第33回青島太平洋マラソン〜天敵は牛乳〜

みなさん、元気ですかぁ!!!
元気があれば借金も返せる!!!
借金王の光どんです!
今シーズン初めてのフルマラソン大会に参加してきました!
青島太平洋マラソン(以後青太)では必ず何かが起こります!
今回もしっかり起こりました!
なぜ青太はぼくに毎回試練を与えるのだろうか!
早速書き進めます!
前半はひたすら失敗の連続で後半から真面目な話になります!
マラソン系は毎回長くなるのが定例です!
時間がある時の暇つぶしにでもご覧ください!
以後敬語略します!
 
 
『第33回青島太平洋マラソン』
 
先に結果をアップする。
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これを元に読み進めて欲しい。
 
話は大会の三日前から始めなければならない。
ぼくはフルマラソン大会前1週間前くらいからカーボローディングをするのが定例となっている。
今回大会に向けてほとんど練習が出来なかった。
整骨院移転やふくらはぎの怪我をしたからだ。
4週間前からやっとで走れるようになった。
走るといってもジョグだけだった。
ロング走も徐々に距離を伸ばしていかないといけないため1週間前に26km走ったのが最長だった。
体重は8kg増え、ほとんど負の条件しか揃わなかった。
なので今回は42kmのロング走という位置付けで参加することにした。
そしてカーボローディングの始まりだ。
とりあえず雰囲気で大会の週だけ断酒を決行。
やはりアルコールを飲まないと体の調子が良くなる。
5日前からカーボアップ開始。
3日前からハードカーボアップ開始。
カーボ量を上げるにはシリアルを食べるしかない。
そこに牛乳を投下した。
ぼくには牛乳アレルギーがある。
細かく書くと「乳糖不耐症」というやつだ。
栄養について様々勉強してるくせにバカの極みの如く牛乳を飲んでしまった。
しかし、ぼくには秘策があった。
インドを乗り切ったビオフェルミンを飲んだのだ。
するとぼくのお腹は全く下さなかった!
さすがインドを乗り切っただけあるじゃないか!
 
大会当日、2時30分に起きスマホで世界情勢を確認した。
世界は混沌としているようだった。
世界が落武者を求めてるように思える。
20分後、やっとで起きてシリアルに自信を持って牛乳をかけて食べた。
様々準備をしていたら時間がなくなってしまった。
今回家族は不参加だった。
落武者に飽きたらしい。
急いで家を出て30分後、お腹が痛くなり気付いた。
 
『ビオフェルミン飲んでない!』
 
そこからは腹痛との戦いだった。
普段牛乳を飲むと30分後には下痢になるで有名な光どんだが、今回も同じ状況だった。
腹痛のあまり高速の乗り場を間違えてしまい、都城まで下道で行ってしまった。
山道を通り続けた。
一体どれだけのラブホテルを数えただろうか。
山道にはラブホテルが散在する。
意味不明に入ってみたいと思ったりしながら横を通過した。
結局、意外と時間に遅れることなく会場に着いた。
 
とにかくお腹が痛いぼくはすぐにトイレへ駆け込んだ。
便器が愛おしく思えた。
まだお腹に違和感があるもののとりあえずトイレという名の親友とお別れをした。
車に帰り寝た。
しばらく寝るとお腹の痛みで起きた。
スマホを見ると患者さんからのラインが入っていた。
この日腰にテーピングをすることになっていた。
その患者さんと会いテーピングをして別れた。
それが大体7時過ぎだった。
お腹が痛いぼくはとりあえず寝た。
自分の自然治癒力を信じて。
しかし、お腹の痛みは増すばかりだった。
トイレに行くと便器が家族に昇格した。
どうしてもトイレから出ることが出来ず、時間は8時30分を過ぎていたはず。
ぼくは急いで車に戻り準備に取り掛かった。
時間がないというのに意固地となり落武者スタイルに変身した。
ちなみにランナーの整列最終時間は8時30分だ。
それ以降は最後尾になる。
スタートの号砲が遠くから聞こえてきた。
落武者が完成し自作ジェルを2個手に持って急いで整列場所に向かうと当然ながらみんな走り始めていた。
最後尾に行こうとするもみんなが走ってる前を横切らなくてはならず足止めをくらった。
約10分ほど過ぎると人に隙間が出来たため無理して横断した。
急いでスタート地点に行くと撤収的な感じになっていた。
係員に「今からスタートしてもいいですか!?!?」と聞くと時計を見て、声には出さず「行け行け」と合図があった。
ぼくは急いだ。
とにかく、急いだ。
結局この日の最速がこの時生まれた。
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最初の1kmは今のぼくの最速と言って良い。
最初の完走証を見るとわかるがスタートから5kmまでを40分もかかっている。
 
それから最後尾に追い付き手に持っていた自作ジェルをポッケに入れることにした。
しかし手が何度も空を切った。
 
『スカ、スカ』
 
おかしいなと思い、腰を見るとなんとランニングパンツ(ランパン)を履いてないじゃないか!
目視したのはボロボロに施されたタイツだけの脚だった。
ランパンがないことに羞恥心を強烈に感じ顔が引き攣って走っていた。
 
上の写真を見てわかるように大体10kmくらいまで渋滞に巻き込まれ大幅に遅れをとった。
それよりも最初にダッシュしたせいでスタートから3kmで脚に確実なダメージがあった。
脚が産まれて三日目の子鹿みたいな状態になっていた。
そこに追い打ちをかけるように、お腹が痛くなってきた。
 
10kmを過ぎた辺りだろうか、足が地面に着くたびに肛門にノックが始まった。
借金の取り立ての人がノックするように激しく肛門を刺激し始めたのだ。
ぼくは必死に耐えた。
 
『このドアを開けたら全てが終わる!』
 
この時も顔が完全に引きつっていた。
応援の「落武者だ!しかもガチだし!」という声が何度も聞こえてきた。
そこは全力で否定しよう。
最初は大幅に遅れたことで焦っていて、その後は肛門と格闘していたのだ。
とにかく早く前に進みたい気持ちと肛門千本ノックの気持ちとがせめぎ合い、ついに肛門の限界が訪れ宮崎神宮横のトイレに入った。
時間との戦いもあり、ぼくはとにかく急いだ。
用をたしてる時突然トイレのドアが開いた。
焦りに焦っていたため鍵を忘れていたのだ。
何とかその場をしのぎトイレを後にした。
結局その後腹痛は訪れなかった。
 
普段落武者をしたら何らかのアクションをするようにしているのだが、今回は前半がこのような感じだったため結局最後まで真面目な顔で走ることにした。
ひたすら走ることに集中して前だけを向いて走った。
20km過ぎて患者さんと会った。
この時点で脚が子鹿だったため弱気発言をしてその場を去った。
16kmの時点で左の膝外に軽い痛みが出た。
いわゆる長脛靱帯炎だった。
これは今年の初めのムンバイマラソン後に罹患しており対処法をマスターしていたため結局ゴールするまで問題なかった。
20km過ぎると右の内くるぶしの辺りが痛くなり始めた。
いわゆるシンスプリントだった。
これも去年罹患しており対処法をマスターしていたため結局ゴールするまで問題なかった。
とはいえ走力不足は否めないため脚が動かなくなり始めていた。
24kmくらいでスタジアム(32km地点)でリタイヤしようと思い始めた。
遠くにスタジアムが見えた時は異常に落胆した。
しかし、とにかく1km1km前に進んだ。
スタジアムを通り過ぎ自分の足に問いかけるとまだ走り続けれるとのことだった。
不思議と足が前に出た。
これは多分アニマルパックのおかげと思われる。
結構前にアニマルパック(アスリート専用のマルチビタミン)について書いたがこれはドーピングレベルで走れるようになる。
患者さんには絶対勧めている逸品である。
しかし最終盤になるとさすがに時折歩いた。
それは坂を下る時だけと自分で決めて歩いた。
 
ぼくの時計では余裕で4時間以内で走れる数字だったが、構内放送で13時のお知らせが聞こえた。
グロスタイムでの4時間以内を目指して頑張って走り始めた後半が蘇り落胆した。
しかし、それでもぼくは脚を止めることを選ばなかった。
歩きたい気持ちを最大限に押し殺し、とにかく前へ前へ一歩一歩噛み締めながら脚を進めた。
 
ラスト1kmになってやっとでラストスパートが出来た。
↓ラストスパート中の落武者
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実は30km以降何度か脚のあちこちが攣りそうになっていた。
しかし、実はその実験も兼ねていたのが今回の大会だった。
実験は成功した。
脚の攣りは腰が原因だったのだ!
そのうち別で書くかもしれないが、面倒なので期待せずにお待ちを。
気になる方は整骨院で聞くと良いかと。
 
ラストスパートして脚が攣りそうになった。
しかし、それさえも抑えることに成功した。
そしてゴールした。
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最初に載せた完走証では4時間02分30秒だったが、ぼくの時計ではこの結果だった。
しかし、遅れた自分が悪い。
今回は4時間切れない結果となった。
2年前の自分からすると1時間も遅い結果だ。
しかし、これまでの経験が詰まった大会だった(前半は除く)。
この大会が今シーズンの始まりだ。
今後のスケジュールは2月の熊本城マラソン、3月の鹿児島マラソンだ。
3月の鹿児島マラソンでサブ3を目指す。
やることはたくさんある。
それらを全てクリアして自分の限界に挑戦しようじゃないか。
結局の敵は自分自身だ。
やれることをやれるだけ一つ一つやっていこう。
 
落武者へのたくさんの応援ありがとうございました。
今回はこのような形になり応援の声に見向きもしなかったが、確実に皆さんの声は落武者の心に響いており今も余韻が胸の中で鳴り響いている。
元気溢れる高校生ボランティアやギャルの応援にも見向きもせずひたすら前を向いて走った。
おじいちゃんやおばあちゃんの笑いながらの応援にも見向きもしなかった。
老若男女全ての人から落武者は応援を頂いた。
 
落武者を見て少しでも笑えただろうか。
滑稽な姿に少しでも嫌なことや大変なことを忘れて笑ってもらえただろうか。
落武者が必死に走ってる姿を見たことで思い出し笑いをしてもらえただろうか。
 
今年も残り少なくなってきた。
今年が終わるからなんてことないけど、また来年も頑張るためにも今年を最後まで頑張ろう。
少なくともぼくは最後まで頑張る所存だ。
 
終わり
 
 
長文失礼しました!
 
これからも落武者への応援よろしくお願い致します!
走ってる途中やゴールしてからも落武者に声をかけて頂き、そして一緒に写真を撮った方々ありがとうございました!
ろくな対応出来ず失礼致しました!
見かけでは全く見えなかったと思いますが、本当は心からありがたいと思ってます!
またどこかで会いましょう!
とにかく、長文失礼致しました!

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コメント

コメント一覧 (17件)

  •  スタートが遅れてもそのタイムとは、さすがですね(拍手)!! 良か天気で空も青く、いいコンディションだったとその日に走った友人から聞きました。そろそろ奥様のアナザーストーリーが読みたい、落武者ブログファンが多くなってきてるのではないでしょうか。鹿児島マラソンで生落武者に会えますように(#^.^#) 

    • >>9618さん
      まさに昔取った杵柄ってやつです!
      確かに良いコンディションだったかもですね!
      あまりコンディションを気にする余裕もありませんでした!
      アナザーは今の所予定はありません!
      その内突然書くかもしれませんけど( ^ω^ )
      落武者に会うのは本人が隠れるので結構レアですので何とか探してください!
      いつも気に掛けて頂きありがとうございます( ^ω^ )

  • ^^;その後ネットで調べたらナイトミルク「ネムー」でした…
    失礼しました…苦笑

  • お疲れ様です…
    乳糖不耐性の方の為の牛乳「アカディ」。乳糖を分解してある牛乳が普通にスーパーに売られていますのでお試し下さい。但しアカディでも下す方も居ますのでレース前の普段の日常で、いつでもトイレに行ける時に少量で試してみて下さい…
    とても牛乳は本来は良い飲み物なのです胃潰瘍、胃酸過多の方などは薬の
    代用になります。牛乳での治療を行う医師も居ます…
    また北欧など極夜、白夜などの影響で体内時計が乱れた場合、牛乳のトリプトファンがセロトニンへと変わり睡眠薬の代わりになる為、あえて夜に搾乳した牛乳が北欧では売られれいます…
    日本では浸透しませんでしたが「ネムール」という牛乳の名前だったかしら?売られていた事も有ります…
    夜寝れない時は睡眠薬で無く牛乳、ヨーグルトおすすめです…
    海外の映画で子供が寝れない時に母親が「ホットミルク飲んで寝なさい…」と言うシーンの映画も有ります…
    長々となりましたが御参考までに…

    • >>不二子ちゃん
      お久しぶりです( ^ω^ )
      牛乳についてもいろいろ調べたり本を読みました。
      元々日本人は飲む習慣がないため乳糖を分解する酵素が腸にない人が多く、日本人は牛乳でお腹を下す人が多いようです。
      しかし、確かに牛乳自体の成分は良いので飲める人は飲んだ方が良いと思います。
      美味しいですしね( ^ω^ )
      CAさんだからこそ海外の情報にも詳しい不二子ちゃんの話はとても有意義で楽しくなります!
      いつもありがとうございます( ^ω^ )

  • 青島太平洋マラソンお疲れさまでした。
    恒例のハプニング、相変わらず持ってますね~(笑)
    20㎞過ぎ地点で落ち武者に追いつかれ、少しでも食らいつこうとしましたがハーフ地点で私の青島太平洋マラソンは終了しました。
    ハーフ以降は21.0975㎞の長い長~い散歩となりました。。。
    今回の失敗を踏まえ、菜の花、さが桜に挑みます。
    お互いベストタイム更新で今シーズンが終えられるよう頑張りましょう!!
    あと、宮崎神宮横のトイレの話ですが、ドアを開けた人も頭に矢が刺さった白塗りの落ち武者がかがんで用を足してたらさぞかし驚いたことでしょう・・・
    開けた人も見られた側もある意味お互い災難でしたね(笑)

    • >>20km過ぎの患者さん
      お疲れ様でした( ^ω^ )
      今年落武者で会うのは何回目でしょうね…。
      お恥ずかしい限りです。
      なるべくなら知ってる方に会いたくないくらいの気持ちですが、どうしても目立ってしまうのでどうしようもありません(゚ω゚)
      Kさんも中々練習出来なかったのと筋トレにはまってしまって身体が重くなったので仕方ないといえば仕方ないと思います。
      さじ加減がとても難しいと思いますが、自分が何を目標としているのかもう一度考え直してマラソンの練習に取り組まれると良いでしょうね。
      これからシーズンも深まってきます。
      共に明日なる自分をイメージして頑張りましょう( ^ω^ )

  • とりあえずお疲れ様でした!!まぁでもいろいろとハプニングが起こるモノですね~^^今年は私も青タイ出場予定でしたが、エントリー開始の2時間後に気付くも・・・間に合いませんでした・・・4時間で走れるとは、フィジカルが強いのですね。改めてそう感じます。年齢的にもまだまだ伸びざかりでしょうからサブ3達成はいけますよ!!そういえば、2020年JTU登録終わりました。来年どこかの大会でお会いしましょう!!

    • >>catseyeblueさん
      コメントありがとうございます!
      みんなこんなハプニングあるんですよね???
      ぼくばかりじゃないですよね???
      フィジカルは走れない時でも筋トレして鍛えてます。
      決して自分自身のポテンシャルではなくそれなりに努力をしているので何とかギリギリ保ってる状態です。
      これから鹿児島マラソンまでをどのように鍛えていくかもある程度決まってきましたし色々楽しみです!
      もしかしたら来年はトライアスロンは休むかもしれません。
      約1年半後に南アフリカでウルトラマラソンに出るのでその練習をしないといけないような気がしています…。

  • 昨日はお疲れ様でした ナビで検索、確認もせず吉野から空気の抜けたチャリを持参、20キロ強をコース追走しながら応援したかすみどんです
    動画はしっかり撮れましたので、明日受診した時、お見せします

    • >>かすみどんどん
      まさかアオタイに来ていたとは!
      そして全く存在に気付きませんでした!
      失礼致しました!
      今回は本文にもあるように諸事情で前を向いて走ることしかしませんでした!
      明日楽しみにしております!
      ありがとうございます!

  • しばらくです^ ^
    9kあたりで抜かれ「なんでこんなところに?」と思うと同時に思わず声をかけましたが。
    スタート時のランナー群をぬって渡るのは無理ですもんね!その後も苦しんでいたんですね^^;
    本当いろんな意味でマラソンとは自分との闘いですよね。
    同時に、それに付き合ってくれる家族や周りの皆さんに感謝です^ ^
    おつかれさまでしたm(_ _)m

    • >>たくぞうさん
      少しお久しぶりです( ^ω^ )
      色々大変な思いをした大会でした!
      今回は家族がついてこなかったので何だかんだで寂しかったような気がしました。
      いつもは家族がいるのが当たり前だったのでそう感じたのかもしれません。
      いなくなって気付く家族のありがたみでした!

  • 落武者→弁慶→便慶のオチでしたか
    それでも4時間で完走はたいしたもんです
    ビオフェルミンは整腸剤 ×
    正しくは止瀉薬を使用しましょう

    • >>アニメ師匠さん
      止瀉薬でしたね!
      ビオフェルミンじゃなくて!
      以後気を付けます!
      その前に牛乳はもう飲みません!

  • お疲れ様でした。
    いつも頑張りを応援してます。
    鹿児島マラソンに落選した冷水町の応援団
    より

    • >>サッシーさん
      いつもお声かけありがとうございます!
      モチベーションが上がらない状況かもしれませんが、お互い頑張りましょう!
      いつも応援ありがとうございます( ^ω^ )

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