様々な想いを胸に

ついに鹿児島マラソンまで間近ですね(*゚∀゚*)
皆さん、準備はいかがですか?!
身体のメンテナンスしてますか!?
カーボローディングしてますか!?
今出来ることはこの二つくらいです!
やれることはやりきって本番に挑みましょう\(^o^)/
 
さて、本題です。
今回は2018年の鹿児島マラソンに出場される方(Mさん)のお話です。
あなたはどんな”想い”で今回の鹿児島マラソンを走りますか?
 
『なんとなく』
『タイムを縮めたいから』
『自分自身に挑戦したいから』
 
いろんな”想い”があると思います。
Mさんの今回の鹿児島マラソンを走る”想い”を紹介しながら、去年の1kmごとのラップを見て解説していきます。
Mさんは今回サブ4を目指しています。
元々格闘技やアームレスリングをしていたこともあり、体がとにかく大きくて身長180cm、体重90kgもあります。
それでも去年(2017)の鹿児島マラソンは4時間30分をきっています。
今年(2018)の鹿児島マラソンはある”想い”を秘めて走るそうです。
 
Mさんがお世話になっている方がお二人いらっしゃるそうです。
そのお一人は前立腺癌に罹患してしまい、その回復の願掛けに走るとのことです。
また、もう一人Mさんがお世話になってる方のお母様が亡くなられたとのことでその激励に走るとのことです。
周りの人からは4時間切るなんて無理だと言われても、何としてでも4時間を切って走り、このお二人に元気と勇気を少しでも伝えれたらという”想い”です。
人というのは自分のために何かをする時よりも、他人のために何かをする時の方が力を発揮することが多いです。
それをやったから何になるというわけではありませんし、何かを求めてやるわけでもありません。
自分がそうしたいと”想う”からそうするのだと思います。
それは場合によって押し付けに見える人もいるかもしれません。
しかし、純粋な気持ちは絶対に相手に伝わるものだとぼくは思いますし、Mさんからその純粋な気持ちが伝わりました。
それもあって今回の記事で紹介することにしました。
 
Mさんは過去に起業に失敗して借金を背負い、路頭に迷ったこともあったそうです。
文字通り路上生活を半年ほどして死のうと思ったそうです。
その最後に母親に電話したらこう言われたそうです。
 
『命を捨てる勇気があるなら、死ぬ気で働きなさい』
 
その言葉で我に返り、生きることを選択して今に至るそうです。
すぐ隣まで押し寄せていた「死」を意識したからこそ、今のMさんがあり、家族があり、家庭があります。
底抜けに明るく前向きな性格の奥に光り輝く「何か」を感じています。
死と隣り合わせになったからこそ、他人の「生死」にも感じ入るものがあるのではないでしょうか。
 
走るだけでも人それぞれ様々な”想い”があります。
その”想い”を胸に心折れそうになった時でも、その想いが強ければ強いほど頑張れるものです。
最後の最後は結局のところ気持ちが何より大事だとぼくは思います。
それぞれの”想い”を胸にみんなで頑張りましょうね(*゚∀゚*)
ブログの中で何度も書いてますが、10号線の対面道路ではみんなでエールを送り合いましょう(*゚∀゚*)
鹿児島県外から鹿児島にわざわざお越し頂いた方々にはわかりやすい薩摩弁で励まし、同郷の人同士には難解な薩摩弁で励まし合い、お互い切磋琢磨しあって鹿児島マラソンを盛り上げていきましょう!
どうせ走るんだったら楽しく走りましょうよ(*゚∀゚*)
それも一人じゃなくて、みんなでね(*゚∀゚*)
ボランティアの方々や、沿道で応援している方々と「鹿児島マラソン」をみんなで盛り上げて他ではみられない素晴らしい大会にしてみようじゃないですか\(^o^)/
せっかくの大会です!
お祭り気分でワッショイワッショイ楽しみましょう(*゚∀゚*)
 
 
元に戻ります!
Mさんの2017年鹿児島マラソンの1kmごとのラップを載せて解説していきます。
この写真でしかこのマラソン大会の情報は知りませんので、このラップから読み取れるだけのことを書いていきます。
 
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まず初めにぼくのライン通知が最初にあります(*゚∀゚*)
それはさておき、このペースで走っているということは、サブ4を狙っていたのでしょう。
そして、最初の1〜3kmはスタート渋滞に巻き込まれて遅れています。
4km以降設定スピードで走れたものの、この状況からするとジグザグに走って追い越しをした可能性がかなり高いです。
その後、スタート渋滞の遅れを取り戻そうと8〜13kmまでスピードを上げています。
もしくは、沿道の応援でテンションが上がってしまいペースまで上がったのかもしれません。
大体11km地点が仙巌園になりますので、そこを過ぎた後の苦行区間に入って段々寂しくなってきたのかもしれませn。
 
あそこは本当に皆さん要注意です。
仙巌園までメチャクチャテンション上がって走れますが、そこを過ぎると包丁でバサっと切ったかのように静かになります。
仙巌園までをテンション上げ過ぎず、なるべくフラットな気持ちのまま仙巌園を過ぎて、無言区間になるんだと心の準備をしておきましょう。
その後いっとき走ると対面道路になりますのでそこでエール交換です(*゚∀゚*)
恥ずかしがらなくて大丈夫です!
途中叫んでも誰も覚えてないですよ(゚∀゚)
 
話を元に戻します(゚∀゚)
15km以降なんとかサブ4ペースを維持しようと頑張るも、脚が持たずペースダウンします。
 
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21km以降も堪えてなんとかペース維持をしようと試みてはいますが25km地点で力尽きました。
多分28km前後はトイレに行ったのかもしれませんね。
30km前後で脚がダメになることがありますが、大概脚が動かなくなるときは20km前後からおかしくなります。
そして28kmくらいでドーンと落ち込むことがかなり多いです。
まさにその典型的パターンとなっている状態ですね。
 
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しかし、Mさんはそこで心折れずなんと30kmからなんとか頑張りだします。
しかし、それも33kmまででした。
元々体重がかなりあるため、脚がもたないことが想定されます。
いくら体力があっても体重があり過ぎると大体25km前後でヤラれます。
カーボローディングをしていないため、エネルギーが切れる30km前後でスピードは全く出すことが出来なくなります。
35kmでもトイレに行ったのかもしれませんね。
終盤も何とか脚を前に出そうとするも中々動かずゴールしました。
タイムはサブ4.5は達成しています。
 
去年のMさんのラップを見てわかることを書きます。
体重過多は書かなくても皆さんわかりますね。
最初突っ込み過ぎて脚が20km前後で終わっています。
ジグザグ走行と急激なスピードアップ・ダウンは絶対に避けなければならないことです。
絶対脚にきますからね。
 
マラソンのトップ選手たちはこの駆け引きをしながら走ります。
特にアフリカの選手たちはペースのアップ・ダウンを繰り返し行い他の選手の脚にダメージを負わせるような戦略が多いです。
相手にダメージを与えれるけど、当然自分にもダメージがくるので諸刃の剣ではありますけどその効果は絶大です。
2018年の東京マラソンで設楽選手が日本新記録を出しましたが、もしかしたらそのペースの上げ下げに付き合わなかったので良い結果に繋がったのかもしれません。
その戦略でいったのかもしれませんし絶対とは言えませんが、先頭集団と少し距離を置いていたのが良かったんだと思います。
そして先頭集団がバラけてきた最終盤で一気に抜いて日本新記録を出しています。
まぁこんなの一概に言えませんので、そうなのかもねくらいに思ってください(・ω・)
 
話をMさんに戻します。
エネルギーの問題もあります。
Mさんの身体はかなり筋肉質です。
あれだけの筋肉があると糖エネルギーをかなり使ってしまいます。
脂肪エネルギーを使える練習が必要です。
今回ぼくの手にご来院されたのが1月だったので、93kgあった体重を落とすのは至難の技です。
体重を落とすだけだったら簡単なんですよ。
糖質制限しつつ運動量を増やせば良いだけですから。
しかし、今この時期にそれをすると練習が出来なくなります。
Mさんと施術中話をしながらお伝えはしているのですが、身体って本当によく出来ていて食事一つで全然違ってきます。
これはMさんも体感されていました。
それでも自分に出来る限りのことをしようと非常に前向きに物事を捉え、前へ前へグイグイ走ってました。
体重は少しは減ったものの、88kgくらいだと思います。
これでサブ4出来るかどうかはやってみないとわかりません。
 
何事もやってみないとわかりません。
やって駄目だったらその時考えれば良いんです(*゚∀゚*)
挑戦する前から駄目だと決め付けて何もしないより、自分の力量を十分に見極めた上でトライすることを選んだ方が良いとぼくは思います!
だから今回ぼくはMさんに理論的な話はもちろんしましたが、トライすることが大事だということをお話ししました。
マラソンでも人生でも一緒です。(マラソンだけでなく、自分自身が打ち込んでいるものであれば何でも一緒だと思います)
何事もトライが大事です。
『マラソンにゴールはあるけど、人生にはゴールがない』
とよく言われますが、実はマラソンにも本当の意味でのゴールってないんですよ(゚∀゚)
ゴールしてもやっぱり次を次をと求めてしまいます(*゚∀゚*)
人生も同じです。
一定の目標・目的はあってそれはある意味ゴールと言えるかもしれませんが、本当の意味でのゴールではありません。
これも何度もブログの中で書いてますが、何度でも書きます。
42.195kmという道のりは速さは違えど、老若男女に等しく与えられます。
速ければ良いというわけではなく、それぞれの”想い”を胸に走るのがマラソンです。
 
『走るだけ、それが難しい』
 
これ以上書くとややこしくなるのでやめます!
とにかく、Mさんにはトライしていただくことにしました!
 
2018年鹿児島マラソンでサブ4を確実に突破したいのであれば、最初からスピードを出し過ぎないことです。
Mさんに合ったプランはある程度お伝えはしていますが、一体どうなるか楽しみですね(*゚∀゚*)
長くなりましたが、他人の走りを見る機会があまりないと思い紹介しました。
参考になれば幸いです( ^ω^ )
 

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 1日1500kcalの有酸素運動で実験してみた
    普段から炭水化物はあまり食べないので目が回ってきました。
    やはり糖質エネルギーは重要なんだと感じました
    とりあえず0カロリーコーラで応急措置

    • >>アニメ師匠さん
      やはり糖質は大事ですね(・ω・)
      運動内容によって食事内容も変わってくるので、またそこを考えると大変ですが学校では教えてくれないことだらけで良い勉強になりますよね(*゚∀゚*)

      • マラソン中に、羊羹や甘い物を食べるのは糖質を補うためですね
        逆にカップラーメンとかハンバーガー食べたら注目を浴びますよ
        糖質エネルギーになる前に、胃の中に貯まった状態で
        走り終わってしまいますので無意味ですが是非チャレンジを

        • >>アニメ師匠さん
          バナナも2時間後にしかエネルギーにはならないのでそれを計算に入れて補食しないとエネルギーとしては意味がないですもんね(・ω・)
          空腹は緩和されますけどね(*゚∀゚*)

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