落武者インドの旅〜First day〜

前置きはせず早速書き進めます!
 
1日目 1月15日(火)〜First day〜
 
午前中まで働き午後から移動することに。
前日に歯の詰め物がとれて歯医者さんに行こうとするも忙しくて行けず。
鹿児島から成田へ行き、成田空港のカプセルホテルに一泊したのが1月15日(火)だった。
↓こんな感じのカプセル
IMG_1231
次の日1月16日(水)の11時頃のフライトで成田からムンバイへ飛び立った。
IMG_1232
機内は平日という事もあってか空いており、ぼくの隣に座る人もいなくて非常に快適な空の旅になった。
最後尾は2席しかなく、窓側が空いている仕様。
IMG_1235
離陸してから荷物をここに置く事も出来て便利だった。
中には3列シートを全部使って寝てる人もいたので、それくらいガラガラだった。
↓旅行に小慣れた感を出してCAさんの気を引こうとスリッパに変更
IMG_1236
CAさんは照れてるのかぼくに見向きもしなかった。
↓ムンバイの位置がいまいち皆さんわからないと思うのでこれを参考にされたし。
IMG_1237
飛行時間は10時間程度とのこと。
5時間程度時がたちこの時の気持ちをメモしたのでその時のメモをそのままここに書き写す。

2019/01/16 日本時間1630

今中国上空を飛んでいる。昨日午前中まで仕事をして、鹿児島空港のコンビニで夜ご飯を買いベンチで食べた。その後ラウンジへ行き水分補給をして、夜1950の便で成田へ行き前泊した。カプセルホテルに泊まり一夜を過ごしたが、とても眠れる環境ではなかった。元々が眠りの浅い人間だし、寝床が変わるとまず寝れることはないことはわかってるから大して苦痛にもならなかった。周りのイビキや歩く音話し声が普通に聞こえてきた。家だったら蹴ったり口頭で伝えれば終わりだがそういうわけにもいかない。久しぶりに長い夜を過ごした。

朝起きてコンビニでサンドイッチを二つ買い、ラウンジで水分補給をした。節約にもなるしとても便利だ。他にすることもなかったし出国することに。オンラインチェックインをしていたため、すんなり済んだ。紙の時代は終わりを迎えるだろう。9割以上がまだ紙のチケットを使ってることを見て何と時代遅れなんだと思った。スマホという高機能な物を持っているにも関わらず全く使いこなせていないじゃないか。実に勿体ない。

出国の際、パスポートを人に見せるのではなく、リーダーにかざし、カメラを見たらそれで完了だった。こんな便利になっていたのか。免税店などもあったが特に興味なくスルーした。

昨日仕事終わりに自宅近くの定食屋さんでたまたま見た漫画「海賊とよばれた男」の文庫を読みたくなり購入。行きで1冊読み切る感じかな。中々面白い。偶然定食屋さんで見たことにも仰々しいが運命を感じた。もしかしたらオムカールさんに渡すかもね。

ところで、市役所前からリムジンバスに乗って空港へ向かった。その時吉野を通った。何だか不思議な気持ちになった。小学中学生の頃に通った道を見ながらこれからインドへ向かうことに自分の成長を感じた。元々塾があった場所の周りを見て昔の淡い思い出を思い出した。駄菓子屋はまだある。昔とは違う発展を遂げた場所を通った。懐かしさと新鮮さが同居した不思議な気持ちになった。

成田からついにムンバイへ向けて飛行機が飛び立った。いつも乗る飛行機とは違うこれからの旅への期待が自分を高揚させた。不安よりも期待の方が大きかった。あと5時間ほどのフライトでインドの地に着く。何が起こるかわからないが、全力で楽しもうじゃないか。軽い重い関係なく犯罪には細心の注意を払いつつ、常に緊張感を持ってインドを満喫しよう。

完全にナルってるね。
国際便だけどアルコール類は一切飲んでいないが、完全に自分に酔っている状態だ。
この後少ししてもう一度メモしてる。

2019/01/16 日本時間1923

本に飽きて外を見た。そこには「地球」がいた。確かに地球は生きてると感じた。川や山が生き物のように縦横無尽に躍動している。

「川」というより「水」の不思議を感じた。いや、川かな。どっちだろう。何千何万何千万と時間をかけて出来てきた川はなぜ右へ左へ曲がりくねっているのだろうか。理屈から言えば海に流れる為に最短のルートをとるべきだろう。無駄でしかないルートを川は自然に身を委ねて「川」の体をなしている。朝の掃除の際、水で考える事が良くある。水とは「人の流れ」だと感じる。漠然としたフィーリングだけど、そう感じる。無駄を省くことが何より優先される時代であり、日本は特にその考えが強いと思う。しかし、無駄の先に存在する「何か」があるのではないだろうか。漠然とした考えだ。

どうしたんだろうね、完全に酩酊状態じゃないか。
なんだよ「地球がいた」って(゚ω゚)
良いこと書いてるようで自分に酔ってる奴が書きそうなしょうもないこと書いてやがるなぁ!
 
メモにも書いているが、成田空港で本を買い機内でそれをずっと読んでいた。
本を読んでる姿を見せて知的な男を演じてみたのだが、照れてるのかCAさんに見向きもされなかった。
上巻を読み終わり、やっとでCAさんから声を掛けられた!
 
『一冊読み終わりましたね!』
 
やはり照れて話しかけれなかったのだろうか、ぼくの動向を隅々までチェックしていた。
多分このCAさんはぼくに惚れてしまったんだろうと思ったが、ぼくのタイプじゃなかったので適当なスマイルでやり過ごした。
 
『あっちだ!あっちのCAが良いんだ!』
 
ぼくの心音がアイドリングし始めた。
そこでぼくは次なる手を打った。
絵を書いて美術的男を演じると一発だと思った。
それは過去に新幹線に乗った際、特に意味もなく絵を書いていたら新幹線の客室乗務員さんが声を掛けてきた経験があったからだ。
その事を思い出し、ぼくはボールペンで上巻のカバーの裏にバラの絵を書き出した。
「口説くと言ったらやっぱバラでしょ!」と意気込んで描くも反応がない。
「まさかこっちじゃないというのか!」と方向性を変えて写実的絵に変更した。
多分その時点でCAさんたちのバックヤードでは確実にぼくの事が噂になっていただろう。
 
『あなた声かけなさいよ!』
『恥ずかしいじゃない!私には無理よ!』
『ムンバイで素敵な夜を過ごせば良いじゃない!』
『あんな素敵な男性中々いなわよ!』
 
大体こんな感じだろう。
結局バックヤードで噂しているうちにムンバイに着くことになった。
きっと彼女たちは今頃心から後悔しているだろう。
「やはり物事は待っていてはいけない、自分から行動しないと何も動かないんだよ。」と彼女たちに伝えたい。
レシートの裏にミッキーを描き「素敵な空の旅をありがとう!」と書いたものを椅子の上に置いて颯爽と飛行機を降りた。
 
空港に着くと、まずトイレに入った。
事前情報だとトイレに紙がないところが多いとのことだったので、国際空港なら紙があると思い今のうちに済ませておこうと思った。
↓トイレなうなう
IMG_1238
これがムンバイに着いてから最初の投稿になった。
それから入国審査に行き審査官の英語が聞き取れず適当に答えてたら段々機嫌が悪くなってきた。
 
審査官『お前は今日どこに泊まるんだ?』
ぼく『サイトシーイング!(観光!)』
審査官『違う!お前はどこに泊まるんだ!?(ジェスチャーで寝る格好をしながら)』
ぼく『(あー!飛行機の中で寝れたかどうかってことね!)YES!!VERYGOOD!!(めっちゃ最高!)』
審査官『違う!お前はどこに泊まるんだ!!(ジェスチャーがいくつか加わりながら)』
ぼく『あー!今日泊まる所ね!ここここ!(スマホで写真を見せてながら)』
 
ぼくの英語力はこの程度なのだ。
ここで何か聞かれたらサイトシーイングと言えば良いと思っていたので適当に言ったら舌打ちされた。
そして面倒臭そうにハンコを押して渡された。
これでついにインド初入国となった。
とりあえず両替を2万円だけして空港の外に出た。
今日泊まるホテルの送迎の方が待っていて(オムカールさんの手配により)その人と合流し、ホテルへ移動した。
 
タクシーに乗り、窓の外にはインドが広がっていた。
youtubeで観ていたインドの街並みが現実世界としてぼくの目に入ってきた。
荒ぶるクラックション、道路の段差で上下する車内、我先にと前へ行く車やバイク、全てが新鮮で身を乗り出して外を見た。
外を見ているといつの間にタクシーがホテルに着きチェックインをした。
そこでも英語の聞き取りが難しく、フィーリングで会話をした。
インドの英語はかなり訛りが強く、聞き取るのが非常に難しい。
そもそもぼくは英語なんて話す事出来ないので尚更悪戦苦闘した。
なんだかよくわからないままチェックインを終え部屋に案内された。
部屋に入り部屋の電源が入ると天井から轟音が聞こえた。
音がする方を見るとシーリングファンが工業用扇風機ばりに回り出したのだ。
↓こんな感じ


そしてエアコンもガンガン回り出し、部屋は一気に寒くなった。
まずシーリングファンを止めて、エアコンの温度設定を上げるも逆に風の温度が低くなった。
調整が面倒になりエアコンのスイッチを切った。
 
長旅だったということもあるが、どっと疲れが押し寄せてきた。
オムカールさんに無事着いたことを伝えた。
トイレチェックをすると紙が付いていて安心した。
↓わかりにくいと思うが、トイレットペーパーが見える
IMG_1247
↓トイレの奧にシャワーがあった
IMG_1248
緊張が緩んだからかお腹も空いてきた。
外に食べに出る勇気はまだなく、オムカールさんに伝えるとルームサービスを頼むと良いと言われた。
↓アップして見るとわかると思うが、全く何が何だかわからない
IMG_1243
何を頼めば良いのか全くわからずこれもオムカールさんに聞いた。
名前は忘れたが、なんちゃらかんちゃとボイルライスを頼めば良いと言われた。
↓15分後くらいに届いたのがこちら
IMG_1246
プロローグでも書いたが、衛生面が心配だったが最早そんなこと言ってたら生きていけないと思い食べた。
 
『うまい!なんだこれは!なんて美味しいんだ!!!』
 
ねるねるねーるね(知らない人はyoutubeで検索してちょ)を食べた時の魔女のおばちゃんみたいに驚いた。
あっという間に完食した。
どうやら豆カレーだったらしい。
無類のカレー好きだったらインドに行くことをオススメする。
あまりの美味しさに感動を覚えたほどだ。
ライスはかなりパラパラしているがこのカレーと恐ろしくマッチしていた。
問題は次の日にお腹をくださないかどうかだ…。
薄氷のお腹を持っているぼくは日本でも頻繁にお腹をくだす。
カップラーメンや牛乳などは30分後にお腹をくだす。
そのための対策として、ビオフェルミンの整腸剤とイヌリン(食物繊維)とビタミンCを持っていた。
これらを駆使してこれからのインドを乗り切ろうと思う。
 
このあとシャワーを浴びて就寝した。
1日目は移動しただけなのにこんなに長く書いてしまった。
今後の一日の話がとんでもなく長くなると思うが適当に読んで頂きたい。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

記事に共感頂けたらシェアお願い致します!

コメント

コメント一覧 (4件)

  • そこには「地球」がいた(⌒▽⌒)
    光少年のポエム魂が炸裂しましたね!
    反則レベルの面白さです。
    CAさん達への妄想は、まあ先生がよかにせであることを認めつつ許してあげましょう、寛容な精神で!豆カレーは食してみたいと思いました。
    今後も長文期待しております。

    • >>Kouika7さん
      ポエマーとお呼びください!
      CAさんへの妄想はほとんどの男性がしてるはずです!
      吊り橋で告白すると成功しやすいと聞きますが、吊り橋の高さにドキドキしてるとそのドキドキが恋をしてると時と勘違いするらしいです!
      それと同じ原理なのかもしれませんね!
      もちろんぼくじゃなく、CAさんの方がですね!
      お近くのインド料理屋さんに行ってみて下さい!
      美味しいですよ!
      超長文はまだまだ続きます!

  • 素敵な空の旅をありがとう のメモが、ご搭乗様お忘れ物として大切に保管されているかもですよ^^;

    • >>たくぞうさん
      そういえば、確かそのような話を聞いたことがあるような…。
      レシートなどは保管される的なことを聞いたような…。
      残ってないことを祈ります!

コメントする

CAPTCHA


目次