ランニングをすると膝とアキレス腱が痛い!

今回はランニングでアキレス腱を痛めた方のお話です。
詳しく内容を聞いてないのと、実際触診をしていないので予測でしか物を言えませんが、多くのランナーが悩んでいるであろう部位なので紹介したいと思います。
 
たまに書いてますが、ぼくのランナー兼施術家として断言できることは、
 
『走って痛めたのは走れば治る!』
 
です。
 
決して根性論とかではなく、走り方を見直すことで痛みは出ないということです。
 
 
この方(Nさん)とはぼくの手Twitterで知り合いました。
直接会ったことも無ければ当然会話したこともないのですが、Twitter上で盛り上がっているナウです。
 
そんなNさんの紹介を少しだけします。
 
福岡でも有名な某私立大学に在籍中で、バドミントン・ピアノ・マラソン(マラソン歴4ヶ月!)・連珠(←これがなんなのかぼくにはわかりません!)など趣味というか特技が多くそして何よりイケメンなんです(´Д` )
 
このプロフィールでイケメンってなしじゃないですかねぇ(*_*)
 
しかも、マラソン歴がたった4ヶ月なのにこの間の菜の花マラソンを3時間00分33秒で走ったというではありませんか!!!
 
ありえないとしか言いようがありませんし、世の中には凄い人がいるもんだと感心しました。
そんなNさんは左膝右アキレス腱が痛いということで少しでも力になれたらと今回の記事を書きます。
 
 
左膝の皿の内側アキレス腱(くるぶしの高さの部位)が痛いということで、専門的に書くと、左膝蓋骨内側損傷右アキレス腱損傷となります。
 
まずは左膝蓋骨内側損傷の説明から書きます。
 
ランニングで膝蓋骨を痛めたのか、元々バドミントンで膝を痛めていたのか詳しくわからないのですが、イメージ全開にしてみます。
 
そもそも、バドとマラソンは相性が良くない競技です。
 
なぜかというと、バドは瞬発系の筋肉を使い、マラソンは持久力系の筋肉を使う競技です。
 
もちろん、バドにも持久力はいりますがマラソンほどは必要ありませんし、バドの心肺機能とマラソンの心肺機能の鍛え方が違いますので両立は難しいです。
 
しかし、驚くべきことにNさんはそれが両立しているのです。
当然Nさんのバドの試合を観たこともありませんが、「爆発的」瞬発力は少ないけど粘り強く相手を責める内容と思われます。
 
もし爆発的瞬発力も持ち合わせていたら、ウルトラマッスルの持ち主です。
 
数万人に一人の割合しかいないと言われる伝説の筋肉です。
 
ワンピースの覇王色の覇気みたいなものです。
 
 
で、Nさんは両立できない筋肉の間で膝蓋骨に痛みが出ていると予測されます。
ここで左膝の筋肉の画像をみてみましょう。
力を抜いた時。
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力を入れた時
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この違いがわかりますか???
 
力を入れた時に外側の筋肉が盛り上がってるのに対して、内側は盛り上がってないですよね。
 
大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)内側の筋力不足が原因で膝蓋骨が内側に動きすぎると予測されます。

 
バドが横にステップすることが多い競技ですので、Nさんの場合なおさら膝の内側に負担がかかりやすいということもあるでしょう。
サイドステップが多いと太ももの外側の筋肉を使いがちなので、大腿四頭筋内側を鍛えることをお勧めいたします。
鍛えるというより、外側との筋肉のバランスを良くしたほうがいいです。
また、今後マラソンのことを考えますと瞬発系の筋肉を持久系の筋肉に変えていくことも必要となりますのでそちらのトレーニングも頑張りましょう!
バドの瞬発力をある程度持続させながら筋肉の質を持久力系にもっていけばまだまだ速くなる可能性に満ち溢れた体と思います。
 
次がアキレス腱損傷です。
くるぶしと同じ高さが痛いということです。
いくつか痛めた可能性を書きます。
一番は疲労の蓄積だと思います。
マラソン歴4ヶ月なのにすでに3本のフルマラソン大会に出場されているため、疲労がたまっていると思われます。
また、先日行われた菜の花マラソンはアップダウンの激しい大会です。
その大会でアキレス腱にたまっていた疲労が爆発してしまったのでしょう。
疲労を抜くこと、また日頃のケアを心がけることで出なかった症状と思われます。
 
次に考えられるのが、スピード練習のやりすぎです。
これは多くのランナーが陥ることですが、スピードを速くしようとガンガン走り込んでしまいます。
例えば、
・長距離を走ってその疲労が抜けないうちにスピード練習をした
 
・週に3回以上スピード練習をした
 
・自分の筋力に見合わない距離、本数でスピード練習をした
などです。
もしスピード練習が原因であれば、練習内容を見直す必要があります。
 
次に考えられるのが、足の着地の仕方です。
現在サブ4以内のランナーで主流な着地方法がフォアフットと言われております。
走ってる時につま先付近で着地する方法のことです。
短距離ランナーの走りを細かく見ると全員つま先で着地しています。
多くの方がイメージしている「走り」というのはカカトからの着地だと思いますが、つま先付近で着地する方がにかなっています。
その説明は長くなるのでここではしません。
そのうちします。
では、長距離ランナーはどうかというと、慣れてないのにつま先で走るとアキレス腱を痛めてしまう可能性がかなり高くなります
Nさんももしかしたらこれなのかもしれませんね。
これが今回の左膝蓋骨内側損傷と右アキレス腱損傷の答えでした。
最初にも書きましたが、実際診ていないので今回書いたこととは違う可能性もあります。
可能性を探って書きましたので確定的答えではありませんが、これのどれかに答えがあれば幸いです。

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