今年の1月に親戚の依頼で講演をしました。
その際ぼくがテーマにした「隣の芝生は青い」を紹介したいと思います。
ご興味ある方はご覧下さい( ^ω^ )
とても真面目な内容です(゚ω゚)
もしご覧になられたら是非コメントをお願いします。
この文章を読まれて皆さんがどう思うか興味があります。
『隣の芝生は青い』
1,「自営業って良いよね」
2,他人は輝いてみえる
3,ブラックスワン現象
4,何が正解かなんて誰にもわからない
1,「自営業って良いよね」
自営業をしているとよく言われるこの言葉「自営業って良いよね」。
休みが自由に取れたり、働けば働くだけお金が舞い込んでくるという幻想を抱いている人が世の中に数多くいる。
実際のところ、休みは日曜・祝日のみで、月に5日休みがあれば良い方だろう。
闇雲に働いたところで患者さん(お客さん)が来ないと収入が増えることはない。
収入に波があり、銀行から融資を受けにくかったり、ボーナスもなければ、潰れた時の保証もない。
整骨院業界が衰退していく運命にある中、どのようにすれば生き残っていけるかを常に考えなければならない。
経営努力は当然しなければならない最優先事項であり、休みの日でさえ仕事のことを考えている。
常にいろんなことにアンテナを張り巡らせており、子どもと遊ぶ時でさえ経営のヒントを探している。
2,他人は輝いてみえる
例えば、マラソンで自分より速い人がいるとついつい妬んでしまう。
「速くて良いな」
「かっこいいな」
「羨ましいな」
ついつい自分と他人を比べてしまう。
しかし、速い人はそれなりの努力をしているから速く走れているのだ。
その部分を見ずに結果だけを見てしまうから妬みが生まれてしまう。
経過を見たら納得することは多々ある。
人が他人を気にする時の大きな特徴がある。
『暇人』
暇な人はとにかく自分と他人を比べたがる傾向にある。
忙しく働いていたら比べる時間もなければ自分のことで精一杯だから比べることをしない。
他人を羨ましいと感じたらそれは暇になったサインと思った方がいいだろう。
他人と自分を比べる前に自分が努力したのかもう一度胸に手を当てて欲しい。
人を妬む暇があるのなら自分のためだけに生きた方が有意義な日々が来るだろう。
3,ブラックスワン現象
この理論は、従来、全ての白鳥が白色と信じられていたのが、オーストラリアで黒い白鳥が発見されたことにより、鳥類学者の常識が大きく崩れることになった出来事から名付けられ、確率論や従来からの知識や経験からでは予測できない極端な現象(事象)が発生し、その事象が人々に多大な影響を与えることを総称したものとなっている。
ぼくがマラソンを始めて様々なことを勉強できた。
「体に関して知り尽くした」と傲慢な考えで開業した自分が今となっては非常に恥ずかしい。
全てのことで言えるが、物事に学びの終わりはない。
これ以上勉強したらもうすることはない、と思っていても次から次に勉強することが溢れ出てくる。
身体にとって良いと考えられていたことが、実は身体に悪いということは相当数ある。
例えば健康のためには大股で歩いた方が良いとされているが、大股で歩くと腰に悪く痛めてしまう人が多数いる。
この事実一つだけでもいかに自分が無知であったかがわかった。
人によってそれぞれのブラックスワンは必ず存在する。
そこに気付けるかどうかは本人が学ぶ意欲をどれだけ持っているかだと思う。
偶然発見することもあるだろうが、努力の結果発見することの方が遥かに多い。
努力を重ねブラックスワンを発見する確率を上げることが肝要ではないだろうか。
そのためには努力の方向性・やり方・目標をはっきりしなければ徒労に終わるだろう。
努力に無駄は決してない。
しかし、無駄に近い努力はある。
なるべくなら実る努力をした方が良いのではないだろうか。
4,何が正解かなんて誰にもわからない
全ての事柄に正解はない。
正解があれば戦争が起こるはずがないし、平和な世の中になっているはずだ。
2017年、人工知能(Artificial Intelligence)が囲碁の世界チャンピオンに勝った。
AIは急激な成長をしている。
果たしてAIの成長は人類にとって正解かどうかは誰にもわからない。
世界的有名な物理学者であるホーキンス博士は、AIが人類を滅亡に導くと言っている。
しかし、AIの成長を止めることは最早不可能となっている。
正解と思っていたことが不正解だったことなんていくらでもある。
では、不正解だったら悪いのかというと、そうでもない。
不正解とわかったからこそ次なる道が見えてくるのだ。
偉そうなことを言い続けてきたが、これからの自分がどうなるか全くわからない。
1年後まだ整骨院を続けれているかさえわからない。
そんなわからない未来の心配をするより、今自分がやるべきことを見つけてひたむきに努力を続けようと思う。
ある程度の道筋を作ったら、あとはその道筋を一歩一歩確実に歩んでいけば良いのではないだろうか。
不確実な未来に向けて進むことは困難を極めるだろうが、それでも確実に前に向かって歩き続けたい。
隣の芝生を見ている暇があるのなら自分の家の芝生を青くする努力をしようと思う。
隣の芝生は青い
目次
コメント
コメント一覧 (4件)
記事を読んで私が感じたのは、世の中には表面的な見方・感じ方をする人が多いのかも?という事です。
自営業・会社員・公務員・無職(経験あり)それぞれ一長一短あるだろうし、同じくくりの中でも、個々人の状況は千差万別だと思います。
物事を逆の立場、または相手の立場に立って考えてみることも、社会で生きていく上で大事だと思いました。
人を妬む気持ちは、自分に肯定感を持てない(それが悪いという意味ではない)人が感じるのかなと。
何が正解かなんて誰にもわからない、は全くその通りで、最終的には「自分」で正解を見つけるしかないのだと思います。
>>Kouika7さん
表面的な人は多いと思います。
例えばこのブログを読んだだけでぼくのことをあたかも全て知ったかのように話す人が実際いますからね。
きっとKouika7さんも実際ぼくに会われて記事との差に驚いたかもしれません。
記事では軽快に楽しくウィットに富んだ人にみえますが(そう見せてます(゚ω゚))実際は別に何ともない普通のバカですから(゚ω゚)
>自分に肯定感を持てない人
これは占いや宗教などにハマる人が多いように感じます。
自分の芯がないからフラフラしてるんですよ。
だから妬むし変なことを鵜呑みに信じてしまうんだと思います。
自分なりの正解を探すのが人生ではないでしょうか。
よかぶっせ終わりにします(゚∀゚)
まさに正論です。
昔は、電気10分と湿布を貼るだけで1日100人来たと自慢して、ろくに勉強もしない
柔整師がいたため、現在このような状況になってしまったのですね。
将棋も、AI将棋を導入した棋士に羽生竜王が押されています。
百千錬磨の羽生竜王でさえ、AI将棋の研究に取り組み、日々切磋琢磨しています。
今の自分に満足してはダメなのですね
藤井七段は、コンピューターが解析した最善手を上回る好手を指しました!!
>>アニメ師匠さん
今の柔整師の現状はあまりにも酷いものがありますからね。
レベルの低さが著しく、この低さで「医療費」を使ってることは大問題だと思います。
そりゃ削減されて当たり前でしょう。
将棋の世界にもAIの手が目の前まで来てますよね(゚∀゚)
それに人間がどう太刀打ち出来るのか非常に興味深いです!
羽生竜王にも藤井七段にも、もちろん他の棋士の先生方にも頑張って頂きたいです!