厳冬期北海道リヤカー隊を終えて~出発1日前~

いやー
鹿児島はやっぱり暖かいですね!
皆さんご存知だと思いますがリヤカーをリタイアしてノコノコ鹿児島に帰ってきたハラグチです。
リヤカー隊を終えて今は色んな感情が巡っていまいちよくわかりません。
けど鹿児島に帰って来れてホッとしています。
では短かったリヤカー隊について全日程を一日ずつわけて書いていきます。
僕の日記を元にしているのである程度その時の心境をリアルに感じ取れると思います。
 
 
2/4(日)
集合地点である白神岬へ鹿児島から出発。
この日まさかの鹿児島でも雪が降り北海道で味わうはずの雪にチョットテンションが下がる。
だが函館空港からの雪を見るとテンションがダダ上がり。
鹿児島の雪なんてちっぽけなもので北海道に来たと実感する。
その後空港バス→いさりび鉄道→バス→白神岬に行く予定であったが旅にはトラブルがつきものなのか、いさりび鉄道で列車が雪にぶつかり停車、おまけに線路から煙が出ているとこの事でしばらく停車することになり明るいうちに白神岬に着くことが難しくなった。
知らない土地でひとり暗闇を歩く勇気が無かった僕はグーグルで調べてバスに間に合うルートをみるける。
だが間に合うかギリギリのところだった。
急いで電車を降りて走り出す。
すると一人の男性が声をかけてきた。
この車に乗りな!
知らない車に乗っちゃダメと教えられていた僕だったが、そんなこと言ってられず飛び乗った。
バスに間に合ってくれと祈ったが祈りは通じず、乗るはずであったバスが目の前を通り過ぎる。
これは仕方ないなと肩を落としたが、その男性がバスを追っかけてくれてなんとか乗ることができた。
初日から良い出会いがあるなと感心してしまった。
だがこの出会いが吹き飛ばされるくらいの衝撃がおころうとしているとは思いもしなかった。
集合場所の白神岬に到着しバスを降りた途端もの凄い風が僕を襲う。
「これはエライ場所に来てしまったぞ!」
僕は瞬時にそう思った。
主催者の大木ハカセさん(これ以降ハカセと書く)から展望広場での集合に変更になった事を思い出した。
白神岬から1.5kmくらい離れたところにあったがそこまでちゃんとした歩道は無く、海からの風に吹かれながら少し恐怖感を味わいなが向かった。
展望広場に着くまで車が怖かったので持参した自転車用のライトをピカピカ点灯させながら歩いた。
他の人から見たらなんだこいつは?
と思われたかもしれないがそのくらい怖かった。
本当に僕は「やっせんぼ」なんだと自覚した。
展望広場につくと人影が一つ動いている。
この主催者であるハカセだ!
見た目はただのおじさん。
とりあえず握手をする。
この人と650kmリヤカー旅をするのか、あとの隊員はまだかなと思っていた矢先信じられないことを耳にする。
「参加するはずだった女の子が用事で来れなくなった!」
僕の唯一のテンションをあげる材料がなくなってしまい、おじさんとゴリラの二人旅が決定した。
事前に女性が参加することを密かに入手し密かに楽しみにしていた僕だったが風が強いとかどうでもよくなった。
しかしここで僕の変な男気が芽生える。
「全国で参加したのが僕一人。これで宗谷岬までたどり着いたらめちゃくちゃカッコイイではないか」と・・・
だがこの男気も出発1日目で無くなるのは後述する。
ハカセからリヤカーについて一通り説明を受けるがイマイチわからず、やりながら覚えることにした。
その後初めてのテント設営。
不器用な僕が教えていただきながらなんとか完成。
とりあえずリヤカー隊の調印式を行った。
 
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調印式が終わる頃は辺りはもう暗くなっていた。
 
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そこからお楽しみの夕食タイム!
アマノ食品さんから提供していただいたドライフードを食べる。
けど食べようにもお湯がない。
お湯がなければ作ればよいということで、そこら辺にある雪を溶かしてお湯にする。
 
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この日はおしるこ、リゾットを食べたがドライフードとは思えないほど美味しくて何食もたべたいくらいだった。
食べ終わるとテントに直行、寝袋に入った。
この日はそこまで気温が下がらずテント内は6℃もあった。
明日に備えて20:00就寝。
ちゃんと寝れるか心配だが、これからの為にも環境に慣れておこう。
だがこれからテントないでの戦いが始まることを僕はまだ知らない・・・
 
っとこんな感じで出発1日前が終わりました。
始まりからハプニングがあったがこれからの旅に希望を持っていた僕でした。
これから僕がどんなになってリタイアするかをまじまじと見ていて下さい。
お楽しみに!
 
 
 
 
 
 

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • お疲れ様でした
    画像や言葉では表せない厳しさだったようですね
    ケンタ先生を見習って私も人生チャレンジ精神で行きたいと思います

    • アニメ師匠さん
      僕の甘さ、準備不足をまじまじと教えられました。
      僕もこれを期にやりたいことが見つかったので、少しずつですがやっていきます!

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