クロールで鍛えるべき三種の筋肉

皆さん、元気ですかぁ！！！
コロナで世界がヤバいですね！
どの業界も軒並みマイナスだと思います。
しかもいつまで耐えれば良いのかわからないというのがまた不安が増大してるのでしょう。
しかし、大局的に考えると1年くらいすればウイルスの抗体が見つかり終息する「かも」しれないので今はとにかく耐えるしかありませんね。
特効薬が見つからない場合は…その時考えましょう！
今我々に出来ることは、手洗い・うがい・大勢の人との接触をなるべく避けるくらいでしょう。
そしてコロナの影響で暇になったのならその暇な時間を使って今自分に出来る事をすれば暇になんてならないはずです。
それぞれで耐えていきましょう！
 
 
さて、本題です。
まずはこちらのインスタにアップした３つの動画をご覧ください。
https://www.instagram.com/p/B9ZFJJxHZk_/
 
動画の順番でそれぞれ解説します。

クロールのためのトレーニング

①上腕三頭筋

この筋肉はクロールの際、着水から出水までずっと使われる。特に肩関節90度の位置から後方にかく（肩関節伸展）時に最大で使われる。インスタには書いていないが、この上腕三頭筋と三角筋後部はほぼ同じ動きをするので実質この二つを鍛えることになる。この筋肉を鍛えると強い推進力を得ることが出来きる。
泳ぎの速い人を見るとわかるが、一回かくとスーっと前に進む。あれは水を掴む能力も必要になるのでスカーリングの練習が大事である。この水を掴む能力は別として、いかに水をかく「力」があるかで進むスピードが変わってくる。
 

②広背筋

この筋肉も上腕三頭筋と同じように水をかく時に使われる筋肉である。マイケルフェルプスはこの筋肉を懸垂で鍛えていた。水泳選手を見るとわかるが逆三角形の体をしているが、この筋肉がそう見せているためである。トップスイマーであればあるほどこの筋肉が発達している。ということは、まず広背筋を鍛えることが速くなる条件と言えるだろう。
 

③大胸筋下部

胸の筋肉は全体的に必要であることは言うまでもない。ベンチプレスやダンベルフライなどで鍛えると比較的簡単に付きやすいが、下部となると少し難しくなる。この大胸筋下部は出水から着水までに使われる筋肉である。水泳を速くなるにはスクロールの回転数が絶対必要になる。水泳は水の中での動きだけでなく、水の外の動きも非常に大事になってくる。出水から着水が早ければ早いほど回転数も増えてそれだけ速く泳げるようになるということになる。この筋肉と「前鋸筋」という筋肉も合わせて鍛えると着水後の伸びが良くなり推進力を上げる事が出来る。
 

 
以上で動画の解説は終わります。
ここからはぼくの考えを書きます。
鹿児島の市営プールで練習していると中高生が練習しているのを見ます。
この生徒さんたちがプールサイドで筋トレしているのを見るのですが、主に体幹ばかりしてます。
確かに体幹は大事です。
体幹の役目は上半身と下半身の「繋ぎ」です。
上下の連動をいかにスムーズに行うかで競技レベルが格段に上がります。
しかし、生徒さんたちがしているトレーニングは申し訳ないのですが、あまり効果を感じることのないトレーニングだと思います。
なぜなら負荷が弱いからです。
中高生であれば筋肉量がまだまだ少ないわけですから負荷を強くして鍛えないと中々筋肉は付きません。
プロテインを飲むなどして筋肉量を増やすことも意識しなければいけません。
一般的な体幹トレーニングよりもダイレクトにウエイトを使って腰や腹筋を鍛えた方が体幹は確実に鍛えられます。
1ヶ月もすれば実感するでしょう。
一般的な体幹トレーニングでは効果を感じることは非常に難しいです。
これは一般的体幹トレーニングを否定しているのではなく、あれは単純に見えて難しいトレーニングですので一般人が見様見真似でするにはハードルが高過ぎるのでオススメ出来ないだけです。
しっかりやれば効果は確実にありますが、それよりもウエイトを使って鍛えた方が効率的だとぼくは自分でやって実感しました。
 
陸でしっかり鍛えて水中でそれらの筋肉を使えるようにする事が大事です。
ウエイトトレーニングだけでレベルが上がることはまずありえません。
何より大事なのは泳ぐことです。
今はコロナウイルスの影響で泳ぐ事が出来ない人も多いと思います。
しかし、陸で出来ることがちゃんとあります。
頭を使ってこの困難を乗り切りましょう！