今回は股関節治療に関することです。
ご興味ある方だけご覧ください。
ぼくは右の股関節の前側に痛みを抱えています。
先天的に股関節痛を持っています。
思い返せば高校生の頃から痛みは出ていましたが、その時は股関節痛を特に意識していませんでした。
柔道をしていたのでみんなこんなもんだろうと思ってました。
30歳に近付いて来た頃、右の股関節が疼いたり、痛みが出たりし始めました。
しかし、まさか自分が股関節に異変が出ているとは考えもしておらず、特に気にせず30歳でフルマラソンを走りました。
結構な痛みが股関節に出てましたが、みんなこんなものだろうなと思っていました。
32歳から真面目にマラソンの練習を始めました。
それから股関節痛との戦いです。
始めの頃は痛みで歩くことも困難になりました。
しかし、試行錯誤をしていくうちにどうやら痛みが出ない走り方やケアの仕方があることに気付きました。
ケアに関しては今自分がプロフェッショナルとしてやっていることも含みますが、自分の症状に合った筋肉トレーニングもかなり大事です。
ケアをせずして筋トレをしたらダメですし、ケアだけでは中々痛みが引きません。
誤解しないように書きますが、ケアだけでも引くことがあります。
より効率的に股関節の痛みを引かせることと、セルフケアという観点での筋トレのことです。
2018年の鹿児島マラソンで人体実験となりましたが、体重が軽くなれば股関節に負担がこない訳ではありませんでした。
関節を支えているのは筋肉です。
糖質制限で筋肉を落として体重を軽くしようと試みた結果、股関節を支える筋肉まで落ちてしまい5km前後から痛みが出てしまいました。
いつもだったらフルマラソンを走っている際、30km前後で股関節痛が出ますが、今回はかなり序盤から出ました。
しかも、いつもだったら走り方を変えれば痛みを抑えることが出来ていたのにそれさえも無理でした。
むしろ股関節の痛みは強さを増していきました。
やはり関節を支える筋肉は大事です。
しかし、誤解をしてはいけません。
上記しましたが、鍛えるだけでは絶対にダメです。
ほぐす必要が絶対的にあります。
・どこの筋肉をほぐすか
・どこの筋肉を鍛える必要があるか
・どのように鍛えるか
股関節痛はこの三点が非常に重要となります。
巷でよく言われますが、水泳歩行「程度」では筋肉はつきません。
ほど良い運動にはなるでしょうが、筋肉をつけることにはなりません。
関節に負荷なく運動が出来るから勧められているのでしょうが、そもそも股関節痛を理解していない人がこの水泳歩行を勧めます。
なぜなら、股関節痛が酷い人は水着を着たり脱いだりが中々出来ないからです。
股関節が痛くて運動が出来ず、体重増加している方も多いため水着を着ることへの抵抗感がかなり強いです。
そんな悩みを抱えている方へ水泳を勧めることは酷だとぼくは思います。
股関節痛の悩みを抱えた方は千差万別です。
運動歴、股関節痛歴、骨格、性別、年齢、変形の有無、出産の有無、筋肉のつき方などこれらを組み合わせると一人として全く同じ治療法はないと確信を持って言えます。
その治療法だけでも限りなく無限にあるのに、そこにどこをどのように鍛えるかまで入ってくるとまず素人の方では不可能ですし、専門的知識がある人でもかなり難しいです。
ブログでランニングに関することはある程度のアドバイスが可能です。
しかし、股関節治療に関することは文章だけではアドバイスが非常に難しいです。
プロフェッショナルでやっているからこそアドバイスが難しいともいえます。
これまでマラソンに関することを多く書いてきましたが、これからはなるべく股関節痛に関することも同じ比率にしていこうと考えております。
これまで自分の身体で実験したことや、患者さんから得た情報を元に発信していきます。
股関節痛でお悩みの皆さまの参考になれば幸いです。
目次
コメント
コメント一覧 (4件)
施術者が痛みを知らなければ、良い施術が提供できないですからね
ただひたすらスクワットさせたり、揉むだけだったり、走ったことが無い太った施術者が走法をしどうしたり・・間違った施術をしている院は多いので皆さんも気を付けましょう
餅は餅屋、足は足屋です。
走っている施術者でしか行えない治療ですね
でも屋号は”足”ではなくて、”手”だ・・・・・
>>アニメ師匠さん
おっしゃる通りですね。
口だけの人間にはなりたくなかったので実際自分の身体で日々実験中です。
「ぼくの手足」に変更しようかしら・・・。
私も有酸素トレ1日1500Kcalを実行して人体実験をしていますが
器械のメーターは1500Kcal消費を表示していますが、胸に心拍数測定器を付けて
性格な測定をした結果、3分の1の500kcalとでました。
ただ走るだけとか運動するだけでは効果も低く、より効率的で高い効果をだせる鍛え方を考えています
>>アニメ師匠さん
心拍計付けてやったりしないと結構いい加減な数値を出してきますからね。
特に自転車のサイクルコンピューターはかなりいい加減な消費カロリー数になったりします。
色々と身体で実験すると治療に確実に使えるので良いですよね( ^ω^ )