食とランニング(運動)について〜調味料編〜

4月に入り最低気温も10度を下回らなくなり、花粉の飛散量も減ってとても過ごしやすい日々がやってまいりました。
マラソンシーズンも終盤を迎え菜の花マラソンや鹿児島マラソンを目標に走ってきた方々は中々走らない日々が続いてませんか???
ドキッとしたでしょ???
みんなそんなもんですから大丈夫ですよ〜♪
ぼくも2月のようにメチャクチャ追い込んで走るってことがなくなって罪悪感に苛まれながら日々適当に走ってます〜♪
さて、今回の食とランニング (運動)は調味料編を書きます。
まだ1話と2話の話を読まれてない方は下のリンクからとんでください。
また長文になりますし、興味がない方にとっては非常に辛い文章ですが、知っていて損は絶対ないないようですので是非ご覧ください。
 
1:小麦
食の話の導入編として小麦の話を書きます。小麦とランニングがどう絡むか解説します。

2:米
少し踏み込んで日本人の基本とも言える米について書きます。意外と知ってるようで知らない米のことを書きながらランニングと絡めて解説します。

3:調味料

醤油・味噌・塩・砂糖・油これらの基本的な調味料の知られざる真実を書きます。これを知ったらあなたの体はグレードアップするでしょう。
4:どのような食事が良いのか
上の3つの話を踏まえて、ランナーにとってどんな食事が適しているのか書きます。これはもちろんランナーだけでなく、全日本人に言えることですので是非読んでいただきたいです。
 

3,調味料

醤油と味噌は大豆を発酵させて作る調味料です。
発酵食品なので、出来上がるまでに1年以上かかります。
しっかり作り上げようと思うと2年はかかります。
しかし、スーパーでよくみる一般的な醤油や味噌は4〜6ヶ月で出来上がります。
食品添加物を加えることで無理矢理発酵させて出来上がるのです。
期間を短くすればそれだけ大量に作れますので早ければ早いほど企業側は良いのです。
大量生産できるから安いのです。
1年以上かけて手間暇かけて発酵させた醤油はやはり高いです。
それだけの理由がちゃんとあります。
添加物を加えて何が悪いのかよくわからないかもしれませんが、不自然な現象で生み出しているので良いとは言えないと思います。
目に見えないから厄介ですが、発がん性物質であったり腸で消化できず栄養の吸収を阻害してしまったりします。
長年摂取し続けることで様々な症状が出てくることが多いので注意が必要です。
また、醤油と思って買って裏のラベルをよく見たら「しょうゆ風調味料」と書かれているものもあります。
これは要注意です。
醤油は一切入ってないのに見事に醤油の味が再現されています。
お寿司とかについてる醤油はほとんどこの「しょうゆ風調味料」です。
魚型のしょうゆ入れがまさにそれです。
「しょうゆ風調味料」の中には、塩水に脱脂加工大豆を塩酸や特殊環境の水熱分解でアミノ酸に分解したものや、グルタミン酸ナトリウムなど各種合成アミノ酸で調整したものなどが含まれています。
言わば、
大豆風味の黒い塩水です。
そのため、「しょうゆ」に比べて風味は浅く、塩水で味付けをしているかのような味わいになっています。

多くの味噌にも添加物が入ってます。
本来の味噌は「大豆、小麦、麹、米or麦、塩、水」これだけで作られています。
これら以外は全て添加物です。
主に入ってるのは、「調味料(アミノ酸)、ビタミンB2、酒精orアルコール、保存料(ソルビン酸等)」があります。
調味料(アミノ酸)は一見問題なさそうですが、人工的に作られた甘味料味噌の味を人工的に作るためのものです。
ビタミンB2は良さそうですが、見た目を鮮やかにするための添加物です。
また、見た目を綺麗にするために次亜塩素酸ナトリウムという漂白剤を添加したりもします。
アルコールは味噌の発酵を止めるために入れます。
何度も書きますが、味噌は発酵食品ですので常に変化します。
その変化を嫌う消費者がいるため商品の均一化を図るためアルコールで味噌の麹菌を失活させます。
また酒精で袋の膨張を防ぎます。
保存料はソルビン酸だけではありませんが、味噌によっては入ってるものがあります。
 
醤油の種類によって若干異なりますが、醤油に使用できる添加物を羅列します。
(一つ一つを覚えていただきたいのではなく、これだけのものが入っているということを知っていただきたいためあえて羅列します。)

  1. 甘味料 カンゾウ抽出物、サッカリンナトリウム、ステビア抽出物及びD-ソル ビトール
  2. 着色料 カラメルI、カラメルIII及びカラメルIVのうち1種
  3. 保存料 安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル及びパラオキシ安息香酸ブチルのうち3種以下
  4. 増粘安定剤 キサンタンガム、グァーガム及びデキストランのうち2種以下
  5. 酸味料 クエン酸、クエン酸三ナトリウム、コハク酸二ナトリウム、酢酸ナトリ ウム、L-酒石酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、氷酢酸及びDL- リンゴ酸ナトリウムのうち3種以下
  6. 調味料 アミノ酸 DL-アラニン、グリシン及びL-グルタミン酸ナトリウム
  7. 調味料 核酸 5’-イノシン酸二ナトリウム、5’-グアニル酸二ナトリウム及び 5’-リボヌクレオチド二ナトリウムのうち2種以下
  8. 調味料 有機酸 クエン酸三ナトリウム、コハク酸、コハク酸二ナトリウム、酢酸ナトリウム、L-酒石酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、フマル酸一ナトリウム及びDL-リンゴ酸ナトリウムのうち2種以下
  9. 調味料 無機塩 塩化カリウム
  10. 製造用剤 D-ソルビトール
  11. 日持向上剤 アルコール及びチアミンラウリル硫酸塩
  12. pH調整剤 乳酸

こんなにもいっぱいの添加物が入っていたりしますが、一括表示できたり、加工過程で添加するものには表示義務がありませんので書かれていないものがたくさんあります。
ここまでくると何を信じたらいいかわかりませんよね。
余談ですが、コンビニなどのおにぎりの加工過程の話をします。
おにぎりの米を炊くときに水を入れますが、その際添加物を入れます。
保存料、pH調整剤、油などを入れるのですが、これらを記載する必要はありません。
加工過程で入れるものに関して記載しなくていいからです。
今度コンビニでおにぎりを買ってお米の部分だけを取って水に浮かべてみてください。
油が浮きますから。
裏の原材料に油系のものは何も書かれていないのに浮くんです!
ぼくはそれ以来怖くなり極力外で買うおにぎりは買わないようにしてます。
 
ここで気になるのが、「だったらちゃんと作られた味噌・醤油ってどこにあるの?値段は?」ではないでしょうか。
最終的な結論は「値段」になります。
 
 



アマゾンでも取り扱ってました。
会社のホームページはこちらです。
ヤマロク醤油株式会社
お値段、アマゾン価格500mlで1134円です。
 
たまり醤油を得意とした醤油専門店です。
南蔵商店 青木弥右衛門

たまり醤油とは、大豆・麹・塩水のみから作られる醤油のことです。
小麦を入れていないので今流行りのグルテンフリーをされる方にはオススメの醤油です。
お値段、720mlで2160円です。
とにかく醤油作りに命をかけている姿がイメージできる醤油専門店です。
ミツル醤油醸造元
お値段、薄口、濃口、年代でバラバラですが、大体720mlで2000円前後です。
 
他にも紹介したら色々ありますので、探してみてください。
皆さんが言いたいことはわかりますよ。

『高い!!!』

 
そうなんです、本物は高いんです。
普通の醤油の5倍以上はしますよね。
こんなの買ってたら家計がもちません。
どうしたらいいのでしょうね。
結局はお金持ちしか健康は買えないというのか!
命は貧富の差で決まるとアメリカの研究ででたみたいだし、本当にそうなのかも・・・。
この解決方法は最後に書きます。
 
次はです。
塩には3種類あります。

・天然塩
・再生加工塩
・ 精製塩


天然塩

1)天日塩(天日干しで塩を作る)

2)平釜塩(天日干しの途中から平釜で煮詰める)
3)岩塩、湖塩(岩塩は化石になるでの長い時間の間に多くのミネラルが失われてしまい、自然塩のように海水の成分がそのまま残っていない)
注意すべきは、岩塩にはミネラルが含まれていないということです。

再生加工塩 
主に輸入した高純度の原塩またはイオン交換膜法により作った塩を、海水で溶解加熱した塩で、この際ミネラル分が失われ、辛味が強くなるので、にがりやミネラルを加えて成分調整を行います。
後からにがりやミネラルを加えられたはずですが、「自然塩」として販売されていることが多いです。
(自然塩という言葉の定義は今のところ曖昧のようで、にがりやミネラルが含まれていればいいようです)

精製塩
天日塩を海水を濃くした塩水で洗い、微量ミネラルを取り除いた後溶解され真空蒸発缶という装置で結晶される99%以上塩化ナトリウムは、原料は天日塩だが“精製”という化学的製法を経たもののことをいいます。
スーパーなどで売っている塩のラベルをみてみると「塩化ナトリウム99%以上」と書かれています 

まぁごちゃごちゃ書きましたが、どれが良いかって、天然塩が良いんですよ。
海に含まれるミネラルがしっかり含まれていて、自然のままなんです。

 
次に砂糖です。
砂糖はよく言われますが、白砂糖は甘い成分だけ含まれていて他の栄養素はほとんどありません。
しかも真っ白に見せるため漂白されたりしてます。
血糖値を急激に上げるため、インシュリンが大量に出て脂肪を貯めやすくします。
血糖値の急激な上下により気分の振り幅も大きくなり、自分で自分を抑えれない状態になったりもします。
また、白砂糖を分解するときにビタミンB1を使うので、前回の章で述べた脚気様症状が出やすくなります。
小麦粉だけでなく、白砂糖の取りすぎでも脚気様症状が出るということは、戦後特に1980年前後からの若者症状はなるべくしてなってるんですね。
食事は大事だ!
基本的に黒砂糖が良いようです。
砂糖を使う食品で使い分けた方が良いようですね。
 
え???なんかザツになってきたって???
もうね、調べたら調べただけ色んなことが出てきてもう何書いたらいいかわけわかんなくなってるんです!
自分で書いといてなんですが、疲れた!!!
けど、最後の油だけ書きます。
これも重要なんです(>_<)
 
最後にについて書きます。
油は腸で吸収されます。
普通の食物は小腸にたどり着くまでに色々分解されて小腸で体内に吸収されるとそれらは肝臓にたどり着きます。
肝臓はいわゆるろ過装置のようなものですので、余分なものを取り除く作業をします。
この肝臓というのは非常に働き者で、常に働いています。
人体で一番働いてると言っても過言ではないくらい働いてます。
労働基準法が体にもあるのなら間違い無く違反してます。
余談ですが、刺青をしている人は肝臓を悪くしてしまう率が高いです。
刺青は皮膚の汗腺を壊してしまうため、刺青を入れた部分から汗が出なくなります。
汗というのは体の不純物やらを外に排出する役目も持っているので、汗が出なくなるとそれだけその不純物のろ過装置である肝臓が常に働き続けないといけなくなります。
そして働きすぎて肝臓が疲弊し悪くなってしまいます。
ですので、刺青を入れて、酒を飲んでる人は必ずと言っていいほど肝臓を悪くします。
話を元に戻します。
肝臓で「異物」と判断されたものが分解されます(他の臓器でも分解されます)。
その後肝臓でろ過された物質たちがようやく栄養として心臓に送り込まれ全身に巡っていきます。
しかし、油は違います。
油は小腸で吸収されると油の組成をあまり変えることなく血液に排出されます。
肝臓はスルーされます。
油は体にとって異物ではないからです。
酸化した油やトランス脂肪酸を含む油でさえ、小腸で吸収されると血液中に放り出されてしまいます。
トランス脂肪酸は欧米では使用禁止になっているほどの体にとって非常に悪い油です。
常温でも溶けることなく、カビが生えもせず、虫が寄ってくることもない人工的に作られた油です。
その油が血液の中に溶けこんだらどうなるか皆さん想像できますよね???
血液はドロドロの状態になり、血栓ができやすくなり血管の中のどこかでつまりやすくなってしまいます。
また、酸化した油も発がん性物質ですので、それが血液の中に入ってくることを想像したら・・・これ以上僕が言わなくてもわかりますよね。
サラダ油を熱するとこれまた発がん性物質になります。
そもそも、サラダ油もまた作られた油です。
ばっちりトランス脂肪酸が入ってます。
植物性の油だから安心と思ってる方が多いと思いますが、製造過程で色んなものを添加されてもはや自然の物ではない構造に変化したものです。
油が酸化するとよくないということは皆さんご存知とは思います。
しかし、酸化するより、光に当たって劣化する方が尚更よくありません。
ですので、茶褐色のビンに入れて保存をしなければならないのですが、その必要がなくなりました。
なぜなら、添加物で光が当たっても劣化しないように作られたからです。
もうこんなこと言い出したらきりがないくらい様々なことがあります。
ですので、今回ぼくが油で言いたかったことは、油は血液にほぼ直で入りますよってことだけです。
油選びも大事ですが、やはりお金がかかってしまいます。
どうしたもんですかねぇ・・・。
結局調味料を買い換えようと思うとどうしてもお金がかかります。
調味料だから頻繁に買うわけではありませんが、月に1回としても、今回書いた調味料だけを買い換えたとしても、5000円前後は家計に響いてきます。
年間で考えると約6万円です!
これってちょっと家計に負担かかりすぎですよね。
負担をかけず健康な食事を心がけようと思うと、日本食に戻すしかなくなります。
米と味噌汁と漬物ともう一品あれば十分でしょう。
和食と日本食は違います。
和食は戦後作られた食事ですので、実は歴史が浅いです。
日本食にすれば調味料を使う機会は極端に減るので、今のように減っていくことはありません。
それで出費も減るから解決します。
けど・・・、そんなこと今の飽食の時代を生きていきた我々がするには困難を極めると思います。
なので、「なるべく」添加物が入っていなくて尚且つ「なるべく」安い品を選ぶのが一番です。
何がオススメかと言われると、これは皆さんそれぞれで探していただくのが一番だと思います。
その土地にある食材にはその土地の調味料が一番合います。
これはお酒もそうです。
ご当地のものを一緒に飲み食いするから美味しいのであって、北海道のお酒を鹿児島で飲んでもあまり美味しくないんです。
旅行に行って飲んだお酒が美味しいと思って買って家で飲んで、そこまで美味しく感じなかったことがあると思いますが、そんな感じです。
なんか話がそれました。
要は気にしすぎず、気にしなさすぎないことではないでしょうか。
解決方法になってないし、何のためにここまで書いてきたんだ!と思うかもしれませんが、小麦・米・調味料と様々なことを勉強してぼくが到達した結論です。
最終章の食事の項でこの辺のことをまた書きます。
 
皆さん、いかがでしたか???
ここまでお読みいただいた方、お疲れ様でした、そしてありがとうございましたm(_ _)m
本当はもっともっともっと書きたいことがあったのですが、ぼくもなんだか書いてて疲れました。
永遠に続く作業かと思いました。
「どこがランニング(運動)と関係があるんだ?」という声が聞こえてきます。
この調味料の話もしっかり書かないと最終章の「食事」が書けないのです。
次で最後となりますので、皆さんどうか、どうかもうしばらくのご辛抱を!!!
長文にお付合いありがとうございました!

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