。
 
受付を済ませ、今大会に参加する患者さんと話をしたりしていました。
 
そろそろ時間となったので、集合場所にいきました。
 
9時40分に開会式があり、10時スタートとなっていたのですが40分を過ぎても開会式が始まりませんでした。
 
警察官数名が大会運営者と話をしているのを見つけて、また一抹の不安を感じました。
 
『東京の荒川で詐欺紛いのマラソン大会があったが、まさかその二の舞か???』
 
と思いましたが、少し遅れて挨拶が始まりました。
 
『本日はお集まりいただきありがとうございました。けど、警察の許可がおりなくて、中止になりました!
 
『え?????』
 
『え?????』
 
『え?????』
 
『ま〜じ〜で〜!?!?!?!?』
 
マジでガチで本当にドタキャン大会になりました!!!
 
『近くのグランドの周回レースにします!』
 
『そんなだったら家の周り走るわ!!!』
 
と、会場で怒声が起こり始めました。
 
僕は、実はちょっと期待してました。
 
荒川に続いてのまさかの日本で2例目!!!
そんな激レアな大会の当事者になれたのです!!!
そんな僕をよそに、怒号が飛び始めました。
『警察に許可を取ってなかったのか!?』
『最初からわかっていたんじゃないのか!?』
なんだか色々言われてました。
 
いや〜、まさかこんな大会に出場できるとは!!
 
どうやら参加費は返還されるとのことでした。
そんなこんなで、迷えるランナーたちは外に出て、どうしようかとなってました。
 
帰るランナーもいました。
そんな中、
『せっかく集まったんだし我々だけで走ろう』

て感じになりました。
 
で、20人くらいが適当に走り始めました。
 
僕も後からなんとなくついていきました。
ジョグのつもりで適当に走ろうと思ってましたが、もったいないし走れるだけ走ろうと思いました。
 
先頭集団らしき二人組みに追いつきました。
 
なにやらジョグより少し早いペースで走ってました。
とりあえず一緒に走ってみました。
適当に話ししながら走っていると、鹿児島でもトップクラスに入る心霊スポットである開聞トンネルに着きました。
僕を合わせて3人で走っていましたが、一人が後ろの人たちのナビをするということで立ち止まりましたので、2人でそのトンネルを走ることになりました。
 
話に聞いたことはありましたが、結構怖かったです!
暗いし、不気味だし、2人だしその場を早く去りたかったのですが、トンネルがまた微妙に上り坂なのでスピードもでないし怖かった〜〜〜〜!!!

トンネルを抜けてからも、そこそこのペースで走りながら話をしました。
僕が整骨院をやってることや、なぜ走ってるのかとか、目標とか色々話しました。
そこそこのペースだったので、話しながらだと息が結構きれてしまいました。
その方は県下一周駅伝にも出場したこともあるような結構な実力をお持ちの方でしたが、ペースを合わせていただきました。
なんだかんだで、最後らへんになると坂が出始めました。
しかも、急な坂でした。
もう坂もないだろうと思ったら、最後の最後にエゲツない坂道がありそのあとゴールでした。
その最後の坂で一緒に走っていた方に先に行ってくださいと言うと、走って行きました。
登りきって僕もなんとか追いつこうかと思いましたが、体力が結構消耗していて無理でした。
しかし、その方が最後でコースを間違えてしまい、結局一緒に走ることになりました。
『せっかくなので、最後の直線だけ追い込みましょう!』
と僕が言うと、応じていただきダッシュしてゴールしました。
 
そんなゴールしたあとに一緒に開聞岳をバックに写真を撮りました。
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なんだかんだで呼吸も追い込んで走れたし、筋肉も結構追い込めれたので練習としては良かったです。
ドタキャンにはなりましたが普通の大会にはない、わけのわからない連帯感で走ることができました。
色んな話が聞けたし、出会いもあったし、僕が知りうる日本で2例目のまさかのドタキャン大会に参加できたことは最高のものとなりました。
まさに、記録には残らないけど、記憶に残る大会になりました。
これ以上の言葉は見当たらないでしょう。
走り終わって少ししたら元気がでてきたので、患者さんと一緒に走ろうと思い逆走し始めました。
僕が思ってるより結構早いペースで走っていたため、結構すぐ会えました。
そこから一緒にゴールを目指して走りました。
 
ゴールしてまた開聞岳をバックに写真を撮りました。
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写真を撮り、話をしたあと弁当はあるとのことで取りに行きました。
なんと、17km走った後にガッツリと揚げ物しか入っていない某スーパーの弁当でした。
 
そんな揚げ物弁当を不満そうに食べる僕です。
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サングラスをかけてしまいわかりませんが、相当怒ってます。
せめてインスタントのうどんにしてほしかったです。
その後、近くの公園で家族と遊び、玉手箱温泉に行き帰りました。
指宿にピクニックに行ったようなものでした。
まさかの、わけのわからない、ハプニングしかない大会となりました!
ランナーの皆さん、第一回の大会は信用のある大会でない限り参加はやめたほうがいいですよ。
これからこんな大会がドンドン出てくると思います。
まぁ、そうなったらなったで楽しむしかないんですけどね!

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