2018鹿児島マラソンの反省点

早いもので鹿児島マラソンから1週間が過ぎましたね。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
ぼくはこの1週間シーズンオフでした。
朝早く起きなくて良いし、夜は遅く寝れるし、好きなものを好きなだけ飲み食い出来るし、明日のランニングのことを考えなくて良いと思うととても気が楽でした(ﾟ∀ﾟ)
先週の土曜日には初めてのオフ会なるものをしてみました！
酔って所々記憶がありませんし、参加された方々に失礼なことをしていないかかなり不安ですが、まぁ議は言わんですよ。
何とかなるさ！
全く運動していないため身体には確実に脂が乗ってきてるのがわかりましたし、身体が痒くなってきました。
そろそろ動き出そうと思います。
次は7月の宮崎で行われるトライアスロンに向けて練習開始です！
目標は2時間10分前後でフィニッシュすることです。
それがどれくらいのタイムなのかわからないかと思いますが、フルマラソンの大体2時間40分前後です。
大体ね。
昨年は様々なトラブル続発によりまともな肉体・精神状態での参加ではありませんでした。
しかも、真面目に練習出来たのも1ヵ月程度でしたので今度はがっつり３ヵ月かけてメニューを作って挑みます！
多分いけるんじゃないかなと思ってます。
とにかく頑張ります*\(^o^)/*
 
さて、本題です。
2018年鹿児島マラソンをリタイヤしてしまい何も書かないどこうと思ってましたが、結果的に人体実験になりましたのでそのことを書こうと思います。
客観的視点を心掛けて書き進めます。
 
 
全ての始まりは「糖質制限」からでした。
大会約2週間前の月火水の三日間で厳密な糖質制限をしました。
体重が３kg、体脂肪が3％落ちました。
これは脂肪が落ちたのもありますが、主に筋肉が落ちました。
糖質制限は間違えると筋肉を削ります。
あえてぼくは糖質制限の原理を利用して筋肉を落とすことにしました。
水泳と自転車によってランニングには必要のない筋肉が付いてしまい体重が中々落ちなかったためです。
ここで二つの失敗をしました。
 
１つ、この時期に糖質制限という偏食をしてしまったこと。
２つ、筋肉を落とす必要がなかったこと。
 
一番大事なこの調整の時期になぜ無理に体重を落とすことを試みてしまったのか今考えると本当にバカなことをしたと思ってます。
糖質制限は炭水化物を一切摂らないある意味かなり偏った食事です。
急激な食の変化により身体は確実にストレスを受けました。
そして、次の週の火曜日から真逆のカーボアップです。
これも炭水化物を大量に摂取するというある意味かなり偏った食事です。
カーボアップにいくら慣れているとはいえ、身体に続けて急激なストレスを与えてしまいました。
木曜日から急激なカーボアップが開始されます。
今思い返すと、木曜日辺りから鼻血が出ていました。
ぼくは鼻の粘膜が弱くすぐに鼻血が出るのですが、木曜日から異常な量の鼻血が頻発して出てきました。
そしてカーボアップも終盤の土曜日から体調不良が出てきました。
熱っぽいけど熱はない、鼻水がダラダラと出てくる、頭がボーッとする、頭痛、下痢、脈拍上昇（普段が46/minが56/min）などが主な症状として出ていた。
完全に風邪かインフルだと思いながらも、妻に話すと「それは気のせいだ！病は気からだ！」と一喝され自分にも気のせいだと言い聞かせました。
大会当日の朝の起床時もそれらの症状が同じようにありましたが「気のせい」と自分に言い聞かせ、ロッキーのテーマを聞いてテンションを上げて誤魔化すことにしました。
整骨院でメイクをしている時にも鼻血が出てきました。
テンションを上げ過ぎたのと、患者さんとチョイエロトークをしたので出てきたと思います。
そしてそのまま大会に出場し、４km辺りから異変を感じ、６kmからペースダウンが始まり、ファンランで走り終えようと思ったのですが、声援があまりにも凄過ぎて止まれず、その辺りから元々悪い股関節の痛みが強烈に出てきました。
いつもだったら痛みが出ても30km過ぎで出てくるはずの股関節痛ですし、痛みが出た時は出ないようにある程度コントロール出来るはずが全く痛みが引きませんでした。
それに合わせて腰も痛くなってきました。
鳥越トンネルの手前で嘔吐して、これはいよいよ仙巌園でリタイヤだと思ったらあそこの声援も激しく、リタイヤすることが出来ず（これは良い意味でです。あそこの高校生たちの気合いの入った声援で本当に力をもらいました。多くの患者さんがあそこの声援が一番良かったと言っていました。）そのまま10号線に突入しました。
身体が全く動かず歩いても体力が回復することなく、異常な寒さが押し寄せてきたためこれは間違いなく風邪かインフルだと思いました。
それでも多くのランナー、沿道、ボランティアの方々の声援で力をもらいながら走り続けれました。
 
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
皆さんのおかげで途中までですが、走り続けることが出来ました。
 
もう一度どこかで嘔吐し、姶良まで辿り着きそこで余力を残してリタイヤしました。
多分無理をすれば42km走れたかもしれませんが、このまま折り返しを走ると取り返しのつかないことになるといけないと思いリタイヤしました。
 
次の日、病院でインフルの検査をしましたが陰性（因みにぼくはこれまで一度もインフルにかかったことがありません）で、風邪という風邪の検査結果ではなく、胃腸風邪だろうとのことでした。
それからも体調は中々良くならず拳汰さんと話をしていたら「蓄膿じゃないですか？」と言われ、鼻に原因があるのではと思い調べ始めると確かにそっち方面のような気がしてきたため耳鼻科に行くことにしました。
そこでの診断が「アレルギー性鼻炎」とのことでした。
処方された薬で確かに症状が和らぎました。
これで全て繋がりました。
あと一つ、肝心な要因があります。
家の結露に悩まされていた我が家でしたが、大会1週間前に除湿機が届き、あまりにも水が溜まることが楽し過ぎて家中除湿しまくりました。
それにより身体に細菌が入りやすい環境が整いました。
これらを全て考えて結論を箇条書きしていきます。
 
・糖質制限とカーボアップの偏食によって身体に強いストレスを受けた
・その強いストレスによってアレルギー性鼻炎が顕著に出てしまい鼻の粘膜が腫れ、傷付きやすい状態になり鼻血が頻発していた
・除湿により細菌が傷付いた鼻の粘膜から侵入しやすい状態になり風邪のような症状が出た
・大会で走っている時に出た腰と股関節の痛みは風邪やインフルの症状ではなく、糖質制限により筋肉が落ち過ぎたことによる関節の不安定性からきたものであった
・筋力低下により、いつものペースで走れなくなっていた
・下痢によりカーボローディングが上手く出来なかったことによるエネルギー不足
 
 
以上が今回のリタイヤの全容だと考えられます。
 
『いつもと違うことはせず、普段通りのルーティンで挑む』
 
よく言われる事ですが、これに尽きると思いました。
本当に良い勉強になりました。
糖質制限やカーボアップに関してはすでに何度も実践しておりますし、全く問題のない理論に基づいた食事方法です。
しかし、知識と時期を誤ると今回のぼくのように痛い目をみます。
皆さんも注意しましょう。
 
 
実は今回のリタイヤで得たことはこれだけではありません。
何より大事なことに気付けました。
それは皆さんからの「声援」です。
大会途中の声援もですが、それよりもリタイヤしたことにより多くの方から声を掛けていただきました。
こんなにも多くの方々がぼくのことを観ていたんだとビックリしました。
ブログへのコメント、メッセージ、直接お越し頂きぼくの様子を聞きにきたりされました。
 
『ぼくは本当の意味でマラソンというものを理解していなかったんだな。』
 
心からそう思いました。
マラソンは一人で走り、一人で解決するものと思っていました。
ぼくはどうやら大きな勘違いをしていたようです。
お子さんと一緒にゴール地点で落武者の似顔絵を描いて待って頂いた方もいらっしゃいました。
落武者姿を10号線の対面道路で楽しみにされていた方々が一体何人いらっしゃったことか。
今回のリタイヤで悔いは全くありません。
けど、皆さんの期待がこんなにも大きかったことを知って申し訳ない気持ちになりました。
 
 
これからも皆さんの想いと共にサブ３を目指して走り続けます。
最早自分一人で走っている気が全くしなくなってきました。
不思議なものです。
確かに走っている時のキツさや脚の痛みは自分一人で解決しなければなりません。
しかし、この脚にはぼくを見ている皆さんの”想い”が詰まっています。
いろんな意味でぼくも皆さんに魅せれるよう努力と研鑽を重ね精進して参ります。
ありがとうございました。
 
 
今回のマラソン動画は作らない予定でしたが、方向性を変えた動画を作ろうと思います。
少し時間がかかるかもしれませんが、少々お待ちください。