ランナーのウエイトトレーニングの効果

整骨院で一人留守番をしているハラグチです。
ブログを読んで頂いている方はご存知の通り院長はインドへ向けて出発しました。
いろんなことがインドで起こると思われますので皆さん院長の帰りを楽しみに待っていてください！
 
ではランナーのウエイトトレーニングの効果について書いていきます。
前回の記事では長距離走のトップランナーの方々がウエイトトレーニングで走力がアップしていることをご紹介しました。
今回はウエイトトレーニングによってランニングにどのような効果があるのかをざっくり4つ紹介していきます。
 
まず１つ目はランニングのケガを少なくします。
ケガを少なくするためにはケガを引き起こしにくいフォームで走り続けることが理想です。
しかし疲れてきたり弱い部位があったりするとフォームが崩れ、その状態で走り続けることでケガを引き起こすことになります。
そのためフォームが崩れる原因である筋肉を鍛えてあげることでケガを少なくできます。
例として猫背気味に走ってしまう方は背中の筋肉が弱いことが考えられるため背中を鍛えると猫背になりにくく走れます。
また筋力が弱い状態でのスピードを出した練習は筋力が伴っていないことで膝などを痛めます。
そのため筋力強化を行ってスピードを出すことがケガをしない近道だと考えています。
 
次に2つ目の効果は柔軟性の向上です。
柔軟性の向上は先程のケガを少なくする事につながってきます。
例えばランニングで膝の内側を痛めた場合、太もも内側（内もも）にある筋肉が固まっていることがあります。
そんな時にまず頭に浮かべるのがストレッチだと思われます。
しかし内もものストレッチというと足を開くストレッチになり体が硬い方にとってはキツイものです。
そこで足を横に広げてお相撲さんの四股のように腰を落とすスクワットをすると内ももがストレッチされつつ同時に鍛えることができて一石二鳥です。
他にも太もも裏が硬い方にはデッドリフトという種目など、いろんな種目が有効なので試してみると良いですよ！
 
3つ目の効果はスピードアップです。
走っても走ってもなかなかスピードが上がらない方はウエイトトレーニングで向上するかもしれません。
速く走るためには自分の体にどれだけの加速度を与えてあげられるかで決まります。
その加速度を生むためには筋力が必ず必要です。
短距離選手をみると筋肉がすごいですよね？
流石にあれだけの筋肉は必要ないですが筋力が必要なことはわかっていただけるかと思われます。
そして筋力をつけるためには強い負荷でガッツリとトレーニングをしなければいけません。
そうなるとスピードアップを目指すランナーにはウエイトトレーニングが必須であるといえます。
 
最後に4つ目の効果です。
これは僕自身ウエイトトレーニングをして走ってみた実感でもあります。
それは筋肉が上手く使われている感覚がわかり、動きも動きやすいということです。
最近では菜の花マラソンでの上り坂を走る際お尻や太もも裏の筋肉を使って「ぐっと」蹴り出せている感覚や腕振りのやりやすさを実感しました。
これもウエイトトレーニングにより筋肉の使い方、動かし方のコツなどを体で覚えたことで表れたものだと思います。
特に腕振りのやりやすさは驚きます。
今まで過去5回以上マラソンに出場していますが腕振りをする広背筋の筋肉痛がきたことは今回が初めてです。
それだけ腕振りに広背筋を使い上手く使えたことを証明しています。
実感したから言えます。腕振りが苦手なランナーの方は絶対広背筋のトレーニングがオススメです。
 
ここまで4つウエイトトレーニングでの効果をご紹介してきました。
この他にもまだまだ効果はあると思います。
それをご紹介できないとことは勉強不足でもあるのでご了承ください。
この効果を体感するには、やはりやってみるしか方法は無いです。
3月には鹿児島マラソンも控えてますます練習に力が入ることでしょう。
ここでやるからにはもっとレベルアップを目指してはどうですか？
今からでもまだ遅くはありません。
効果はあります。
それを言い切れるのは実際にやっているというのも一つにありますが、ランナーの患者さんがどんどんレベルアップをしていることもあります。
何度も言いますが鹿児島マラソンまでやってみましょう！
今までにない状態に仕上がりますよ。
 
最後に前回の記事にも書きましたがウエイトトレーニングだけしても速くはなりません。
ウエイトトレーニング重視で走る練習を疎かにしていた僕はこの間の菜の花マラソンで身をもって痛感しています。
基本は走る練習です。
走る練習がしっかりできて、ウエイトトレーニングを組み込むことで初めて効果を発揮します。
そこを理解したうえでウエイトトレーニングをおこなうようにしてください。
なおトレーニングは目的に合わせたものではないと効果がいまいちなので最初は知識のある方に指導していただくようにしてください。